今回はAndroid端末のコスパ観点でトップクラスのp30liteとOPPO Reno Aの人気機種2つを徹底比較していきたいと思います。
p30lite、OPPO Reno Aの2機種はいずれも高いコスパ性能からSIMフリースマホのランキング入りを続けている人気の端末です。特にOPPO Reno Aは発売以降、売り切れとなっていたほどの人気があります。
OPPOとはどういった会社なのか?
そもそもOPPOってなに?という方も結構いるのではないでしょうか。
Huaweiは良くも悪くも一時期通信傍受やGoogleからのAndroid OS提供不可などで話題になったため知っている方も多いと思いますが、OPPOはどういった会社なのかについて簡単に説明します。
OPPOはHuaweiと同じく中国の会社であり、Huaweiについで国内2番手の位置につけています。世界でもシェアNo4の位置につけているメーカーです。(Top3はサムスン、Apple、Huawei)
同じ中国の会社ということでHuaweiと同じくセキュリティ面の不安要素はつきまといますが、Huaweiと異なる部分としてアメリカ等からの名指しによる攻撃を受けていないため、突然AndroidOSやGooglePlayが使えなくなる、アップデートが出来なくなることは現時点ではなさそうです。
上記の面ではOPPOのほうに多少分があります。またOPPOは元々AV機器のメーカーでありカメラ性能に強みを持っています。ただカメラ性能ではHuawei端末も得意とするところではあり、カメラ性能を含めて両者の違いを見ていければと思います。
OPPO Reno Aとp30liteのスペック比較
まずは両者のパフォーマンス比較になります。価格はともに2万円弱のエントリーモデルの端末ですが、両機種それぞれに特徴があります。
項目 | OPPO Reno A | p30lite |
OS | ColorOS 6(Android 9ベース) | Android 10 |
カラー | ブルー、ブラック | ピーコックブルー、パールホワイト、ミッドナイトブラック |
価格 | 約19000円 | 約19000円 |
ディスプレイ | 6.4インチ フルHD+ 有機EL(2340 x 1080) | 約6.15インチ フルHD+(2312 x 1080) |
プロセッサー | Qualcomm Kryo 360(オクタコア) | HUAWEI Kirin 710(オクタコア) |
RAM | 6GB | 4GB |
アウトカメラ | メイン:1600万画素 被写界深度測定用:200万画素 | メイン:約2400万画素 超広角:約800万画素 被写界深度:約200万画素 |
インカメラ | 2500万画素 | 約2400万画素 |
ストレージ | 64GB | 64GB |
サウンド | ハイレゾ対応 | HUAWEI Histen ハイレゾ対応 |
通信機能 | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
SIMカードスロット | nano | nano |
デュアルSIM | あり(DSDV) | あり(DSDV) |
SDカードスロット | microSDスロット(最大256GB) | microSDスロット(最大512 GB) |
認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
バッテリー | 3600 mAh | 3340 mAh |
コネクター | USB-C™ USB | USB-C™ USB |
重さ | 169.5 g | 159 g |
幅 高さ 厚み | 75.4mm 158.4mm 7.8mm | 72.7mm 152.9mm 7.4mm |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 |
防水 | IPX7 | 非対応 |
防塵 | IP6X | 非対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
FeliCa⁷ | 対応 | 非対応 |
NFC | 対応 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
急速充電 | 非対応 | 対応 |
OPPO Reno Aとp30liteのスペックの違い
OS p30liteはAndroid10配信済み
OPPO Reno A | p30lite |
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Android9 | Android10 |
ともに発売時点ではAndroid9が搭載されています。
Android10についてHuawei p30liteは2020年3月26日にアップデートが配信されていますが、OPPO Reno Aの時期は現時点で不明です。
