この記事では共にミドルエンド機種帯に位置するMOTOROLAのmoto g8 powerとSHARPのAQUOS sense3について、どちらがコスパ観点で総合的に優れているか徹底比較していきます。
SHARPのAQUOS sense3は2019年後半に発売以降、コスパの高さから常に売り上げランキング上位に入っている人気機種です。もう一方のMOTOROLAのmoto g8 powerはg8シリーズの一つで2020/5に発売されている機種になります。
価格帯はmoto g8 power、AQUOS sense3ともに同程度の価格帯となっています。各機種に特徴がありますので、ぜひこの記事を参考に自分に合う機種を選択してみてください。
moto g8 powerとAQUOS sense3のスペック比較
まずは両者のパフォーマンス比較になります。 価格はmoto g8 power、AQUOS sense3ともに3万円前後のミドルレンジ帯のAndroid端末になります。
項目 | moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|---|
OS | Android 11 | Android 10 |
カラー | ブルー、ブラック | ライトカッパー、シルバーホワイト ブラック、ディープピンク |
価格 | 約26000円 | 約30000円 |
ディスプレイ | 6.36インチ フルHD+ (2300x1080ピクセル) | 約5.5インチ フルHD+ IGZOディスプレイ(2160×1080) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 630(オクタコア) |
RAM | 4GB | 4GB |
アウトカメラ | メイン:1600万画素 マクロ:200万画素 広角動画:800万画素 2倍光学ズーム:800万画素 | メイン:1200万画素 広角:1200万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 800万画素 |
ストレージ | 64GB | 64GB |
サウンド | 通常サウンド | ハイレゾ対応 |
通信機能 | Wi-Fi 802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
SIMカードスロット | nanoSIM | nanoSIM |
デュアルSIM | あり(DSDV) | あり(DSDV) |
SDカードスロット | microSDスロット(最大512GB) | microSDスロット(最大512 GB) |
認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
バッテリー | 5000mAh | 4000mAh |
コネクター | USB-C™ USB | USB-C™ USB |
重さ | 197g | 167g |
幅 高さ 厚み | 75.9mm 158.0mm 9.6mm | 約70mm×約 147mm×約8.9mm |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
防水 | 非対応 | IPX5・IPX8 |
防塵 | 非対応 | IP6X |
おサイフケータイ | 非対応 | 対応 |
FeliCa⁷ | 非対応 | 対応 |
NFC | 非対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
急速充電 | 対応 | 対応 |
moto g8 powerとAQUOS sense3のスペックの違い
OSはともにAndroid10搭載
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
Android11 | Android10 |
moto g8 powerは現時点で最新より1つ前のAndroid10が搭載されています。 またmoto g8 powerはAndroid11配信が2021/5頃より開始されました。
AQUOS sense3は搭載されているOSはAndroid9ですが、キャリア版・SIMフリー版ともにAndroid10配信が2020/8時点で開始されていますので、Android10へのバージョンアップが可能です。
2020/9にリリースされたAndroid11対応は、moto g8 powerとAQUOS sense3ともに未定です。
ディスプレイ性能 AQUOS sense3はIGZOディスプレイ搭載
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
6.36インチ フルHD+(2300x1080ピクセル) | 約5.5インチ フルHD+IGZOディスプレイ(2160×1080) |
シャープのディスプレイには IGZO液晶というシャープ開発のディスプレイが採用されています。こちらは表示性能に加えて消費電力の削減にも繋がっています。
