ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイといった、過去ハードの名作をダウンロード購入で楽しめる任天堂のサービス、バーチャルコンソール。
今回はそのバーチャルコンソールの中から、ニンテンドー3DSでプレイ出来るおすすめソフトを計12本紹介します。
時代を反映した高難易度のソフトから、丁寧に作られた遊びやすいソフトまで様々。ぜひ最後まで見ていってください。
ソフト紹介で「難易度」・「やりこみ度」の欄にある★の意味は以下の通り。
:難易度が高い、やりこみ度が高い
:難易度が低い、やりこみ度が低い
スポンサーリンク
【3DSバーチャルコンソール】旧3DSでもプレイ出来るおすすめソフト
3DSのバーチャルコンソールタイトルは、以下の2つに大きく分かれています。
- 全ての3DSでプレイ可能なタイトル
- Newニンテンドー3DS専用タイトル
まずは前者の、全3DSでプレイできるソフトを7つ紹介します。
スーパーマリオブラザーズ
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985/09/13 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約681万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約10時間 |
価格 | 524円(税込) |
当時ファミコンで発売した、スーパーマリオシリーズの第1弾です。ファミリーコンピュータを代表するソフトとして、真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。
この記事を読んでいる方は、ほとんどがプレイ済みかもしれません。ステージ3-1のゴール前で、ノコノコを使った無限1UPをしたという方も多くいると思います。
攻略法はあらゆるサイトで紹介されており、ステージ間を移動するようなワープゾーンも存在するため、アクションがある程度出来ればクリアは難しくないはず。
ただ、最終8ステージ目には中間地点も無く時間制限も厳しいため、慣れていないと苦戦を強いられる難易度です。
ちなみに、シリーズタイトルとしては『2』『3』『USA』なども配信済み。New3DS専用タイトルとしては『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオカート』などのスーパーファミコンタイトルも発売しています。
最近では、3D系のマリオも人気ですが、いま遊ぶ「スーパーマリオブラザーズ」も違った面白さがあり、まずオススメしたい一本です。
魔界村
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986/06/13 |
発売元 | カプコン |
売り上げ本数 | 約164万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 10時間~ |
価格 | 524円(税込) |
プリンセスを救うため、主人公アーサーが6つのステージを突破して大魔王のもとへ向かうアクションゲーム。
大元となったアーケード版よりも、さらに難易度が高いと言われているファミコン版の移植なので、チャレンジする際は覚悟が必要です。
空中での制御が効かず使い勝手の悪いジャンプや、ステージ1から登場する強敵「レッドアリーマー」など、プレイヤーの心を折りに来る要素は数知れず。
それでも、やり込んでいるうちに少しずつ上達を実感できる絶妙な難易度調整は、不思議と病みつきになる魅力を秘めています。
エンディングを見た後に続くストーリーの仕掛けも必見で、もはやエンディングを見ること自体がやり込みと言っても良い手応えです。
そこまで腕に自信がないという方は、New3DS専用で配信されている『超魔界村』もおすすめ。こちらの難易度はやや抑え気味です。
ファイナルファンタジー
ジャンル | RPG |
発売日 | 1987/12/18 |
発売元 | スクウェア |
売り上げ本数 | 約52万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約20時間 |
価格 | 524円(税込) |
国民的RPG、FFシリーズの第1作です。クリスタルを持った4人の「光の戦士」たちが、世界に平和を取り戻すため旅をします。
今ではファイナルファンタジーシリーズでおなじみとなっているジョブシステムもすでに搭載済み。
戦士・モンク・シーフ・白魔術士・黒魔術士・赤魔術士の6つの職業が存在し、4人のパーティメンバーはゲーム開始時にいずれかの職業を選ぶことになります。
1作目から現代のFFらしさに通じる要素も含まれているFFIですが、昔のソフトだけあって難易度は高めです。
転職システムが無く、上で記載したジョブ編成がすべてを決めると言っても過言では無いため、プレイする際はおすすめのパーティ構成を攻略サイトで見ておくことを推奨します。
シリーズでは『II』~『VI』もバーチャルコンソールで配信済み(『IV』~『VI』はNew3DS専用)。
レベルを廃止した独特の成長システムが特徴的な『ファイナルファンタジーII』や、本格的なジョブシステムが実装された『ファイナルファンタジーIII』などもおすすめです。
ポケットモンスター 赤 / 緑 / 青 / ピカチュウ
ジャンル | RPG |
発売日 | 1996/02/27(赤・緑) |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 合計1,300万本以上 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 30時間~ |
価格 | 各1,222円(税込) |
収集・育成が無限に楽しめる『ポケモン』シリーズの初代バージョンも配信中です。最近ではさまざまなyoutubeでも配信されることが増えており、初代人気も高まっています。