ただし他のRenoシリーズが順次対応されていることからOPPO Reno Aに関してもAndroid10対応はいずれ実施されると思われます。
またHuaweiについて、Googleの制裁が気になるところではありますが、制限を受けるのは新機種の話でありHuawei p30liteは問題なくアップデート対応やGooglePlayの利用が可能です。
2020/9にリリースされたAndroid11対応は、OPPO Reno Aとp30liteともに未定です。
ディスプレイ性能はOPPO Reno Aが優勢
OPPO Reno A | p30lite |
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6.4インチ フルHD+有機EL(2340 x 1080) | 約6.15インチ フルHD+(2312 x 1080) |
OPPO Reno Aは6.4インチ、p30liteは6/15インチと画面の大きさに違いがあり、若干OPPO Reno Aのディスプレイが大きい構造となっています。
また液晶部分に関して一番異なるポイントとしては有機ELとTFT(液晶パネル)の違いがあげられます。
一般的には液晶パネルに比べ有機ELのほうが画質が良いとされており、OPPO Reno Aがディスプレイ面では優秀です。
プロセッサー、RAM(性能)はOPPO Reno Aが優勢
OPPO Reno A | p30lite |
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Qualcomm Kryo 360(オクタコア) | HUAWEI Kirin 710(オクタコア) |
6GB | 4GB |
それぞれホームページ上の記載は異なりますが、中身はほぼ同一のプロセッサーが搭載されています。
ただRAMのメモリ数が4GBと6GBで違いがあり、OPPO Reno Aのほうが総合的な性能は上回っています。
いずれも同価格帯の他端末と比べると優れた性能スコアであり、ベンチマーク上では3Dの重たいゲームや動画編集なども問題なくストレス無しで楽しむことが出来ます。
ただしハイエンド機の端末と比べると重たい処理の際には多少の違いは出てきます。
カメラ性能はp30liteが優勢
OPPO Reno A | p30lite |
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メイン:1600万画素 被写界深度測定用:200万画素 インカメラ:2500万画素 | メイン:約2400万画素 超広角:約800万画素 被写界深度:約200万画素 インカメラ:約2400万画素 |
もともとhuaweiのpシリーズはカメラ性能を売りにしていることもあり、フロント・リアともにp30liteが高性能です。
インカメラはほぼ同じスペックですが、アウトカメラに大きな差があります。画素数+トリプルカメラが搭載されているp30liteのほうが大きく優勢です。
ただスペック上はp30liteのほうが上ですが、OPPO Reno AはAIカメラ搭載をアピールしており、特にインカメラに関しては人によっては OPPO Reno Aのほうが使いやすいと感じる方もいるかもしれません。
デュアルSIM仕様は共にDSDV方式に対応
OPPO Reno A | p30lite |
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DSDV対応 | DSDV対応 |
どちらの端末もDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
SDカードスロットはp30liteが対応サイズが広い
OPPO Reno A | p30lite |
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内部ストレージ:64GB | 内部ストレージ:64GB |
microSDスロット(最大256GB) | microSDスロット(最大512GB) |
大きく違いは無いですが、対応しているメモリ数はOPPO Reno Aの256GB対応に比べてp30liteは512GBまで対応と性能は上回っています。
写真を多く保管したい場合はカメラ性能も含めてp30liteのほうがメリットは多くあります。
カメラを多用したり電子書籍で漫画など多くダウンロードする人は128GBでも使い切ってしまうことも考えられるため、大容量の外部ストレージに対応している点は嬉しいポイントです。
認証方式
OPPO Reno A | p30lite |
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指紋認証+顔認証 | 指紋認証+顔認証 |
OPPO Reno Aとp30liteともに指紋認証+顔認証に対応できています。
昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。