また液晶部分に関しては、それぞれフルHD+であり違いはありません。ディスプレイの大きさは好みの問題もあるため、幅・高さ・厚みも含めて適切なサイズ感を選択するとよいでしょう。
プロセッサー、RAM(性能)はmoto g8 poweroto g8 powerが優秀
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
Qualcomm® Snapdragon™ 665(オクタコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 630(オクタコア) |
4GB | 4GB |
それぞれホームページ上の記載は異なりますが、プロセッサーの性能はAQUOS sense3が11万ほど、比較してmoto g8 powerがAntutuスコア17万ほどと優秀です。
※Antutuスコア=性能を数値化した総合ベンチマークスコア
RAMのメモリ数もともに4GBが搭載されています。
普段のブラウザ利用や動画閲覧などでは気になる差ではありませんが、重たい3Dゲームなどで比較すると多少の差は出てきます。
逆にゲームはそれほど利用しない人は大きく気にするポイントではなさそうです。
カメラ性能はmoto g8 powerが優秀
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
メイン:1600万画素 マクロ:200万画素 広角動画:800万画素 2倍光学ズーム:800万画素 インカメラ:1600万画素 | メイン:1200万画素 広角:1200万画素 インカメラ:800万画素 |
moto g8 powerはメインカメラ1600画素を含めたクアッドカメラが搭載されており、価格から考えると優れたカメラ性能です。インカメラも1600画素搭載と共に優れた性能になっています。
一方のAQUOS sense3もデュアルカメラ搭載ではあるものの、比較するとカメラ性能は劣ります。
ともにソフトウェアもAI搭載で最適化される仕組みがありますが、カメラ性能を重視する方はmoto g8 powerを選択しましょう。
無線機能対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
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Wi-Fi 802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
無線機能に関しては、昨今では標準となっているWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac対応に対して、moto g8 powerはWi-Fi 802.11b/g/n対応とa, acが未対応となっています。
Wi-Fi 802.11acは802.11nの後継となる規格であり、5GHz帯を利用しますが1Gbps以上の高速なデータ通信を実現することが大きな特徴です。
Wi-Fi 802.11ac規格は現在、一般的な家庭の無線LANでもほぼ利用可能であるため、Wifiが利用できなくなることはないものの、以前の規格を利用する必要があり通信速度に制限がかかります。
ブラウザでのWeb閲覧程度では大きな差はないものの、動画閲覧など多くの通信量を利用する場合は違いが出てきます。
家庭や外出先のWifi利用が多い場合は、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acまで対応している機種(本記事はAQUOS sense3)を選択することをオススメします。
デュアルSIM仕様は共にDSDV方式に対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
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DSDV対応 | DSDV対応 |
moto g8 powerとAQUOS sense3はDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
SDカードスロットは共に外部SDカード512GBまで対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
64GB内部ストレージ | 64GB内部ストレージ |
microSDスロット(最大512GB) | microSDスロット(最大512GB) |
対応している外部ストレージ容量はmoto g8 power、AQUOS sense3ともにmicroSDカードの512GBまで対応できています。
内部ストレージは共に64GBが搭載されています。カメラを多用したり電子書籍で漫画など多くダウンロードする人は64GBでも使い切ってしまうことも考えられるため、大容量の外部ストレージに対応している点は嬉しいポイントです。
