この記事では共にミドルエンド機種帯に位置するMOTOROLAのmoto g8 powerとmoto g8 plusについて、どちらがコスパ観点で総合的に優れているか徹底比較していきます。
moto g8 plusは2020/3に発売、moto g8 powerもg8シリーズの一つで2020/5に発売されている機種になります。
価格帯はともに同程度の価格帯となっています。両機種に特徴がありますので、ぜひこの記事を参考に自分に合う機種を選択してみてください。
Contents
- 1 moto g8 powerとmoto g8 plusのパフォーマンス比較
- 2 moto g8 powerとmoto g8 plusのスペックの違い
- 2.1 OS moto g8 powerは最新OSのAndroid10対応
- 2.2 ディスプレイ性能
- 2.3 プロセッサー、RAM(性能)はmoto g8 poweroto g8 powerが優秀
- 2.4 カメラ性能はmoto g8 powerが優秀
- 2.5 無線機能対応
- 2.6 デュアルSIM仕様は共にDSDV方式に対応
- 2.7 SDカードスロットは共に外部SDカード512GBまで対応
- 2.8 認証方式
- 2.9 バッテリー性能はmoto g8 powerが優秀
- 2.10 重さ、幅、高さ、厚み
- 2.11 防水・防塵対応
- 2.12 おサイフケータイ、Felica、NFC対応は共に未対応
- 2.13 急速充電・ワイヤレス充電対応
- 3 moto g8 powerとmoto g8 plus比較まとめ
moto g8 powerとmoto g8 plusのパフォーマンス比較
まずは両者のパフォーマンス比較になります。 価格はmoto g8 power、moto g8 plusともに3万円前後のミドルレンジ帯のAndroid端末になります。
項目 | moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
OS | Android 10 | Android 9.0 Pie |
カラー | ブルー、ブラック | コスミックブルー、ポイズンベリー |
価格 | 約26000円 | 約32000円 |
ディスプレイ | 6.36インチ フルHD+(2300x1080) | 6.3インチ フルHD+ (2280×1080) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) |
RAM | 4GB | 4GB |
アウトカメラ | メイン:1600万画素 マクロ:200万画素 広角動画:800万画素 2倍光学ズーム:800万画素 | メイン:4800万画素 超広角:1600万画素 深度:500万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 2500万画素 |
ストレージ | 64GB | 64GB |
サウンド | 通常サウンド | 通常サウンド |
通信機能 | Wi-Fi 802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
SIMカードスロット | nanoSIM | nanoSIM |
デュアルSIM | あり(DSDV) | あり(DSDV) |
SDカードスロット | microSDスロット(最大512GB) | microSDスロット(最大512 GB) |
認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
バッテリー | 5000mAh | 4000mAh |
コネクター | USB-C™ USB | USB-C™ USB |
重さ | 197g | 188g |
幅 高さ 厚み | 75.9mm 158.0mm 9.6mm | 75.83mm 158.35mm 9.09mm |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
防水 | 非対応 | IPX2 |
防塵 | 非対応 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
FeliCa⁷ | 非対応 | 非対応 |
NFC | 非対応 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
急速充電 | 対応 | 対応 |
moto g8 powerとmoto g8 plusのスペックの違い
OS moto g8 powerは最新OSのAndroid10対応

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
Android10 | Android9 Pie |
moto g8 powerは現時点で最新より1つ前のAndroid10が搭載されています。
moto g8 plusは対応時期は明確になっていませんが、Android10対応予定の告知は出ているため、いずれ提供開始されると思われます。
2020/9にリリースされたAndroid11対応は、moto g8 power、moto g8 plusともに未定です。
ディスプレイ性能
moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
6.36インチ フルHD+(2300x1080ピクセル) | 6.3インチ フルHD+(2280×1080) |
若干のインチ数の違いはあるものの、ともにフルHD+搭載されています。性能に違いはありません。
プロセッサー、RAM(性能)はmoto g8 poweroto g8 powerが優秀

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) |
4GB | 4GB |
プロセッサーの性能および搭載メモリは同一です、いずれも性能としてはAntutuスコア10万後半であり同価格帯の中では平均的な性能となっています。
※Antutuスコア=性能を数値化した総合ベンチマークスコア
どちらもベンチマーク上では3Dのゲーム含め日常利用には全く問題なくストレス無しで楽しむことが出来ます。
ただしハイエンド機の端末と比べると重たい処理の際には多少の違いは出てきます。
カメラ性能はmoto g8 powerが優秀

