「やり抜く人の9つの習慣」を読んだので、要約メモの記事です。
本書を知ったきっかけは以下の動画から、
DaiGoさんは元々いくつかの動画でも発信しているように習慣化の重要性を伝えており、関連する本も出しています。動画内でもある通り、1日の半分は習慣化された行動であり、習慣をコントロールできることで半分の時間を有効化できるよね。という話から重要だと説いています。
動画内で2冊の本を紹介されているのですが、そのうちの1冊です。集中して読むと1時間~1時間半ほどで読めます。事例も必要最小限に収まっており必要なポイントだけ読み進めることが出来るため、動画を見てみて少し気になったら読んでみることをお勧めします。
早速読んでメモした要約を一気に書いていきます。
「やり抜く人の9つの習慣」要約
目標に具体性を与える
目標を具体化する。定量的にする。いつまでに達成するのか期限を決める。
頑張って食事制限をして痩せる→3か月までに10キロ痩せるに変換する。
メンタルコントラストを活用する。成功している姿を思い浮かべて、どうやったら目標を達成したといえるかを考える。「昔着ていたお気に入りの服を着れるようになる」など
いまとの差を明確にして、自分に足りないものを洗い出す。障害を明確にする。成功のイメージをすると同時に、失敗するパターンをイメージして障害を取り除くための行動を明確にすること。
障害について本当にそれが障害なのかを考える。なぜそれが障害になっているのかを考える。例として仕事が遅いから夜ご飯を食べるのが寝る前になってしまう等
目標達成への行動計画を作る
「いつ何をやるか」を明確にする。例えば、毎週の月・水・金曜日には出勤前に必ず運動をする。といった決めをする。日々の計画を具体的な行動レベルまで落とし込めていると行動する可能性が3倍に跳ね上がる。
if-thenプランニングを設定しておく。これも前々からDaigoさんが推奨している習慣作りのテクニックです。
例えばダイエットに当てはめると
もし「決められた時間以外に何かを食べたくなったら」
「ミックスナッツを一口だけ食べる」といった設定。脳が記憶しやすい文型のため習慣化に繋げやすい。
無意識に習慣化出来るやり方としてシンプルですぐにでも実践できる方法。
無意識に行動できるようになることが大事。
目標までの距離を意識する
フィードバックを受けることで今日までの距離を確認する。
他人からフィードバックを受けるか自分自身で 進捗状況をモニタリングする。 他人からフィードバックを受ける場合は既にその分野で成功している人に受けることが良い。プライドを捨てる。
これまで思考からこれから思考に切り替える。例えばマラソンで15キロ走る必要がある時に9キロ走った状態で9キロ走ったとして満足感を得るのではなく残り6キロあると考えることが必要。
9キロも走ったのだから頑張った。ではなくあと6キロ頑張ろうという考え方を先行させる。
現実的楽観主義者になる
望むものは簡単に手に入る、自分は絶対に実現できるという考え方は目標達成のモチベーションを維持するためには不可欠であるが危険。引き寄せの法則に従い確実に失敗する。
同時に目標達成が簡単ではないことを意識することが必要であり、「 現実的な楽観主義者」 になることが重要。
モチベーションを維持するためにもif-thenプランニングは効果的。
中間の目標を立ててNGだった時のリカバリプランも準備しておく。
成長することに集中する
失敗することは問題ないと考えることは必要。不安感は最大の達成阻害要因になる。
証明ゴールから成長ゴールにする。
- 証明ゴールはこれを成し遂げることで自分の力を証明するという考え方
- 成長ゴールはこれを成し遂げることでこのぐらい自分が成長できるという考え方
証明ゴールの考え方の方が不安感が大きくなる。ダイエットにあてはめると痩せることで周りを見返してやる→痩せることで自分に自信をつけて行動力を高めたい。といった切り替えが大事。
興味があることに取り組んでいる人の方が活力が高い状態を維持できる
完璧主義者にならず失敗しても取り戻せる(失敗しても問題ない)という考え方で前に進む。