各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。
バッテリー性能
OPPO Reno A | p30lite |
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3600mAh | 3340mAh |
多少OPPO Reno Aのほうが性能は高いですが、ディスプレイがOPPO Reno Aのほうが大きいことから、バッテリー持ちとしては大きな両者の違いはありません。
p30liteの3340mAhは他のAndroid端末と比べると多少少なく、頻度高く利用すると1日持たないことも考えられます。
逆にOPPO Reno Aはバッテリー容量は優れていますが、急速充電に対応できていません。こまめに充電を繰り返す人には使いづらい点です。
重さ、幅、高さ、厚み
OPPO Reno A | p30lite |
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重さ:169.5g | 重さ:159g |
幅・高さ・厚み75.4mm 158.4mm 7.8mm | 幅・高さ・厚み72.7mm 152.9mm 7.4mm |
重さに関してはp30liteのほうが約10g軽く優勢です。ただこちらはモニタの大きさの違いによるところが大きく、どちらを重要視するかとなります。
ただ他のスマホに比べると両者とも軽量の部類に入りますので大きく気になるポイントではないかと思われます。
幅、高さ、厚みの数値だけ見るとp30liteのほうが優勢ですが、画面占有率(スマホ本体に対して画面の割合)はOPPO Reno Aは91%と驚異的な数値です。
ちなみにp30liteは84.2%で他の主要機種も80%前半で留まっています。
多少端末サイズはOPPO Reno Aのほうが大きいものの、画面占有率が優秀で、ゲームや動画に重きを置いている方は重要なポイントになってきます。
bluetoothのバージョン
OPPO Reno A | p30lite |
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bluetooth5.0 | bluetooth4.2 |
OPPO Reno Aでは5.0に対応、p30liteは4.2の対応となっています。ではどういった違いがあるかで言うと以下の違いがあります。
通信範囲が10mから100mへ広がったこと。
転送速度が1mpsから2mpsへと最大2倍になったということ。
通信速度も約2倍。
一見、大幅な進化がされているようにも見えますが、スマホ利用のbluetoothにおいては、あまり変化がないことと、5.0でないと使えない機能がある、音質が向上するといったことはないため、バージョンの違いで購入端末を選択するほどの内容ではないです。
またbluetoothは基本的に互換性が保たれた仕組みとなっているため、4.2の端末において5.0対応のイヤホンが使えないようなことはありません。
防水・防塵対応にOPPO Reno A対応
OPPO Reno A | p30lite |
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防水:IPX7 防塵:IP6X | 非対応 |
OPPO Reno Aは防水・防塵機能ともに対応しています。一方p30liteは未対応です。
OPPO Reno Aの防水機能はIPX7で水中に没しても水が浸入しないという定義であり、お風呂場や台所でも利用は全く問題なく利用可能です。防塵性能にも優れています。
防水・防塵機能が必要という方はOPPO Reno Aを選択しましょう。
おサイフケータイ、Felica、NFC対応はp30lite未対応
OPPO Reno A | p30lite |
---|---|
おサイフケータイ、Felica、NFC対応 | 非対応 |
OPPO Reno Aはそれぞれ対応、p30liteは未対応となっています。そのため日常的に使っている方は候補から外れそうです。
両機種の価格帯で考えると、この辺りの機能に対応できている機種はまだ少なく、OPPO Reno Aが対応出来ている点は人気機種となる一つの理由です。
急速充電対応はOPPO Reno A未対応
OPPO Reno A | p30lite |
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急速充電:非対応 ワイヤレス充電:非対応 | 急速充電:対応 ワイヤレス充電:非対応 |
昨今では対応していることが多い急速充電にOPPO Reno Aは対応できていません。
充電し忘れなどに対応しづらくなるのでマイナスポイントです。特に現在利用しているスマホが急速充電対応の方は使い勝手が変わることで困る場面が多いかもしれません。