認証方式
moto g8 power | AQUOS sense3 |
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指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
moto g8 powerとAQUOS sense3ともに指紋認証+顔認証に対応できています。
昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。
各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。
バッテリー性能はmoto g8 powerが優秀
moto g8 power | AQUOS sense3 |
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5000mAh | 4000mAh |
バッテリー性能に関してはmoto g8 powerが5000mAhと大容量バッテリーを搭載しており比較するとmoto g8 powerのほうが優れています。
AQUOS sense3も4000mAhと他機種よりも容量は大きい部類で、コンパクトなディスプレイサイズに比べてIGZOディスプレイによる省電力化によって、高い頻度で利用してもバッテリー残量が残ります。
上記の通り、バッテリー性能は数値上moto g8 powerのほうが優れているものの、共に今回紹介する2機種はバッテリー面ではおススメのスマホとなっています。
重さ、幅、高さ、厚み
moto g8 power | AQUOS sense3 |
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重さ:197g | 重さ:167g |
幅・高さ・厚み75.9mm 158.0mm 9.6mm | 幅・高さ・厚み約70mm×約 147mm×約8.9mm |
moto g8 powerとAQUOS sense3との重さの違いは約30gありますが、ディスプレイサイズの違いから来る点も大きくどちらを重要視するかとなります。
同じくディスプレイサイズの違いから、スマホサイズもAQUOS sense3のほうがいずれも小さい数値となっています。
最近のスマホはディスプレイの大型化が進んでいるため、AQUOS sense3のコンパクトなサイズが魅力となっている点も人気のある理由の一つです。
防水・防塵対応はAQUOS sense3対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
非対応 | 防水:IPX5・IPX8防塵:IP6X |
moto g8 powerは防水・防塵機能に対応できていません。一方のAQUOS sense3はいずれも対応しています。
この価格帯ではまだ防水・防塵機能に対応できている機種も少ないですが、moto g8 powerはお風呂場や台所でも利用は控えるか注意して利用する必要があります。
AQUOS sense3防水機能は水没しても水面下での使用が可能の定義で高めの基準をクリアしています。
おサイフケータイ、Felica、NFC対応は共に未対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
非対応 | おサイフケータイ、Felica、NFC対応 |
この辺りの価格帯では対応機種が増えてきましたが、moto g8 powerは非対応、AQUOS sense3は対応しています。
こちらも両機種の価格帯で考えると、この辺りの機能に対応できている機種はまだ少ないですが、必要な場合はAQUOS sense3を選択しましょう。
急速充電・ワイヤレス充電対応
moto g8 power | AQUOS sense3 |
---|---|
急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 | 急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 |
moto g8 power、AQUOS sense3ともに急速充電対応・ワイヤレス充電に未対応です。
ともに急速充電対応できている、かつ大容量のバッテリー容量に加えた急速充電の強みがあります。
moto g8 powerとAQUOS sense3比較まとめ
各観点で近い性能や機能の有無となっているmoto g8 powerとAQUOS sense3の比較でした。以下に内容をまとめます。
- ディスプレイサイズは6.36インチと5.5インチの違い
- AQUOS sense3はIGZOディスプレイ搭載
- 動作性能はmoto g8 powerのほうが優秀
- カメラ性能はアウトカメラ・インカメラともにmoto g8 powerが優秀
