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KPIとKGIの違いは?意味のあるKPIマネジメントを行うための適切なKGI/KPI設定方法

実際に業務で大小のKPI設定を行い、マネジメントや評価でも利用してきた中で、本当に抑えておくべきポイントのみ紹介します。

いくつかKPIに関する本が出版されていますが、KPI設定自体に多くの知識は必要ありません。最初のステップで基礎的な知識をつけておけば、あとは経験を積むのみです。

ただKPIの設定する意義を知りたいのであれば以下の本をお勧めします。

元リクルート系の会社でマネジメントに携わっていた中尾隆一郎さんの本です。本書以外にも数々のビジネス本を出しています。

早速KPI設定における重要ポイントを紹介していきます。

KPIマネジメントを行うためのKGI/KPI設定方法

まずKPIマネジメントを行う前にKPI、KGIそしてCSRを理解する必要があります。またKPIを定める、運用する上でのルールがあります。そのルールを無視して思いつきで見えている課題に対するKPI設定を行い、進み始めてしまうと高確率で失敗し手戻りが発生します。

まずはルールを把握したうえで現在課題となっているPJやサービスのKPI設定を進めていきましょう。

本書を読んだきっかけ

部署異動により改めて事業やPJ KPIを見直す取り組みに参画したことがきっかけです。

元々広告関連のKPI設定をPJやサービス毎に設定、見直しを定期的に行っていたこともありますが、今回実質1から設定し直しが必要であり、原点に戻る意味でもKPI本をいくつか読み直してみました。

その中の1冊になります。

本書から取り入れるポイント

見直す中で改めて重要だと感じたポイントを書いていきます。

MECEにすること

これはKPIを意識している人であれば何を今更ですが、当然すぎて漏れていることもあります。改めて今回前部署のKPIをいくつか見直してみましたが、MECEに出来ていないポイントが見受けられています。

例えばデバイス別の広告売り上げ
・PC
・SmartPhone
・Tablet
・App

ブラウザのUserAgentを見て振り分けていますが、ルールベースで振り分けを実施しており、サムスンブラウザ等の新ブラウザに対応できていません。
本来はOtherを追加してOtherの比率や売り上げも見る必要があります。
※おそらく設定当初は無視できるレベルだったため、意図的に外されたと推測されますが、Otherのシェアが増加してきた場合に検知できません。

KGIの設定が大事である

KGIビジョン

初めにやることはKGIの設定であり、KGIの指標を事業責任者と握っていることが大前提です。

KGIがない場合はそもそも設定するところからスタートになります。(私が見てきたサービスでは、そもそも数値化されたKGIがないケースも多くありました。)

また重要なポイントとしてKGIの指標および目標値の合意を取ることです。

事業責任者が忙しいから、判断できないから、当然合っているだろうから、という理由で先に進んでしまうと、いくらその後のプロセスが正しいとしても、KGIが切り替わった場合に全て巻き戻ることになります。

またこれは独自の経験として、KGI指標を極力変更しないということです。KGIの目標数値は市場や周辺の環境に左右され変動することもあるかと思いますが、指標自体は本来変わらないはずです。

悲惨な時には半年スパンで指標自体が変わる、不明になり施策を全てリセットするケースも見てきましたので、すり合わせるタイミングで長期的なKGIであることを握っておく必要があります。

KGI→CSR→KPI

KGIは目標達成指数。事業KGIであれば事業の目標達成における指標であり数値です。
KPIは重要業績評価指標。KGIを分解した先にある重要な指標と目標値です。

例えばあるレストランのKGIとして売上1000万円を目指す場合、1000万円を分解すると客単価×来店人数になります。この客単価や来店人数をKPIに定めます。

実際は全指標をKPIとして定めるのではなく、ツリー構造で分解していった先に売上1000万を達成する上で必要となる重要指標となります。

ここで本の中で繰り返し伝えているKPIの重要なポイントとして、以下3点が重要と置いています。

  • コントロール可能な指標であるか。市場規模など、そもそもコントロール不可の指標をKPIと定めたところで打ち手がない
  • 定量化されているか。多く獲得するのではなく、XXX万人達成など定量的な目標とできるか
  • 取得が可能な数値であるか。すぐに出せるか。安定して取得できるか。そもそも可視化できない数値の場合は現状や達成可否すら判断できない

そして残りのCSRは主要成功要因となります。KGIを達成するために最も影響がある要因です。例えばコックの人数や設備投資費用などです。

この3つを明確にした上でKPI達成を目指した施策を検討していくステップとなります。

コントロール不可の指標は定数化する

これは私自身は無意識に取り組んでましたが重要なポイントです。KPIツリーを作っていくと必ずコントロール不可な指標が出てきますが、コントロールできないから不明と置くと、そもそもの計算式が作れなくなってしまいます

そのため前年の数値や平均値などを置くことでKPIがどこまで伸びればKGIを達成できるといった計算式を立てられるようにすることがポイントです。

加えて事業戦略上、重要性が低い指標も定数化してしまいましょう。

単純にする

KPIを定めて終わりではなく、各メンバまで浸透させること、理解してもらうことが最も重要な点です。そのためKPIは分かりやすく、KGIとの繋がりを分かりやすくすることが必要です。

KPI未達成時のアクションを決めておく

いつ、悪化ライン、何をするか、決定権は誰が持っているかを明確にしましょう。

例えば売り上げが思ったより悪くあらかじめ引いていた閾値のXXXを下回った→事前に決めていたキャンペーンを打つ→決定権を握っている人に迅速に判断を委ねる。ようなイメージです。

まとめ

KPIは事業やPJなどの規模に関わらず成功かどうかを判断する上で確実に定めるべき指標です。

以下のポイントを改めて意識して意味のあるKPIを定めるようにしましょう。

  • KGI→CSR→KPIを定める
  • KGIは事業責任者と合意を得る
  • コントロール可能で追っていける、かつ重要な指標をKPIとして定める
  • 全員が理解して動けるKPIとする
  • KPI悪化時のアクションプランはあらかじめ決めておく


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