絵本の中でおすすめできるテーマの一つが「動物」をテーマにした絵本です。
最初の生き物はどうやって生まれたの?人間と動物の違いってなに?動物はなぜ四足歩行なの?など多感な時期に様々な生き物に対する興味が生まれ始めます。
今回の動物をテーマにした記事では、動物に興味が生まれ始めたお子さんに向けて、興味を更に膨らませて想像力を発達させるための、おすすめ絵本を3つ紹介していきます。
動物や生き物・生命のことを知ってほしいという親御さんや祖父母から子どもへのプレゼントにもピッタリの絵本です。
いずれも保育士の立場から様々な絵本を読み聞かせした経験による選書です。ぜひ親子で楽しんでいただければと思います。
動物のおすすめ絵本3選
早速、動物をテーマにした絵本を3選紹介します。いずれも楽しみながら動物の知識や興味を高めてくれる絵本です。
だ〜れだ?
ヒド・ファン・ヘネヒテン/作・絵 たけうち としえ/訳
絵本の内容・あらすじ
「へびさんのような ながーい おはなの いきもの、だ~れだ?」
かけ声とともに仕掛けをめくると、なんとへびさんがゾウに変身しました!
子供の想像力を育んでくれる仕掛けが人気の世界17カ国以上で翻訳されているロングセラー絵本です。
英語での文章もついています。
絵本のおすすめポイント
ページをめくる度にどんな動物に変身するの?というワクワク感が子どもの想像力を掻き立てます。
色々な動物の名前を覚えたり「だーれだ?」となぞなぞ形式にしたりと、絵本の時間に取り入れることで親子での読み聞かせをぐんと楽しいものにしてくれるでしょう。
絵本にはめずらしく文章が英語で併記されているのも特徴で、英語学習にも役立ちます。
対象年齢は1歳頃から。読み聞かせとしておススメしたい本です。
もりのおふろ
西村 敏雄/作・絵
絵本の内容・あらすじ
ある日ライオンさんが森のおふろで体を洗っていると、ゾウさんがやって来ました。
「ゾウさん、わたしの背中を洗ってくれませんか」
ライオンが頼むとゾウさんは快くライオンの背中を洗ってあげます。
森のおふろの湯気に誘われてか、次々とやって来る動物たち。
ごしごし しゅっしゅっ
みんなで背中の洗いあいっこを始めると、最後には大きな輪になって前の動物の背中を元気に洗ってあげるのでした。
絵本のおすすめポイント
ごしごし しゅっしゅっの音が印象的な毎日のお風呂が大好きになる絵本です。
お風呂という身近なテーマに、この「ごしごししゅっしゅっ」が子どもの心を掴んで止まず、子どもがお風呂好きになっという声も多い作品です。
森のおふろにやって来た動物たちが、輪になって前の動物の背中を洗ってあげるという優しさにも心が和むことでしょう。
物語のクライマックスの豪快な「どぼーん!」のシーンも必見です。
2歳頃からお風呂を少し苦手としているお子さんにもおススメです。
どうぞのいす
柿本 幸造/作 香山 美子/絵
絵本の内容・あらすじ
ある日ロバさんが見つけたのは「どうぞのいす」と看板に書かれたうさぎくんが作った素敵なイスでした。
「おや、なんて親切なイスだろう」
疲れていたロバさんは、どんぐりが入ったカゴをどうぞのいすの上に置き木の下で眠ってしまいます。
そこへ次々と通りかかる動物たち。
「どうぞならば、遠慮なくいただきましょう」と、どうぞのいすに置かれた食べ物のとりかえっこが始まったのです。
眠りから覚めたロバさんがどんぐり入っていたカゴを見てみると・・・?
絵本のおすすめポイント
「どうぞ」の気持ちに心があたたかくなるロングセラー絵本で、思いやりのある物語と秀逸なストーリーから幼稚園などでの劇の題材としてもよく知られています。
柔らかいタッチの可愛らしいイラストも魅力で、動物たちの相手を思いやる優しさに絵本を読む度にあたたかい気持ちになることでしょう。
目が覚めたロバさんの、くすりと笑えるユーモアのあるラストにも注目です。
3歳頃からおすすめできる絵本で、思いやりや感性を育てる絵本としては最適です。
動物以外のテーマのおすすめ絵本
今回紹介した動物のテーマ絵本以外にも、子どもが興味を持ちやすい「おばけ」、「恐竜」、「ディズニー」など様々な絵本を別の記事でも紹介しています。
知育の観点からは興味があるテーマの絵本を与えてあげることと、様々な種類の絵本を通じて想像力や感受性を高めて上げることが重要になります。
以下の記事で各テーマの紹介をしていますので、お子さんの興味がある、または興味が湧きそうなテーマがあるかチェックしてみてください。
絵本の読み聞かせの効果やメリット
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションを取れるのはもちろん、お子さんの知育観点の効果も大きいです。
また0歳から始めることも出来るため、早く始めるほど想像力の向上や感情表現を豊かにすることに繋がります。
- 親子のコミュニケーション
- 国語力や語彙力が育つ
- 想像力が向上する
- 感情表現が豊かになる
- 大人へのメリットも大きい
上記の通り、絵本の読み聞かせには実際に読んであげる親御さん、聞く側の子ども双方に大きなメリットがあります。
ただ絵本の効果を最大限高める読み聞かせ方法や、絵本の選び方もポイントがあります。少しの意識で変わってくる部分も多く、ぜひ読み聞かせ前にチェックしてみるようにしてください。
絵本の読み聞かせ効果や方法の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
絵本の読み聞かせの効果やメリットとは?読み聞かせのポイント解説
絵本の知育効果を高めるには定額配送サービスもおすすめ
また絵本の選書は、子どもの興味だけではなく、知育観点から年齢にあった適切な絵本をバランスよく選んであげることが重要です。
どうしても親御さんが選ぶ場合は、選ぶ本が限られてしまう事や、特定のジャンルに偏った絵本になってしまいます。
絵本の定期配送サービス(サブスクリプションサービス)では、毎月定額制で利用者の様々なデータを元に知育観点のプロが適切な絵本を選定して届けてくれるサービスや、海外の絵本を対象に毎月配送してくれるサービスなど様々存在します。
知育観点では非常におすすめできるサービスとなっていますので、興味があればぜひ参考にしてみてください。以下記事に国内で提供している絵本の定期配送サービスの特徴を紹介しています。