OPPO Reno Aとp30liteの比較まとめ
OPPO Reno Aはコスパ最強という記事を多く見ますが、比較すると大きな差はなく何を重要視するかとなってきます。
性能面を重視したい方はp30liteを選択するほうがよいでしょう。価格から見て優れたスマホ性能で発売から日が経っても活躍できる性能です。
逆にお財布ケータイが使いたいという方や、有機ELディスプレイ搭載、カメラ性能に拘りがある方はOPPO Reno Aがよさそうです。
2万円以下で手に入るスペックとしては2021年時点でトップレベルです。
多少p30liteと比較するとカメラ性能は落ちますが、全体的にバランスのよい機種を探している場合はOPPO Reno Aをおススメします。
コスパ目線でおすすめのSIMフリーAndroidスマホを価格帯別に紹介
ここからは本記事で紹介した機種も含め、おすすめできるSIMフリーのAndroidスマホを価格帯別で紹介します。
最新の良コスパのAndroidスマホから、型落ちで結果的にコスパ面で優秀になっているスマホまで幅広い対象から選定しています。
また広く国内で提供されており、各キャリアで利用する上で問題のないスマホを対象としました。
※2023/12/30に価格チェック後、対象見直しを実施しています。
1万円台のSIMフリーAndroidスマホ
まずはAndroidスマホならではの低価格帯スマホです。1万円台ではあるものの、非常にコスパの良いスマホが揃っており、日常利用には問題なく利用できるスマホもあります。
円安の影響から2万円台になるスマホもありますが、安価に使いやすいスマホのラインナップとなります。
Xiaomi RedMi 9T 驚異のクアッドカメラ搭載
おすすめポイント
- 驚異のメイン4800万画素を始めとしたクアッドカメラ搭載
- 6000mAhバッテリー搭載と超大容量バッテリーを搭載
- スマホ性能も日常利用には問題ない性能
- ハイレゾ音源に対応
1万円台でSIMフリースマホを探しているなら、現状実質一択となっているXiaomiの「Xiaomi RedMi 9T」です。
Xiaomiは低価格帯の良コスパスマホに提供があるメーカーですが、本スマホは他の同価格帯を圧倒してランキング上位に入っています。
何といっても1万円台ではありえないクアッドカメラ搭載、全Androidスマホの中でもトップクラスのバッテリー容量にあります。
さらにスマホ性能も同価格帯の中では優秀な部類で、Webブラウザ利用やYoutube閲覧、アプリ利用までストレスなく利用可能です。
さすがにおサイフケータイ機能や防水機能はありませんが、1万円台の予算でスマホを探している方はXiaomi RedMi 9Tを選んでおくと間違いありません。
人気スマホのため2万円前後になるタイミングもありますが、それでもコスパには優れた機種です。
OPPO A54 5G 5G対応かつ高いカメラ性能
おすすめポイント
- 1万円台 × 5Gネットワーク対応
- リフレッシュレート90Hzのディスプレイ
- メイン4800万画素のクアッドカメラ搭載
- 5000mAhの大容量バッテリー
- トリプルスロット対応によりSIMカード2枚+SDカード利用が可能
続けて同価格帯で紹介するのは、OPPOから主要メーカーではほぼ最安値となる5G対応スマホのOPPO A54 5Gです。
何といっても低価格で5G対応している点が評価されているポイントですが、他にも90Hzリフレッシュレート対応や高いカメラ性能など、バランスのよいスマホとなっています。
スマホ性能もSnapdragon 480 5Gが搭載されており、普段使いには全く支障のない性能です。
防水・防塵機能やおサイフケータイに対応できていない点はマイナスですが、その辺りを不要としている方からするとトップクラスの良コスパスマホでしょう。
発売当時からの値下がりもあり当初よりもさらに安価に購入できることから、なるべく安く5G対応スマホを購入したい方には、実質一択のスマホです。
本機種以降に、OPPOからエントリーモデルとなる「OPPO A55s 5G」が発売されていますが、コスパ性能面では今回紹介するOPPO A54 5Gのほうが優秀なため、注意しましょう。
Redmi Note 9S 高いスマホ性能のSnapdragon 720G搭載スマホ
おすすめポイント
- メイン4800万画素を始めとしたクアッドカメラ搭載
- snapdragon elite gaming対応のゲーム利用向きスマホ
- SIMカード2枚刺し+SDカード利用ができるトリプルスロット対応
- 防水機能に対応
つづけては発売から時間が経っていますが、発売当初からコスパ観点の評判が非常に高く、同価格帯では長く上位で売れ続けている「Redmi Note 9S」です。
発売時点から2万円台のスマホで、人気の高さから値下がりしづらいことが残念ではあるものの、余りあるスマホ性能の高さが魅力です。