- moto g8 powerはWi-Fi 802.11acに対応していない点がマイナス
- バッテリー性能は両機種ともに優秀
- AQUOS sense3は防水・防塵機能、おサイフケータイに対応
性能面は様々な観点からmoto g8 powerのほうが優れています。
ただし無線機能の対応やスマホの重さ・厚みの違いが気になるところです。ただその辺りを犠牲にしてでも性能面を重視、かつおサイフケータイや防水・防塵機能が不要な方はmoto g8 powerを選択しましょう。
価格面でも大きな違いではないですが、moto g8 powerのほうが5000円ほど安価な価格になっています。上記比較を見て自分に合うスマホを検討してみてください。
コスパ目線でおすすめのSIMフリーAndroidスマホを価格帯別に紹介
ここからは本記事で紹介した機種も含め、おすすめできるSIMフリーのAndroidスマホを価格帯別で紹介します。
最新の良コスパのAndroidスマホから、型落ちで結果的にコスパ面で優秀になっているスマホまで幅広い対象から選定しています。
また広く国内で提供されており、各キャリアで利用する上で問題のないスマホを対象としました。
※2023/12/30に価格チェック後、対象見直しを実施しています。
1万円台のSIMフリーAndroidスマホ
まずはAndroidスマホならではの低価格帯スマホです。1万円台ではあるものの、非常にコスパの良いスマホが揃っており、日常利用には問題なく利用できるスマホもあります。
円安の影響から2万円台になるスマホもありますが、安価に使いやすいスマホのラインナップとなります。
Xiaomi RedMi 9T 驚異のクアッドカメラ搭載
おすすめポイント
- 驚異のメイン4800万画素を始めとしたクアッドカメラ搭載
- 6000mAhバッテリー搭載と超大容量バッテリーを搭載
- スマホ性能も日常利用には問題ない性能
- ハイレゾ音源に対応
1万円台でSIMフリースマホを探しているなら、現状実質一択となっているXiaomiの「Xiaomi RedMi 9T」です。
Xiaomiは低価格帯の良コスパスマホに提供があるメーカーですが、本スマホは他の同価格帯を圧倒してランキング上位に入っています。
何といっても1万円台ではありえないクアッドカメラ搭載、全Androidスマホの中でもトップクラスのバッテリー容量にあります。
さらにスマホ性能も同価格帯の中では優秀な部類で、Webブラウザ利用やYoutube閲覧、アプリ利用までストレスなく利用可能です。
さすがにおサイフケータイ機能や防水機能はありませんが、1万円台の予算でスマホを探している方はXiaomi RedMi 9Tを選んでおくと間違いありません。
人気スマホのため2万円前後になるタイミングもありますが、それでもコスパには優れた機種です。
OPPO A54 5G 5G対応かつ高いカメラ性能
おすすめポイント
- 1万円台 × 5Gネットワーク対応
- リフレッシュレート90Hzのディスプレイ
- メイン4800万画素のクアッドカメラ搭載
- 5000mAhの大容量バッテリー
- トリプルスロット対応によりSIMカード2枚+SDカード利用が可能
続けて同価格帯で紹介するのは、OPPOから主要メーカーではほぼ最安値となる5G対応スマホのOPPO A54 5Gです。
何といっても低価格で5G対応している点が評価されているポイントですが、他にも90Hzリフレッシュレート対応や高いカメラ性能など、バランスのよいスマホとなっています。
スマホ性能もSnapdragon 480 5Gが搭載されており、普段使いには全く支障のない性能です。
防水・防塵機能やおサイフケータイに対応できていない点はマイナスですが、その辺りを不要としている方からするとトップクラスの良コスパスマホでしょう。
発売当時からの値下がりもあり当初よりもさらに安価に購入できることから、なるべく安く5G対応スマホを購入したい方には、実質一択のスマホです。
本機種以降に、OPPOからエントリーモデルとなる「OPPO A55s 5G」が発売されていますが、コスパ性能面では今回紹介するOPPO A54 5Gのほうが優秀なため、注意しましょう。
Redmi Note 9S 高いスマホ性能のSnapdragon 720G搭載スマホ
おすすめポイント
- メイン4800万画素を始めとしたクアッドカメラ搭載
- snapdragon elite gaming対応のゲーム利用向きスマホ
- SIMカード2枚刺し+SDカード利用ができるトリプルスロット対応
- 防水機能に対応
つづけては発売から時間が経っていますが、発売当初からコスパ観点の評判が非常に高く、同価格帯では長く上位で売れ続けている「Redmi Note 9S」です。
発売時点から2万円台のスマホで、人気の高さから値下がりしづらいことが残念ではあるものの、余りあるスマホ性能の高さが魅力です。
先ほど紹介したRedmi Note 11とは違い、とにかくこの機種はスマホ性能・カメラ性能面に振り切った仕様となっており、いずれも2万円台とは思えない性能の高さです。
