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知育

子どもの集中力を高めるコツとは?集中力がない原因と対策も合わせて解説

子どもの集中力を高めるコツは?

「うちの子は机に座ってもすぐに違うことをはじめてしまって集中力がない」

「集中力が長く続かないのは他の子と違うのかな・・・」

と悩んでいる方。同じように悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。

心も体も未熟な子どものうちだから、集中できないのは当たり前。そう思っていても、何か集中力を高める方法はないだろうか?と思いますよね。

今回は、子どもの集中力がない原因から、集中力を高める方法、また意識しておくべき普段の親の接し方について解説していきます。

子どもの集中できない理由は?

子どもが集中できない理由は

子どもが集中できない原因は何なのでしょうか?以下の4つに分けて解説していきます。

  • 環境的な要因
  • 生理的な要因
  • カフェインの摂りすぎ
  • 発達障害や生まれつきの特性

環境的な要因

そもそも集中できる環境が整っていないということが原因として挙げられます。

例えば、読書をしようとしているときに周りで話し声が聞こえたら、気になって集中できないという人もいるのではないでしょうか。

あるいは、今の時代ほとんどの方が持っているスマートフォン。

日々の生活において、非常に便利ですが、通知が気になって集中できないなんてこともありますよね。

このように、話し声やテレビの音が気になる、おもちゃやスマホ、ゲーム機など視界に気になるものがあるなど、周りの環境が整っていないために集中できないことは大いに考えられます。

生理的な要因(睡眠不足・空腹など)

子どもの睡眠不足

生理的な要因というと少し難しいかもしれませんが、子どもに当てはめて簡単に言えば寝不足や空腹であることを指します。

日本小児保健協会の調査によると、1歳半〜6歳児までの子どもで夜10時以降に眠る子どもの割合が1980〜2000年の間で年々増えています。

e-ヘルスネット 子どもの睡眠

小児だけではなく、世界的にみても日本の子どもは夜更かしで有名です。

24時間コンビニやスーパーがやっている環境や、ゲームやスマホの発達により大人も子どもも夜更かしになっていることが原因として挙げられます。

私たちが規則正しい生活を送るためには脳内物質である「メラトニン」と呼ばれる物質を夜間に分泌することが大切です。

人の一生のうちで1〜5歳までが1番多く分泌されると言われているため、幼少期によく眠ることは不可欠ですが、それが叶っていないのが現状です。

よく眠れないことから起床後もボーッとしてしまい、朝食も摂らずに幼稚園や学校へ行くことになります。

睡眠欲も食欲も満たされずにその先々では集中できず、集中力の観点からも悪循環に陥ってしまいます。

全日本民医連 子どもの睡眠不足はなぜ悪い?

もちろん空腹を満たすだけではなく、栄養を考えたバランスのよい食事が重要です。

また子どもに限らない話ですが、炭水化物を取りすぎると血糖値があがり眠くなってしまいます。

特に朝ごはんはサンドイッチや焼き魚など血糖値が急上昇しない主食、脳に安定したエネルギーを与えてあげるようにしてください。

カフェインの摂りすぎ

子どものカフェイン摂取

知らず知らずのうちにカフェインの摂りすぎが原因になっていることもあります。

「え?カフェインて眠気を覚ますのに良いんじゃなかったっけ?」と思われる方もいるでしょう。

カフェインには、眠気を覚ます覚醒と興奮作用がありますから、一見集中するのには役立つのではないかとも思います。

しかし、このカフェインを摂りすぎることによって、夜中に目が覚めるという自覚症状を持つ子どもがいることが調査によって分かっています。

育児の新常識「子どものカフェインマネジメント」

夜中に目が覚めてしまうということは、熟睡ができていない、睡眠不足に繋がってしまいます。

カフェインは、子どもが口にするようなココア、コーラ、コーヒー牛乳などの飲料にも含まれているため、飲ませすぎには注意が必要です。

発達障害や生まれつきの特性

子どもの中には、生まれつきの障害や特性によって集中できないという子もいます。

例えばADHD(注意欠如・多動性障害)と呼ばれる障害。

これは、座っていたと思ったらすぐに席を立ってしまう多動性や、課題や遊びに集中して取り組めない不注意性などの特性を持つ脳機能の障害です。

あるいはHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)と呼ばれる特性は、周りの声や雰囲気に人一倍敏感で、まるで自分が怒られているかのように感じることもあります。

生まれつき障害や特性をもつ子どもは、一般的な子どもよりも集中力が長く続くことが難しく、集団生活や勉強をする上で困難となる場面が出てきます。

子どもの集中できる持続時間は?