先ほど紹介したRedmi Note 11とは違い、とにかくこの機種はスマホ性能・カメラ性能面に振り切った仕様となっており、いずれも2万円台とは思えない性能の高さです。
また低価格帯のXiaomi製の同価格帯のスマホの中では珍しく、防水機能に対応している点も嬉しいポイントです。
中古で安価に手に入れやすいスマホとして紹介しました。
2万円台のSIMフリーAndroidスマホ
非常に激戦区となっている2万円台のSIMフリースマホの紹介です。
この辺りの価格帯でも充分な性能が揃っているので、一番コスパ面でもおすすめできる価格帯になっています。
Redmi Note 11 有機EL搭載かつリフレッシュレート90Hz対応
おすすめポイント
- 有機ELディスプレイ対応かつ90Hzリフレッシュレート対応
- 5000mAhの大容量バッテリー
- 1時間でフル充電できる33W急速充電対応
- クアッドカメラ搭載でインカメラも高性能
まずはXiaomiから発売されている「Redmi Note 11」です。
とにかくXiaomiの低価格スマホはコスパが高いことで知られており、本スマホも発売直後からコスパの良さで人気のスマホになっています。
Redmi Note 11の最大の特徴は2万円台で有機ELディスプレイ対応かつリフレッシュレート90Hz対応している点です。動画やSNSメインの方には最適なスマホです。
他にはバッテリー性能も優秀で、急速充電機能は他Androidスマホよりも高い33Wの急速充電に対応しています。大容量バッテリーではあるものの約1時間でフル充電が可能です。
Xiaomi製の中ではスマホ動作性能が低い点と、おサイフケータイや防水・防塵機能に対応出来ていない点はあるものの、利用シーンによってはオススメできるスマホの一つです。
moto g32 MOTOROLA製の4G高コスパスマホ
おすすめポイント
- 6.5インチ大画面で90Hzリフレッシュレート対応
- 30W TurboPower™ チャージ対応
- トリプルカメラ搭載でインカメラも高性能
- IP52の防水防塵対応
つづけて紹介するのはMOTOROLAから発売された「moto g32」です。
一言でいうと先に紹介したRedmi Note 11と価格面では互角、性能は若干下がる面があるという下位互換的なスマホになります。
ただ2万円台で購入できることを考えると、非常にコスパがよいため好みで決めるとよいでしょう。
Redmi Note 11との比較では有機ELではない点、クアッドカメラとトリプルカメラの違い、防水防塵性能や充電性能も若干落ちる点が挙げられます。
唯一NFC対応についてはRedmi Note 11は非対応、moto g32は対応している点は上回っているポイントです。
マイナンバーカード読み取りなどで使う場面が徐々に増えてきており、この点も含め選択するとよいでしょう。
moto g52j 5G Motorola日本仕様の高コスパスマホ
おすすめポイント
- 6.8インチの大型ディスプレイ搭載
- Snapdragon 695 5G搭載。高コスパのスマホ動作性能
- 高い防水・防塵機能とおサイフケータイ対応
- メイン5000万画素のトリプルカメラ搭載
- 5000mAhと大型バッテリーを搭載
- 外部ストレージ1GB対応
続けてもMOTOROLA製のスマホからmoto g52j 5Gです。先のmoto g32よりも多少価格は上になりますが、その分性能アップしています。
AndroidスマホはOPPOやXiaomi製のコスパが非常に高く、他メーカーがなかなか入れない状況ではあるものの、本製品は日本仕様に特化しつつコスパを求めた機種となっています。
日本仕様に合わせる形でおサイフケータイ対応・防水・防塵機能に対応しており、スマホ動作性能やカメラ性能も充分な仕様が搭載されています。
また6.8インチの大型ディスプレイも他にはない魅力です。200gを超える重さにはなってしまいますが、バッテリー容量も多く安心できます。
価格帯も2万円台後半から3万円台となりますが、本価格帯の中では良コスパスマホです。
moto g52j 5Gには次世代のmoto g53j 5Gも発売されていますが、moto g52j 5Gのほうがスマホ性能やカメラ性能が高く、価格はほぼ変わらないためコスパ面では今回紹介する前世代のmoto g52j 5Gがおすすめです。
3万円~5万円台のSIMフリーAndroidスマホ
ここからは3万円~5万円台のAndroidスマホでおススメ機種を紹介していきます。
この辺りの価格帯になると、5G対応がスタンダードになってきます。
まだまだ5Gが一般的に普及していない状況ではあるものの、2年以上の長期利用を考えている方は、5G対応有無もチェックしてみてください。
Redmi Note 10 Pro 1億800万画素の驚異的なカメラ性能
おすすめポイント
- 有機ELディスプレイ搭載でリフレッシュレート120Hz対応
- メイン1億800万画素を始めとした驚異的な性能のクアッドカメラ搭載