当時は通信ケーブルを使っておこなわれた交換・対戦は、3DSのワイヤレス通信で対応。当時の雰囲気そのままに、図鑑集めをやり直すことも出来ます。
最初からピカチュウを連れて行ける「ピカチュウバージョン」も同じ価格で購入可能です。
最初のニビジムがやや難所ですが、ニドランの「にどげり」やマンキーの「けたぐり」などで突破し、ピカチュウや最初に選ぶ3匹との旅を楽しみましょう。
色々なタイプのポケモンを捕まえつつ適度にレベル上げをすれば、序盤以外で苦戦するような要素はほぼ無いため、全体的な難易度は低め。子どもでも遊びやすいバランスです。
ちなみにポケモンシリーズでは、2作目となる『金・銀』も配信中ですので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
ポケモンカードGB
ジャンル | カードゲーム |
発売日 | 1998/12/18 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約139万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 30時間~ |
価格 | 628円(税込) |
初代ポケモンをベースにして「ポケモンカードゲーム」をTVゲーム化したソフト。
収録カードは初代ポケモンに限定され、現行とはルールが異なる部分もありますが、ルール説明も丁寧なので、ポケモンカード入門としても優れた作品です。
ストーリーは本家ポケモンのオマージュのようになっており、8人のカードクラブにいるクラブマスターを倒すと四天王に挑戦出来るというもの。進捗が分かりやすく、成長も実感しやすい構成になっています。
登場するカードは全220種類以上と、初代ポケモンより多い数。ただし、対戦に勝つ度カードを10枚以上もらえるため、収集のテンポは思いのほか早いです。
ある程度の段階でデッキの構築に集中出来るため、自分だけの組み合わせを思う存分考えられます。
最後に、バーチャルコンソール化にあたっては通信機能が実装されていないので、その点はご注意ください。
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
ジャンル | シミュレーションRPG |
発売日 | 1990/04/20 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約33万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約40時間 |
価格 | 524円(税込) |
マス目に沿って進軍するという、オーソドックスなシミュレーションゲームの基礎を確立させた『ファイアーエムブレム』の1作目。
「死んだユニットは生き返らない」というシリーズの伝統を作り上げたソフトでもあり、難易度はシリーズの中でも比較的高め。
ただし、バーチャルコンソールの機能として「いつでもセーブ」が可能なので、それを使った上での実質的な難しさは星2つ相当です。
シリーズ1作目ということもあり、システム面がやや粗いので注意してください。ダメージや追撃の有無がひと目で分からないなど、最近のシリーズ経験者からすると不便に感じる部分も多いかもしれません。
何度もリメイクを繰り返している王道の作成でもあり、とくにスーパーファミコンで発売された「ファイアーエムブレム 紋章の謎」は評価の高い作品で、同じくバーチャルコンソールで配信されています。
他のタイトルとしては、後に『Echoes』としてリメイクもされた『外伝』も配信中。New3DS専用タイトルとしてはスーパーファミコンで発売された他の2作品、『聖戦の系譜』『トラキア776』も発売中です。
半熟英雄
ジャンル | シミュレーションRPG |
発売日 | 1988/12/02 |
発売元 | スクウェア |
売り上げ本数 | 不明 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 5~10時間 |
価格 | 524円(税込) |
敵国の城を制圧することが目的であるシミュレーションゲームの第1作。ギャグやパロディ満載のコミカルタッチな雰囲気が特徴的です。
戦争を描いた世界観でありながら、不謹慎なほどノリが軽い半熟英雄。システムも直感的で分かりやすく、ボリュームも控えめなので、短時間で手軽に楽しむのに向いています。
ふざけたノリとは対照的に、難易度はそれなりに高いので注意してください。
進軍はリアルタイム性なので操作が忙しく、戦略性や判断力が問われるゲーム性です。スピード感のある戦闘が好きな方は楽しめるでしょう。
BGMを担当するのは、FFシリーズでおなじみの植松伸夫さん。
FFとは少し違う雰囲気ですが、世界観に合った軽快な曲調でプレイする人のテンションを上げてくれます。
スポンサーリンク
【3DSバーチャルコンソール】New3DS専用おすすめソフト
ここからは「Newニンテンドー3DS」専用タイトルのおすすめを5つ紹介します。
プレイ出来る環境は限られますが、スーパーファミコン時代の名作が数多く楽しめます。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 1991/11/21 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約116万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約15時間 |
価格 | 943円(税込) |
魔王ガノンを倒すため、主人公リンクが冒険を繰り広げる『ゼルダ』シリーズ通算3つ目の作品。
回転斬りやダッシュ斬りなどのアクション、ブーメラン・弓・爆弾といったおなじみの要素もすでに登場しています。
ダンジョンには遊びごたえのあるギミックが多く、頭を使う謎解き要素も多数。
2013年に3DSで発売された続編『2』に通じるような仕掛けもあるので、そちらを遊んでいる方には特におすすめです。
難易度は星2つとしていますが、攻略方法を知っているかどうかで激変します。