子どもの集中できない理由

子どもの集中できる時間は思ったよりも短く、以下が目安と言われています。

  • 未就学児〜小学校低学年・・・年齢プラス1分
  • 高学年〜中学生・・・・・・・15分

ちなみに大人でも90分が限界だと言われており、働く上では45分に休憩15分をとることを推奨されています。

上記を前提として、私たちの身の回りでは、集中できるよう様々な工夫がされています。

例えば、幼児期の子どもであれば絵本の内容が短く発達に応じたわかりやすい内容となっていますし、TV番組は10〜15分に1度コマーシャルが入っています

このコマーシャルは子どもから大人まで集中してテレビを見続けられるように工夫されているためです。

このように、子どもの集中力は私たちが思っているよりも長くは続きません。

また、子どもが好きなことをしている時と、苦手分野を取り組んでいるときの集中力の度合いは全く違うことも理解しておく必要があります。

子どもは集中力がないということを前提として考えておくと、気持ちに少し余裕が出てくるかもしれません。

子どもの集中力を高める方法は?

絵本セットの読み聞かせ

周りの環境や睡眠不足などによって子どもは集中できないことが分かりました。

上記をもとに、子どもの集中力を高めるために実施する対策について解説していきます。

集中力を高める環境を整える

まずは、集中力を高める・欠落しない環境を親が整えてあげることが第一です。

前項でも話した通り、環境が整ってなければ集中することは難しいでしょう。

勉強するときはテレビなど音の鳴るものは消し、出来るだけ静かな環境を作るようにします。

またスマホやゲームは違う部屋に置いておき、子どもの視界に入らないようにしておくことも必要です。

他にも好きなキャラクターの文房具などお気に入りのものを揃えるようにしてみることもおススメです。

大人でも、仕事で使うものはこだわりを持つ人が多いように、子どもも自分の持ち物に好きなものが多いとやる気や集中に繋がります

他にも勉強する際の、椅子や机を適切な高さにしてあげるなど、集中力を乱さずに持続される環境づくりが必要です。

締め切り効果を利用!休憩をうまく取り入れる

締め切り効果とは、物事をおこなう時にある程度時間に制限をつけることです。

例えば、夏休みの宿題の場合、休みの終わりが近づいてくると、やらざるを得ない状況になり集中力がグッと高まり取り組むことができます。

このような締め切り効果を利用し、集中力を高めることもテクニックの一つとしておすすめです。

株式会社ベネッセコーポレーションがおこなった研究によれば、60分1セットでおこなった学習よりも、15分×3セットの45分の方が勉強したことの定着と集中力に効果があるとの結果が出ています。

ベネッセコーポレーション子どもの集中力調査
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000000120.html