- snapdragon elite gaming対応のゲーム利用向きスマホ
- 5020mAhと大型バッテリーを搭載
- 内部ストレージ128GBまで対応
- 防水・防塵機能に対応
- トリプルスロット搭載のためSIMカード2枚+外部SDカード利用可
ディスプレイサイズは6.67インチの大型ディスプレイですが、200gを切る重さになっておりバッテリー容量を考えると、サイズ性能もXiaomi系のスマホの中では優秀と言えます。
更に有機ELディスプレイも搭載しており、防水・防塵機能にも対応しています。おサイフケータイ機能はないものの、コスパ面では同価格帯のAndroid機種の中では最も優れている機種です。
特にカメラ性能に関しては、10万近くのハイエンド機種と比較しても遜色のない性能であり、3万円台では考えられないスペックとなっています。
さらにリフレッシュレート120Hzに対応しており、スマホのスクロールや動画再生・ゲームなど滑らかな動きを体感できます。
防水機能も含めて長く利用したい方にはRedmi Note 10 Proは非常におすすめできるスマホです。
OPPO Reno7 A 5G対応かつバランスのよいOPPOスマホ
おすすめポイント
- 5Gのsub6対応
- 有機ELかつリフレッシュレート90Hz対応のディスプレイ
- Snapdragon 695 5G搭載
- メインカメラ4800万画素のクアッドカメラ搭載
- 防水・防塵機能に高い品質で対応
- おサイフケータイ機能完備
続けてOPPOから発売されているOPPO Reno7 Aを紹介します。発売する度にランキング入りする人気のOPPO最新機種です。新機種のOPPO Reno9 Aではなく、コスパ面ではOPPO Reno7 Aのほうがおすすめになります。
OPPO Reno7 Aの非常にバランスの良さを売りにしている機種となっており、総合的なコスパも非常に高いです。
6.4インチディスプレイかつ175gの重さ、7.6mmという持ちやすさも魅力の一つです。
OPPO製の強みである、防水・防塵機能に完全対応、カメラ性能の高さ、おサイフケータイ対応などしっかり対応しています。
また今までのOPPO製スマホと比較しても、スマホの動作性能面も満足できる性能である点が特徴で、ゲーム含めてストレスなく利用できる性能となっています。
他にもいくつか5G対応のAndroid SIMフリースマホは発売されているものの、本機種は価格から見て高い性能となっており、長く使える良スマホです。
今回は1世代前のOPPO Reno7 Aを紹介しましたが、最新のOPPO Reno9 Aはほぼ同一スペックかつ価格は高価なためおすすめできません。
ただメモリ性能はアップしており、多少のスマホ動作性能差はあるため、価格が下がってくれば候補に入ってきます。
Mi 11 Lite 5G 5G対応のミドルレンジ帯コスパ最強スマホ
おすすめポイント
- Snapdragon780Gが搭載されており非常に高いスマホ性能
- 5Gのsub6対応
- 有機ELディスプレイ搭載かつリフレッシュレート90Hz対応のディスプレイ
- メインカメラ6400万画素のトリプルカメラ搭載、インカメラも2000万画素搭載
- 防水・防塵機能、おサイフケータイ機能完備
- 厚さが6.81mm、重さ159gと驚異的なサイズ仕様
5G対応スマホから、もう1つ同価格帯の中ではトップのコスパ性能であるMi 11 Lite 5Gを紹介します。
今回紹介する同価格帯のスマホの中でもNo1のコスパを誇る機種です。
先ほど紹介したOPPO Reno7 Aをスマホ動作性能・カメラ・バッテリー・サイズ性能などワンランクレベルアップさせたスマホです。
6.55インチと比較的大きめなディスプレイサイズではあるものの、厚さが6.81mm、重さ159gとiPhoneと比べても、驚異的なサイズ性能でiPhone含めた他機種を圧倒しています。
※参考:人気の高い4.7インチディスプレイの「iPhone SE(第2世代)」が厚さ7.3mm、重さ148g
またOPPO Reno7 Aと大きく価格面でも変わらないことから、コスパ観点では実質一択のスマホとなっています。同価格帯で5Gスマホを探している方には一番おススメできるスマホです。
圧倒的なコスパ性能からしばらく販売価格が下がらない機種になります。
同じXiaomiからXiaomi 11T ProやRedmi Note 11 Pro 5Gなどの後続機種も登場していますが、本スマホよりはコスパ面では劣ります。
OPPO Reno7 Aと比較した記事もありますので、気になる方はチェックしてみてください。Mi 11 Lite 5Gのコスパ性能の高さが分かる内容となっています。
5万円以上のSIMフリーAndroidスマホ
最後に5万円台以上のスマホから、コスパに優れたAndroidスマホを紹介します。
Pixel 7a Google純正の高コスパスマホ
おすすめポイント
- Google Tensor G2 Titan M2搭載でAntutu70万台後半の高いスマホ性能
