iPhoneはAndroidと異なり古い端末でもOSのアップデートが長く保証されており、長期間にわたって使い続けることが可能です。
2年に1回買い替えている方はこちらを見て高速化した後に、もう1度検討してみるほうがよいかもしれません。全てを意識して実施することが必要です。
特にiPhone5s、iPhone6 6s系を利用している方は効果の高い内容となっています。
OSのバージョンアップは最新になっているか
全項目の中で一番大事な点です。iOS12またはiOS13に速やかにアップデートしましょう。iOS13はの対応機種はiPhone6s以降になります。
現在の利用バージョンは「設定」→「一般」→「ソフトウェアバージョン」から確認する事が可能です。
特にiOS12のアップデートでは古い端末の性能改善が実施されており、体感できるレベルまで高速化することが可能です。
2013/9に発売されたiPhone5s以降対応していることもあり、古い端末でもアップデート可能です。アップデートを放置している方はこの機にアップデートをお勧めします。
不要なアプリの停止・デバイスの電源を切る
使っていないアプリをホームボタンをダブルクリックしてクローズ( XシリーズiPhoneまたは2018 iPad Proで上にスワイプ )して不要なアプリはスワイプしましょう。
また上記に加えて定期的に電源を切ることでメモリがクリアされ厄介なアプリを修正できることがあります。
私の端末(iPhone7)では体感できるほどの改善効果は期待できませんでしたが、利用状況によるとのことで、一度試してみるのは良さそうです。
使用しないアプリやファイルを削除する
使用していないアプリ・ファイルは削除する習慣をつけましょう。
最新のiPhoneは性能も高くストレージ容量も多いため問題にはならないですが、古い端末の場合は最大値近くまで利用していることで空きスペースの有効活用が出来ず動作が遅くなる原因となります。
不要なアプリは削除する、写真などのデータがたまってきた場合はPC上に移動する、クラウドサービスを利用して保管場所を変更することをお勧めします。
少なくとも1GBの空き容量がある状態を維持するようにしてください。
現在の利用状況は「設定」→「 一般 」→「 iPhoneストレージ 」から参照できます。
同じ画面にある「未使用のAppを取り除く」機能もお勧めです。削除した場合は再インストールすることで元の状態に戻すことが出来ます。使い方はこちらの記事が参考になります。
バックグラウンドプロセスを停止する
以下2点を停止することで高速状態を維持できること、バッテリーの寿命を延ばすことに繋がります。
「設定」→「iTunes StoreとApp Store」→「 自動ダウンロード 」を全てOFF
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」をオフに変更
例えば位置情報を利用したアプリなどは有効ですが、大体のアプリはオフにすることによるデメリットはありません。古い端末の場合には必須で実施しておきましょう。
SafariのCookieとデータを消去する
「設定」→「 Safari 」→「履歴とWebサイトデータを消去」することによりSafariの速度改善が可能です。ただしURL情報の推測や一部のサイトで自動記憶されていた設定が消えてしまう可能性がありますので注意してください。
長くSafariを使い続けている方ほど効果が見えますので実施してみると良さそうです。
あくまでもSafariアプリの高速化のため、現状特にSafariの動作速度に問題がない場合は実施を控えるようにしてください。
iPhoneのバッテリーを交換する
iOS 10.2.1以降の機能として、バッテリー性能を維持するために古いバッテリーを利用しているiPhoneの速度をわざと落とす機能が実装されています。
そのためバッテリー交換することによりバッテリー性能はもちろんですが、通常の挙動も向上する可能性があります。
交換する必要性については以下設定画面を見て確認してください。
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」を確認し、お使いのバッテリーは著しく劣化しています...と出ていると交換検討したほうがよいかもしれません。
新機種に買い替える場合より安く済みます。詳細はAppleのページを参考にしてください。
バッテリーの寿命を保つコツは上記のバックグラウンド停止に加えて、自動輝度を有効にすることが重要です。
まとめ
ここまでのまとめです。
- iOSバージョンは最新までバージョンアップする。古い端末ほど効果的
- 不要なアプリは小まめに停止する
- 利用していないアプリは削除する
- SafariのCookieとデータを削除する ※Safariのみ
- 使い続ける予定であればバッテリー交換も検討してみる
冒頭に書いている通り、最新のiPhoneでは意識する必要がない項目も多いですが、古いiPhoneを利用しており継続利用したい方は試してみてください。