また低価格帯のXiaomi製の同価格帯のスマホの中では珍しく、防水機能に対応している点も嬉しいポイントです。
中古で安価に手に入れやすいスマホとして紹介しました。
2万円台のSIMフリーAndroidスマホ
非常に激戦区となっている2万円台のSIMフリースマホの紹介です。
この辺りの価格帯でも充分な性能が揃っているので、一番コスパ面でもおすすめできる価格帯になっています。
Redmi Note 11 有機EL搭載かつリフレッシュレート90Hz対応
おすすめポイント
- 有機ELディスプレイ対応かつ90Hzリフレッシュレート対応
- 5000mAhの大容量バッテリー
- 1時間でフル充電できる33W急速充電対応
- クアッドカメラ搭載でインカメラも高性能
まずはXiaomiから発売されている「Redmi Note 11」です。
とにかくXiaomiの低価格スマホはコスパが高いことで知られており、本スマホも発売直後からコスパの良さで人気のスマホになっています。
Redmi Note 11の最大の特徴は2万円台で有機ELディスプレイ対応かつリフレッシュレート90Hz対応している点です。動画やSNSメインの方には最適なスマホです。
他にはバッテリー性能も優秀で、急速充電機能は他Androidスマホよりも高い33Wの急速充電に対応しています。大容量バッテリーではあるものの約1時間でフル充電が可能です。
Xiaomi製の中ではスマホ動作性能が低い点と、おサイフケータイや防水・防塵機能に対応出来ていない点はあるものの、利用シーンによってはオススメできるスマホの一つです。
moto g32 MOTOROLA製の4G高コスパスマホ
おすすめポイント
- 6.5インチ大画面で90Hzリフレッシュレート対応
- 30W TurboPower™ チャージ対応
- トリプルカメラ搭載でインカメラも高性能
- IP52の防水防塵対応
つづけて紹介するのはMOTOROLAから発売された「moto g32」です。
一言でいうと先に紹介したRedmi Note 11と価格面では互角、性能は若干下がる面があるという下位互換的なスマホになります。
ただ2万円台で購入できることを考えると、非常にコスパがよいため好みで決めるとよいでしょう。
Redmi Note 11との比較では有機ELではない点、クアッドカメラとトリプルカメラの違い、防水防塵性能や充電性能も若干落ちる点が挙げられます。
唯一NFC対応についてはRedmi Note 11は非対応、moto g32は対応している点は上回っているポイントです。
マイナンバーカード読み取りなどで使う場面が徐々に増えてきており、この点も含め選択するとよいでしょう。
moto g52j 5G Motorola日本仕様の高コスパスマホ
おすすめポイント
- 6.8インチの大型ディスプレイ搭載
- Snapdragon 695 5G搭載。高コスパのスマホ動作性能
- 高い防水・防塵機能とおサイフケータイ対応
- メイン5000万画素のトリプルカメラ搭載
- 5000mAhと大型バッテリーを搭載
- 外部ストレージ1GB対応
続けてもMOTOROLA製のスマホからmoto g52j 5Gです。先のmoto g32よりも多少価格は上になりますが、その分性能アップしています。
AndroidスマホはOPPOやXiaomi製のコスパが非常に高く、他メーカーがなかなか入れない状況ではあるものの、本製品は日本仕様に特化しつつコスパを求めた機種となっています。
日本仕様に合わせる形でおサイフケータイ対応・防水・防塵機能に対応しており、スマホ動作性能やカメラ性能も充分な仕様が搭載されています。
また6.8インチの大型ディスプレイも他にはない魅力です。200gを超える重さにはなってしまいますが、バッテリー容量も多く安心できます。
価格帯も2万円台後半から3万円台となりますが、本価格帯の中では良コスパスマホです。
moto g52j 5Gには次世代のmoto g53j 5Gも発売されていますが、moto g52j 5Gのほうがスマホ性能やカメラ性能が高く、価格はほぼ変わらないためコスパ面では今回紹介する前世代のmoto g52j 5Gがおすすめです。
3万円~5万円台のSIMフリーAndroidスマホ
ここからは3万円~5万円台のAndroidスマホでおススメ機種を紹介していきます。
この辺りの価格帯になると、5G対応がスタンダードになってきます。
まだまだ5Gが一般的に普及していない状況ではあるものの、2年以上の長期利用を考えている方は、5G対応有無もチェックしてみてください。
Redmi Note 10 Pro 1億800万画素の驚異的なカメラ性能
おすすめポイント
- 有機ELディスプレイ搭載でリフレッシュレート120Hz対応
- メイン1億800万画素を始めとした驚異的な性能のクアッドカメラ搭載
- snapdragon elite gaming対応のゲーム利用向きスマホ
- 5020mAhと大型バッテリーを搭載