- 6.1インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート90Hz対応
- Pixelシリーズ内でもメイン6400万画素の高いカメラ性能
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
- 5Gネットワーク対応でn79のドコモ帯にも対応
まず紹介するのはGoogle純正のPixelシリーズで廉価版として発売されているPixel aシリーズ最新のPixel 7aです。
Pixelシリーズの中では最もコスパ面でおすすめできるスマホであり、廉価版ではないPixel 7と比較しても同レベルの性能でありつつ、価格面が抑えられています。
Galaxyなどのハイエンド機種と比較すると劣るものの、同価格帯では非常にコスパ性能が高く、ゲーム中心の利用にも問題なく対応可能です。
Pixelシリーズの中ではPixel 7よりも優れたカメラ性能であり、おサイフケータイ対応など国内仕様にもしっかり対応できています。
他にも6.1インチの小型ディスプレイは特徴的で、コンパクトかつ高性能なスマホを探している人には非常におすすめできる機種です。
本モデルよりaシリーズ初の顔認証やワイヤレス充電にも対応できており、Pixelシリーズの中では実質一択のスマホになります。
motorola edge 40 軽量167gかつ超高速充電が搭載された日本向けMOTOROLAスマホ
おすすめポイント
- 6.67インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート144Hz対応
- 3200万画素と高いインカメラ性能
- 最大68Wの超急速充電が搭載、10分充電で1日持つバッテリー性能
- 167gの軽量かつ6.67インチ大型ディスプレイのサイズ性能
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
次に紹介するのは、MOTOROLA製のSIMフリー端末として、高い充電性能とサイズ感で人気のあるmotorola edge 40です。
MOTOROLAはアメリカ発のブランドですが、日本向けのスマホにはかなり力を入れており、本スマホもおサイフケータイ対応から高いディスプレイ性能・インカメラ性能・バッテリー性能と、日本で需要の高い部分を一通りおさえています。
どちらかというとMOTOROLA製は一通りの機能をおさえていて高コスパ!という印象のスマホが多い中で、motorola edge 40はTurboPower充電による超高速充電搭載、本価格帯では珍しいインカメラ3200万画素搭載、リフレッシュレートは144Hzまで対応かつ大画面と尖った仕様となっているスマホです。
もちろん上記以外も高いレベルでバランスが取れており、特にサイズ面では重さ167gと非常に軽量なスマホとなっています。軽さが売りのPixelシリーズよりも軽いスマホです。
肝心のスマホ動作面ではAntutuスコア67万ほどと、Pixel 7aや前世代のPro版になるmotorola edge 30 proなどに比べれば落ちる性能ですが、ゲーム特化したスマホが欲しいという人以外の需要は充分に満たせる性能となっています。
外部SDカードには非対応になるものの、256GBと大容量ストレージも嬉しいポイントです。
Xiaomi 11T Pro バランスがよく高い動作性能と急速充電仕様
おすすめポイント
- Snapdragon 888搭載。Antutu70万台後半の高いスマホ性能
- 6.67インチ有機ELディスプレイかつリフレッシュレート120Hz対応
- 5000mAh大型バッテリーかつハイパーチャージ機能搭載
- おサイフケータイ、防水・防塵機能あり
- 5Gネットワーク対応
最後に紹介するのは、5万円以上の価格帯でSIMフリー端末として、発売後から圧倒的に売れ続けているXiaomi 11T Proです。
あらゆるゲームをサクサク遊べる性能のスマホを探しており、少しでも安価に・・と考えている方には実質一択でおすすめできるスマホです。
まずは発売時に多くのハイエンド機種に採用されていたSnapdragon 888が搭載されており、性能スコアを計るAntutuスコアでは70万台後半で、Pixel 7aと同レベルの性能です。
高いスマホ性能を全面に押し出しているZenfone8とほぼ同レベルの性能スコアであり、原神などをはじめとした高スペックが求められるゲームもサクサク動きます。
ディスプレイ面やカメラ性能も高いレベルのスマホであり、おサイフケータイ対応など国内仕様にもバッチリ対応できています。
また17分で100%充電できるハイパーチャージ機能は非常に便利で、Xiaomi製スマホを選ぶ理由の一つにもなっています。
ソニーのエクスペリア系も同価格帯でSIMフリースマホとしては発売していますが、コスパ面では圧倒的に上回っている性能となっています。