昔の自分と今の自分を見比べて成長しているかどうかを考えてみよう。
やり抜く力を持つ
困難にも屈せず長期的な目標に向かってやり抜く力=Gritを高めよう。Gritは心理学的用語で長期目標に向かうための粘り強さとやる気という意味。
Gritを持っている人は大学入試でも高い点数を獲得し教育水準も高いことが分かっている。
上手くいかない、目標が達成できないのは自分に能力がないせいだ、才能がないからだと、他者のせいにして諦めてしまうことはNG。
努力すること正しい戦略を立てること詳細なプランを立てることを達成するまで諦めないことが重要であり、いずれも生まれつきの資質ではない。
失敗したときの考え方も、努力不足だった戦略を間違えていたプランが練れていなかったなど、自分の努力や行動のせいとして考える。失敗の原因を自分のコントロール下に置くことで 成功は自分次第と考えることができる。
素晴らしい成長の機会に恵まれたとしても、成長することはできないと思い込んでしまえば、成長の機会にはならない。
どうしても私には無理だと思ったら、今の私には無理だと言い換える。
ちなみにGRITという言葉は有名で以下のTED動画で把握することが可能です。素晴らしい動画なので是非。「才能とやり抜く力は別である」
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
全ての挑戦に対する阻害要因の共通点は誘惑に負けること。どういった目標達成に向けた行動でも誘惑に負けないように意志力を鍛えることが重要になってくる。
意志力を強くするためには、これまで自分がやったことがない有益なことを自分の意志でやり続けられるようにすること。例として普段インドアで運動しないが日々の活力を出すためにジョギング(自分にとって有益)を継続する。
上記の行動をやり続けることで意志力を鍛えることができる。
誘惑に打ち勝って続ける価値のあるものなら何でも挑戦してみる。
また意志力が強い人を思い浮かべるだけで、意志力が回復することが分かっている。
自分を追い込まない
限りある意志力を有効に使うこと。困難な目標を二つ同時並行して進めない方が良い
どんな目標でも簡単なやり方を見つけようとする。あえて難しい道を選ばないこと
自分の意志力を過大評価することはNG。自分の意志力には限りがあることを知る。
何かを止める時は段階的に止めるのではなくすっぱりとやめる。 例えばお菓子を止める時は少しずつ食べる量を少なくすることではなく一気に止めることが大事。
自分自身を見て誘惑に弱いポイントを 認識しておく。またその誘惑ポイントを避けるような行動する。
この項目のポイントとしては意志力は限りのあるもの。意志力を使うイベントを極力避けること。自分の過大評価していない意志力で達成できるアクションを設定することがポイント。
やめるべきことよりやるべきことに集中する
例えばカッとなってしまう人が、カッとなってしまうことをやめると考える→カッとなった時には深呼吸を3回する。のようにif-thenルールで置き換える
前項で洗い出している障害に対してのif-thenルールで代替するようにするとよい。
まとめ
- 才能とは努力や経験によって誰でも得られるものと認識すること。誰かが実践できていることが自分でも出来る。
- まず明確な目標と期限を立てる
- 目標達成までの障害をリストアップする
- if-thenプランを立てる
- 現状と目標までの距離を認識する
- モチベーションを維持し達成するために何が必要か、なにが阻害要因になっているかを認識する
- 必ず成功すると考えることが必要。ただし成功までには困難な道のりが待っていると同時に意識する
- 最初から完璧を目指さず失敗しながらでも少しずつ成長していく前提で考える
- 言い訳をせずにどんな目標でも絶対に成功できると考える。失敗しても自分のコントロール下にある失敗要因を振り返ること
- 意志力には限りがあることを認識しておく。また意志力に対して過剰な期待をしない
- やらないことではなくやることに焦点を置いてプランを立てる