- 内部ストレージ128GBまで対応
- 防水・防塵機能に対応
- トリプルスロット搭載のためSIMカード2枚+外部SDカード利用可
ディスプレイサイズは6.67インチの大型ディスプレイですが、200gを切る重さになっておりバッテリー容量を考えると、サイズ性能もXiaomi系のスマホの中では優秀と言えます。
更に有機ELディスプレイも搭載しており、防水・防塵機能にも対応しています。おサイフケータイ機能はないものの、コスパ面では同価格帯のAndroid機種の中では最も優れている機種です。
特にカメラ性能に関しては、10万近くのハイエンド機種と比較しても遜色のない性能であり、3万円台では考えられないスペックとなっています。
さらにリフレッシュレート120Hzに対応しており、スマホのスクロールや動画再生・ゲームなど滑らかな動きを体感できます。
防水機能も含めて長く利用したい方にはRedmi Note 10 Proは非常におすすめできるスマホです。
OPPO Reno7 A 5G対応かつバランスのよいOPPOスマホ
おすすめポイント
- 5Gのsub6対応
- 有機ELかつリフレッシュレート90Hz対応のディスプレイ
- Snapdragon 695 5G搭載
- メインカメラ4800万画素のクアッドカメラ搭載
- 防水・防塵機能に高い品質で対応
- おサイフケータイ機能完備
続けてOPPOから発売されているOPPO Reno7 Aを紹介します。発売する度にランキング入りする人気のOPPO最新機種です。新機種のOPPO Reno9 Aではなく、コスパ面ではOPPO Reno7 Aのほうがおすすめになります。
OPPO Reno7 Aの非常にバランスの良さを売りにしている機種となっており、総合的なコスパも非常に高いです。
6.4インチディスプレイかつ175gの重さ、7.6mmという持ちやすさも魅力の一つです。
OPPO製の強みである、防水・防塵機能に完全対応、カメラ性能の高さ、おサイフケータイ対応などしっかり対応しています。
また今までのOPPO製スマホと比較しても、スマホの動作性能面も満足できる性能である点が特徴で、ゲーム含めてストレスなく利用できる性能となっています。
他にもいくつか5G対応のAndroid SIMフリースマホは発売されているものの、本機種は価格から見て高い性能となっており、長く使える良スマホです。
今回は1世代前のOPPO Reno7 Aを紹介しましたが、最新のOPPO Reno9 Aはほぼ同一スペックかつ価格は高価なためおすすめできません。
ただメモリ性能はアップしており、多少のスマホ動作性能差はあるため、価格が下がってくれば候補に入ってきます。
Mi 11 Lite 5G 5G対応のミドルレンジ帯コスパ最強スマホ
おすすめポイント
- Snapdragon780Gが搭載されており非常に高いスマホ性能
- 5Gのsub6対応
- 有機ELディスプレイ搭載かつリフレッシュレート90Hz対応のディスプレイ
- メインカメラ6400万画素のトリプルカメラ搭載、インカメラも2000万画素搭載
- 防水・防塵機能、おサイフケータイ機能完備
- 厚さが6.81mm、重さ159gと驚異的なサイズ仕様
5G対応スマホから、もう1つ同価格帯の中ではトップのコスパ性能であるMi 11 Lite 5Gを紹介します。
今回紹介する同価格帯のスマホの中でもNo1のコスパを誇る機種です。
先ほど紹介したOPPO Reno7 Aをスマホ動作性能・カメラ・バッテリー・サイズ性能などワンランクレベルアップさせたスマホです。
6.55インチと比較的大きめなディスプレイサイズではあるものの、厚さが6.81mm、重さ159gとiPhoneと比べても、驚異的なサイズ性能でiPhone含めた他機種を圧倒しています。
※参考:人気の高い4.7インチディスプレイの「iPhone SE(第2世代)」が厚さ7.3mm、重さ148g
またOPPO Reno7 Aと大きく価格面でも変わらないことから、コスパ観点では実質一択のスマホとなっています。同価格帯で5Gスマホを探している方には一番おススメできるスマホです。
圧倒的なコスパ性能からしばらく販売価格が下がらない機種になります。
同じXiaomiからXiaomi 11T ProやRedmi Note 11 Pro 5Gなどの後続機種も登場していますが、本スマホよりはコスパ面では劣ります。
OPPO Reno7 Aと比較した記事もありますので、気になる方はチェックしてみてください。Mi 11 Lite 5Gのコスパ性能の高さが分かる内容となっています。
5万円以上のSIMフリーAndroidスマホ
最後に5万円台以上のスマホから、コスパに優れたAndroidスマホを紹介します。
Pixel 7a Google純正の高コスパスマホ
おすすめポイント
- Google Tensor G2 Titan M2搭載でAntutu70万台後半の高いスマホ性能
- 6.1インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート90Hz対応