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
メイン:1600万画素 マクロ:200万画素 広角動画:800万画素 2倍光学ズーム:800万画素 インカメラ:1600万画素 | メイン:4800万画素 超広角:1600万画素 深度:500万画素 インカメラ:2500画素 |
moto g8 powerはメインカメラ1600画素を含めたクアッドカメラが搭載されており、価格から考えると優れたカメラ性能です。インカメラも1600画素搭載と共に優れた性能になっています。
一方のmoto g8 plusもメインカメラ4800万画素を中心としたトリプルカメラが搭載されています。こちらはインカメラ2500万画素です。
どちらもカメラ性能は同価格帯のAndroidスマホと比較すると高めで、ともにソフトウェアもAI搭載で最適化される仕組みがあるため、カメラ性能を重視する方は今回紹介する2機種はお勧めです。
無線機能対応
moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
Wi-Fi 802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
無線機能に関しては、昨今では標準となっているWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac対応に対して、moto g8 powerはWi-Fi 802.11b/g/n対応とa, acが未対応となっています。
Wi-Fi 802.11acは802.11nの後継となる規格であり、5GHz帯を利用しますが1Gbps以上の高速なデータ通信を実現することが大きな特徴です。
Wi-Fi 802.11ac規格は現在、一般的な家庭の無線LANでもほぼ利用可能であるため、Wifiが利用できなくなることはないものの、以前の規格を利用する必要があり通信速度に制限がかかります。
ブラウザでのWeb閲覧程度では大きな差はないものの、動画閲覧など多くの通信量を利用する場合は違いが出てきます。
家庭や外出先のWifi利用が多い場合は、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acまで対応している機種(本記事はmoto g8 plus)を選択することをオススメします。
デュアルSIM仕様は共にDSDV方式に対応
moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
DSDV対応 | DSDV対応 |
moto g8 powerとmoto g8 plusはDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
SDカードスロットは共に外部SDカード512GBまで対応

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
64GB内部ストレージ | 64GB内部ストレージ |
microSDスロット(最大512GB) | microSDスロット(最大512GB) |
対応している外部ストレージ容量はmoto g8 power、moto g8 plusともにmicroSDカードの512GBまで対応できています。
内部ストレージは共に64GBが搭載されています。カメラを多用したり電子書籍で漫画など多くダウンロードする人は64GBでも使い切ってしまうことも考えられるため、大容量の外部ストレージに対応している点は嬉しいポイントです。
認証方式

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
moto g8 powerとmoto g8 plusともに指紋認証+顔認証に対応できています。
昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。
各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。
バッテリー性能はmoto g8 powerが優秀
moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
5000mAh | 4000mAh |
バッテリー性能に関してはmoto g8 powerが5000mAhと大容量バッテリーを搭載しており比較するとmoto g8 powerのほうが優れています。
moto g8 plusも4000mAhと他機種よりも容量は大きい部類で、共にバッテリー持ちを気にせず利用可能です。
重さ、幅、高さ、厚み

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
重さ:197g | 重さ:188g |
幅・高さ・厚み75.9mm 158.0mm 9.6mm | 幅・高さ・厚み75.83mm 158.35mm 9.09mm |
moto g8 powerとmoto g8 plusの端末サイズはそれぞれほぼ同じサイズ感で提供されています。
ディスプレイサイズの若干の違いとバッテリー性能の違いから、moto g8 powerのほうが多少重さ・幅は大きいものの、どちらを重要視するかで選択すると良いでしょう。
防水・防塵対応

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
非対応 | 防水:IPX2防塵:非対応 |
moto g8 powerは防水・防塵機能に対応できていません。一方のmoto g8 plusは防水性能IPX2に対応しています。
定義上は降雨によって影響を受けない程度で、多少の安心感はあるものの、お風呂場での利用などは避けたほうが良いでしょう。
この価格帯では防水・防塵機能に対応している機種も増えてきており、対応できていない点はマイナスポイントです。
おサイフケータイ、Felica、NFC対応は共に未対応

moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
非対応 | 非対応 |
この辺りの価格帯では対応機種が増えてきましたが、moto g8 power、moto g8 plusともに非対応です。
おサイフケータイ機能が必要な場合は他機種を選択するようにしましょう。
急速充電・ワイヤレス充電対応
moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|
急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 | 急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 |
moto g8 power、moto g8 plusともに急速充電対応・ワイヤレス充電に未対応です。
ともに急速充電対応、かつ大容量のバッテリー容量に加えた急速充電の強みがあります。
moto g8 powerとmoto g8 plus比較まとめ
各観点で近い性能や機能の有無となっているMOTOROLAのmoto g8 powerとmoto g8 plusの比較でした。以下に内容をまとめます。
- ディスプレイサイズは6.36インチと6.3インチでほぼ変わらず。性能も同一
- 動作性能は同一
- カメラ性能は2機種ともアウトカメラ・インカメラは優秀。moto g8 plusが若干上
- moto g8 powerはWi-Fi 802.11acに対応していない点がマイナス
- バッテリー性能は両機種ともに優秀
- おサイフケータイにはいずれも非対応。moto g8 plusは防水対応あり
同じMOTOROLA製で発売時期や価格も近いことから、各性能や提供機能も近い2機種ですが、総合的なコスパ観点でも同レベルの結果となっています。
違いとしては、無線機能の対応やカメラ性能の違いあたりになるため、どちらを重視するかで選択すると良いでしょう。特に気にならなければmoto g8 powerのほうが若干安価です。
価格とのコスパ目線では、他にも優れたAndroidスマホは存在しています。 コスパ目線でトップレベルの2機種比較を以下記事で行っているため興味があれば参照してみてください。
OPPO Reno Aとp30liteをコスパ観点で徹底比較
どちらも常にAndroid売り上げトップ5に入り続けている人気機種となります。