休憩を入れると、一見集中力が切れてしまいそうな気がしますが、これも前に話したように人の集中できる時間に関係しています。

小さいうちは大人が時間を見て声をかけてあげたり、おやつを用意してあげることでうまく集中していることとの切り替えを作ってあげられると良いですね。

楽しみながら鍛える方法を取り入れる

レゴブロック

「楽しい」「ワクワクする」と感じられる中では子どもの集中力は持続します。集中力トレーニングとなる遊びの代表的な例をいくつか紹介します。

折り紙

折り紙は手先を動かすことで集中力が身につけることに繋がります。

定番の折り方はもちろんのこと、今では人気のキャラクターの折り紙なども多数発売されているため、子ども自身が楽しみながら取り組むことができるでしょう。

パズル遊び

パズルは記憶力と共に集中力が養われるゲームです。

ピースが大きなものから細かいものまであるため、幼児から未就学・就学後まで幅広い年齢で取り組みやすい遊びです。

親子で一緒に取り組む遊びとしてもおすすめできるアイテムの一つです。

レゴなどのブロック遊び

ブロック遊びが好きな子どもは非常に多いです。

小さな部品から家や乗り物といった形を自分で想像して作るため、想像力や完成に到達するまでに集中力を養います

遊び方も無限大ですので、飽きずに子どもの発想力を膨らませながら取り組める点も魅力の1つです。

絵本の読み聞かせ・図鑑

幼児期は大人が絵本を読んであげることで、子どもは物語の中に入り集中して話しを聞くようになります。

寝る前に読んであげるなど、小さな頃から毎日の親子のコミュニケーション習慣として取り入れると、集中力にも良い効果が表れます

また、図鑑も子どもが夢中になるものの1つですので、花や動物など子どもが夢中になれる図鑑を用意してあげるのもオススメです。

集中力の低下にはオレンジジュースもおすすめ

オレンジジュースには「糖質」「ビタミンC」「カリウム」が豊富で、集中力の低下や疲れがたまったときに有効な飲み物です。

冷たいオレンジジュースを飲むことで、リフレッシュできて気分転換にも繋がります。

飲みすぎは糖分の取りすぎにも繋がりますが、頑張っているご褒美として、取り組み最中に与えてあげるのはいかがでしょうか。

子どもに対する親の接し方

子どもの集中力を維持する・成長させるためには、親の子どもに対する接し方も非常に重要です。

前項で紹介したポイントと合わせて、これから紹介する内容を元に親の接し方も意識的に工夫していきましょう。

長所を見極めて褒める

長所をほめる

子どもが少しでも集中して取り組む姿勢を、親は意識して褒めるようにしましょう。

アメリカの5〜12歳を対象に行われた研究では、教師が褒めれば褒めるほど課題に対する集中力が高まったとの結果があります。

ミズーリ州、テネシー州、ユタ州にある19校の小学校(幼稚園も含む)の生徒2536人を3年にわたって観察した。生徒の年齢は5~12歳(全体の53%が男児)で、学級数の総計は151。

解析の結果、教師が生徒を叱ることを控え、褒めることを増やせば増やすほど、教師の話に耳を傾ける生徒の数が増え、与えられた課題に対する集中力も高まったことが明らかになった。

「褒める対叱る」の比率(教師が褒めた回数を褒める+叱責の総計で割ったもの)が最も高いクラスの生徒は、最も低いクラスの生徒と比べ、教師の話や課題に集中する時間が20~30%増えていた。

https://diamond.jp/articles/-/228885

褒めることによる集中力の高まりは、学校の中の話だけではなく、子どものやる気や集中力を育む上で大人が褒めて、子どもを認めてあげることは大切だということに繋がっています。

日常では、出来ない短所ばかりについ目が向きがちですよね。

しかし「ここができるようになったね」「座ってできてえらかったね」と小さなところでも褒めることで、子どもは徐々にやる気を持って取り組めるようになります。

とはいえ、子どもが勉強をしている時は料理など家事をしていることも多いでしょう。

そういった場合でも、親から子どもに視線を送ったり、相槌をうってあげるだけでも「見てくれている」という安心感を子どもに与えることができます。

このようにして、子どもの取り組む姿を肯定的に応援してあげましょう。

一緒に取り組む中で集中力が身につくようにする

親子で一緒に取り組む

親の取り組みとして一番おすすめの対応は、集中力が続かない取り組みを子どもと一緒になって取り組むことです。

子どもが苦手なことをやっている時に集中が途切れるのは、分からなくなって嫌になることがきっかけになることが多いです。

そのような時に、親が興味をもち時折手伝うことで、集中力を途切れさせずに子ども自身で進んでいける力を維持することにも繋がります

また、同じ時間を過ごすことや一緒に取り組めることは子どもにとって喜びになります。

忙しい毎日の中ではありますが、ぜひ1回15分だけでも時間をとり、子どもと一緒に取り組む時間を持ってあげてください。

子どもの集中力を高めるコツ まとめ

いかがでしたでしょうか。

子どもが集中できない原因は周りの環境が整っていなかったり、睡眠不足やカフェインの取りすぎ等も要因であることを紹介してきました。

集中力を高める方法はいくつかありますが、折り紙やパズルなど子どもの興味のある遊びを通して集中力を養うと良いでしょう。

他にも子どもの周りの環境を整えたり、休憩を上手に挟むことも非常に重要なポイントです。

また、子どもの集中力を高めるためには子ども任せにせず、大人が褒めてあげたり一緒に取り組むことで子ども自身が養えるようにしてあげましょう。

子どもの成長も個々に異なり、得手不得手も子どもそれぞれです。

時には親がサポートし、子どもの集中力を上手く高めてあげるようにしてみてください。

また以下のようなプロが選定した玩具や絵本が届くサブスクリプションサービスの活用も有効な対策の一つです。ぜひチェックしてみてください。

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