- Pixelシリーズ内でもメイン6400万画素の高いカメラ性能
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
- 5Gネットワーク対応でn79のドコモ帯にも対応
まず紹介するのはGoogle純正のPixelシリーズで廉価版として発売されているPixel aシリーズ最新のPixel 7aです。
Pixelシリーズの中では最もコスパ面でおすすめできるスマホであり、廉価版ではないPixel 7と比較しても同レベルの性能でありつつ、価格面が抑えられています。
Galaxyなどのハイエンド機種と比較すると劣るものの、同価格帯では非常にコスパ性能が高く、ゲーム中心の利用にも問題なく対応可能です。
Pixelシリーズの中ではPixel 7よりも優れたカメラ性能であり、おサイフケータイ対応など国内仕様にもしっかり対応できています。
他にも6.1インチの小型ディスプレイは特徴的で、コンパクトかつ高性能なスマホを探している人には非常におすすめできる機種です。
本モデルよりaシリーズ初の顔認証やワイヤレス充電にも対応できており、Pixelシリーズの中では実質一択のスマホになります。
motorola edge 40 軽量167gかつ超高速充電が搭載された日本向けMOTOROLAスマホ
おすすめポイント
- 6.67インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート144Hz対応
- 3200万画素と高いインカメラ性能
- 最大68Wの超急速充電が搭載、10分充電で1日持つバッテリー性能
- 167gの軽量かつ6.67インチ大型ディスプレイのサイズ性能
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
次に紹介するのは、MOTOROLA製のSIMフリー端末として、高い充電性能とサイズ感で人気のあるmotorola edge 40です。
MOTOROLAはアメリカ発のブランドですが、日本向けのスマホにはかなり力を入れており、本スマホもおサイフケータイ対応から高いディスプレイ性能・インカメラ性能・バッテリー性能と、日本で需要の高い部分を一通りおさえています。
どちらかというとMOTOROLA製は一通りの機能をおさえていて高コスパ!という印象のスマホが多い中で、motorola edge 40はTurboPower充電による超高速充電搭載、本価格帯では珍しいインカメラ3200万画素搭載、リフレッシュレートは144Hzまで対応かつ大画面と尖った仕様となっているスマホです。
もちろん上記以外も高いレベルでバランスが取れており、特にサイズ面では重さ167gと非常に軽量なスマホとなっています。軽さが売りのPixelシリーズよりも軽いスマホです。
肝心のスマホ動作面ではAntutuスコア67万ほどと、Pixel 7aや前世代のPro版になるmotorola edge 30 proなどに比べれば落ちる性能ですが、ゲーム特化したスマホが欲しいという人以外の需要は充分に満たせる性能となっています。
外部SDカードには非対応になるものの、256GBと大容量ストレージも嬉しいポイントです。
Xiaomi 11T Pro バランスがよく高い動作性能と急速充電仕様
おすすめポイント
- Snapdragon 888搭載。Antutu70万台後半の高いスマホ性能
- 6.67インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート120Hz対応
- 5000mAh大型バッテリーかつハイパーチャージ機能搭載
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
- 5Gネットワーク対応
最後に紹介するのは、5万円以上の価格帯でSIMフリー端末として、発売後から圧倒的に売れ続けているXiaomi 11T Proです。
あらゆるゲームをサクサク遊べる性能のスマホを探しており、少しでも安価に・・と考えている方には実質一択でおすすめできるスマホです。
まずは発売時に多くのハイエンド機種に採用されていたSnapdragon 888が搭載されており、性能スコアを計るAntutuスコアでは70万台後半で、Pixel 7aと同レベルの性能です。
高いスマホ性能を全面に押し出しているZenfone8とほぼ同レベルの性能スコアであり、原神などをはじめとした高スペックが求められるゲームもサクサク動きます。
ディスプレイ面やカメラ性能も高いレベルのスマホであり、おサイフケータイ対応など国内仕様にもバッチリ対応できています。
また17分で100%充電できるハイパーチャージ機能は非常に便利で、Xiaomi製スマホを選ぶ理由の一つにもなっています。
ソニーのエクスペリア系も同価格帯でSIMフリースマホとしては発売していますが、コスパ面では圧倒的に上回っている性能となっています。