事前情報無しの初見プレイでは苦戦すると思いますが、攻略サイトを見てアイテムなどを適切に収集・使用していけばクリアは難しくないでしょう。
ゼルダシリーズは、ゲームボーイ系で発売したものを含め全7タイトルがバーチャルコンソールで配信中。他の作品も遊び応えのある良作ばかりです。
スーパードンキーコング
ジャンル | アクション |
発売日 | 1994/11/26 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約300万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 10~15時間 |
価格 | 838円(税込) |
力自慢のドンキー、すばしっこいディディーを操作してステージクリアを目指す、横スクロール型アクションゲーム。
完成度の高いステージギミックやグラフィックは、今遊んでも違和感の無いレベルです。
ステージにおけるアクションの難易度はやや高く、シリーズ初プレイの方は苦戦するかもしれません。
ただ最初のステージには、残機を増やす風船が数多く配置されているなどの救済要素もあるため、あせらず準備をすれば突破出来るでしょう。
やり込み要素としては、隠されたボーナスステージを見つけることで達成度がMAX101%まで上がる仕組みがあります。
自力で全て見つけるのはかなり難しいですが、チャレンジしがいのあるおまけ要素が入っているのも特徴です。
シリーズタイトルでは続編にあたる『2』『3』も配信中。余談ですが、『ドンキーコング』というタイトルでありながら、実際にドンキーコングが操作できるのは『1』だけとなっています。
がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 1994/12/16 |
発売元 | コナミ |
売り上げ本数 | 約170万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約15時間 |
価格 | 838円(税込) |
江戸時代を舞台にした和風な世界観が特徴の『がんばれゴエモン』シリーズ。
今回あえて『3』を紹介しているのは、おなじみの4人がパーティキャラとして初めて揃ったソフトだからです。ゴエモン、エビス丸、サスケに加えてヤエが初登場し、それぞれの役割が明確に分けられました。
今作のシステムは、探索・謎解き要素もあるアドベンチャー風味のアクション。ステージクリア型では無いため、イメージとしてはマリオよりもゼルダに近い雰囲気です。
4人の特性を考えながらキャラチェンジを繰り返し、ダンジョンの仕掛けを突破していきます。
ボス戦では、ファンにはおなじみのロボット「ゴエモンインパクト」を使った戦闘もあり、爽快感バツグンの派手な演出は、ストレス解消にもってこいです。
各ステージに配置され、取るとライフが増える「招き猫」を全部集めるとエンディングが変化するという隠し要素も。やり込み要素も多いシリーズ第3作です。
カービィボウル
ジャンル | アクション |
発売日 | 1994/09/21 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 不明 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約10時間 |
価格 | 838円(税込) |
ピンクのボールになったカービィをショットしてカップインを目指す、いつものシリーズとは全く違うゲーム。
公式でのジャンル表記は「アクション」ですが、ゴルフとビリヤードを合わせたようなテーブルゲームとなっています。
各ステージには敵が数体配置されており、カービィの体当たりによって倒していくと最後の敵がゴールへと変化。
自分自身をゴールに突っ込むことでステージクリアとなります。「倒した敵の能力はコピー出来る」というカービィらしいシステムもあり、コピー能力を活かすためには、敵を倒す順番が非常に大事です。
表記の難易度は、クリアだけを目指す場合のもの。クリアした打数に応じて金・銀・銅メダルが貰える要素もあります。
最高評価である金メダルを目指すプレイヤーも多いと思いますが、そこを目標にした場合の難易度は星3つです。
MOTHER2 ギーグの逆襲
ジャンル | RPG |
発売日 | 1994/08/27 |
発売元 | 任天堂 |
売り上げ本数 | 約30万本 |
難易度 | |
やりこみ度 | |
プレイ時間 | 約20時間 |
価格 | 943円(税込) |
「大人も子供も、おねーさんも。」というキャッチコピーと共に発売されたRPG。今でも最高のRPGと評価する人も多い名作ソフトです。
ストーリー展開は王道ながら、「どせいさん」などクセのあってユニークなキャラクターが多数登場し、プレイヤーの心をつかみました。
シナリオは、世界観の説明やキャラクターの心理描写が少ないため、初プレイでは突然の展開に戸惑いを受けるかもしれません。プレイヤーに考えてもらう、感じてもらうことを重視した見せ方になっています。
システム面では、当時珍しい「シンボルエンカウント」の採用が特徴的です。無駄な戦闘が抑えられるので、テンポ良くスムーズに進行が出来ます。
また、味方のHPが「ドラムローム」のように回転しながら変動するのも大きな特徴。残りHPを超えるようなダメージを食らっても、ドラムが回り切る前に戦闘を終えれば戦闘不能にはなりません。
RPGとしては自由度がかなり低いですが、難易度も抑えめで子どもから大人まで楽しめる作品。
独特の世界観に浸りながら旅をしたい方におすすめです。
まとめ
以上、3DS用バーチャルコンソールのおすすめソフトを紹介しました。
今のソフトと比べるとグラフィックなどで劣る面はどうしてもありますが、システムの完成度は高く、いまでも楽しめる作品が盛りだくさんです。
価格も手頃なソフトが多いので、当時遊んでいた大人はもちろん、子ども向けとしても購入してあげるのはいかがでしょうか。
また今回はバーチャルコンソールからのおススメを紹介しましたが、ニンテンドー3dsはダウンロード専用ゲームも魅力的なゲームがたくさんあることも特徴です。