近年は家で過ごす時間が多くなり、ご当地グルメの宅配や家電製品の買い替えなどで、おうち時間を充実させるために取り組んでいます。
その中で気になっていたのが、家庭で本格的な生ビールが愉しめるキリン ホームタップというサービス。
おうち時間の充実という観点から、特に私も含めたビール好きの方は家庭用のビールサーバーが気になってるけど・・・という人は多いと思います。
そこで今回の記事では、自宅で本格ビールを愉しめる生ビール定期便「キリン ホームタップ」を実際に利用してみて、手順公開から感想まで、ビール好きの一般人目線でレビューしていきます。
この記事を読むことで、以下のような疑問を解消する手助けになるように細かく記載しています。
- 家庭用のビールサーバーって難しくない?使い方を事前に見ておきたい
- 結構場所取りそう。実際に使っているところが見たい
- 実際の味はどうか感想や口コミを知りたい
- 料金って高い?月額料金からコスパ面で検討したい
私自身もビール好きでお店や自宅で毎日1本以上はビールを飲んでおり、ビール好きが高じて以下の記事も書いています。合わせて参考にしてみてください。
合わせて読みたい
キリン ホームタップってなに?
キリン ホームタップは、国内シェア2トップの1つであるキリンビールから提供されている会員制 生ビールサービスです。
キリンが家庭用専用として開発した専用ビールサーバーにより「注ぎたての生ビールのおいしさ」が家庭で味わえると、CM等で一気に話題となったサービスになります。
利用方法としては、月額固定の金額を支払うことで専用ビールサーバーをレンタルして利用する会員制 生ビールサービスです。
「醸造家だけが知っていた工場つくりたてのビールのおいしさをご自宅へお届け」をコンセプトに、毎月2回自宅まで工場つくりたてのビールのおいしさが届けられるため、いつでも美味しい生ビールを家庭で楽しむことができます。
サービス自体に興味はあるけど、家庭用のビールサーバーの利用経験がなくて不安という方も多いと思います。
そういった方向けに、実際に利用した内容を簡単ですが紹介できればと思いますので、実際に利用する際のイメージをつかんでもらえればと思います。
私も最初は「なんとなく難しそう・・」というイメージでしたが、利用したあとは「ここまで手軽に利用できるのか・・」と当初のイメージが変わりました。
そう感じさせるくらい簡易化されており、誰でも使いやすいサービスになっています。
キリン ホームタップ開封から注ぎ終わりまで
ここからは実際にキリン ホームタップを利用した内容を写真を交えつつ紹介していきます。
利用前の方は利用開始後に専用ビールサーバーが届いたあとの手順が確認できるようになっています。ぜひ参考にしてみてください。
※本内容は2022年5月時点の内容になります。
グラス、炭酸ガスカートリッジ、他付属品
「キリン ホームタップ」専用のダンボールで届けられます。このキリン ホームタップのイラストが入ったダンボールを見た時点でテンションが上がります。
まずは専用の「キリン ホームタップ用のグラス」、専用ビールサーバーで利用する「炭酸ガスカートリッジ」、ビールキャップと入れ替えて利用する「ビアラインキャップチューブ」、一回ごとに使い捨てで利用するストローが届きます。
「キリン ホームタップ用のグラス」が届くため、ビールを家で飲む習慣がなくてビアグラスがないという方でも安心です。
もちろん量の調整ができるため、すでに持っているビアグラスを使う形でも問題ありません。
専用ビールサーバーで利用する「炭酸ガスカートリッジ」は大人男性の親指程度のサイズです。
炭酸ガスと聞くと取り扱いが難しく、危ないように感じてしまいますが、カートリッジ自体はしっかりした作りになっており、通常保管であれば全く問題ないのと、利用時にも細かい利用方法マニュアルがあるので安心です。
届いたビール
今回は3種類のビールを受け取りました。
- 一番搾りプレミアム
- SPRING VALLEY 豊潤<496>
- SPRING VALLEY on the cloud
1本あたり1L入っているので、付属のグラスを使う場合は4杯分くらい飲めます。
量的には中ジョッキ2杯~3杯くらいが1本分です。しっかり飲む方にはちょうど1本使うくらいでキリよく飲める容量です。
各種マニュアル
専用ビールサーバーの利用方法が詳細にのったマニュアルがついてきます。
家庭用ビールサーバーははじめて利用しましたが、特につまずくことなく利用できたので、非常に分かりやすいマニュアルになっていると感じました。
また「炭酸ガスカートリッジ」の設置方法マニュアルもあります。危険な使い方などを解説していますので、読んでおく必要があります。
クイックスタートガイド、サービス紹介パンフレット
その他付属するサービス紹介パンフレットでは、「ビールづくりのこだわり」や「キリン ホームタップの特長」などが紹介されています。
パンフレットには素材の話から家庭に届くまでの話、工場つくりたてのおいしさを届けることに対するこだわりなどを垣間見ることができます。
後ほど紹介しますが、ビールサーバーの電源を入れて10分ほど待つ必要がありますので、その間に読んで気分を高めるのもよいでしょう。
またスタートガイドでは、カラー図解でわかりやすく利用方法が載っています。別のマニュアルと組み合わせることで、はじめてでも簡単に利用開始できます。
事前準備
ここから利用開始前の準備段階について解説していきます。
ビールとグラスを冷やしておく冷却作業
専用ビールサーバーに保冷機能もついていますが、事前にビールを冷やしておく必要があります。
届いたらすぐに冷蔵庫に入れておきましょう。大きめのペットボトルほどのスペースを取るので、事前にスペースを空けて置く必要があります。
合わせてグラスも水跡や汚れをキレイに拭き取った状態で、冷蔵庫で冷やしておきましょう。
ビールサーバーの電源を入れる
専用ビールサーバーをコンセントに接続して、スイッチONします。
事前にスイッチONにして10分程度たった後に利用することで、保冷機能により冷たいビールが飲みつづけられるようになります。
この保冷機能は使ってみると非常に使い勝手がよく嬉しい機能です。
保冷機能もキリン ホームタップを利用するメリットの一つと言えるでしょう。
炭酸ガスカートリッジとビアラインキャップチューブをセットする
先ほど紹介されていた炭酸ガスカートリッジとビアラインキャップチューブをセットします。
マニュアルを見ながら3分程度で完了します。炭酸ガスカートリッジは一度セットした後は取り外しの際にガス抜きを行う必要があります。
ガス抜きの方法もマニュアルを見て確認しておくようにしましょう。
冷蔵庫で冷やしていたビールもセットします。
ビールを注ぐ
あとはレバーを手前に倒してビールを注ぐだけになります。レバーを奥に倒すと泡付けもできます。味も見た目的にも7:3くらいがよいでしょう。
またおすすめの注ぎ方として、最初はグラスを斜めにすることで美味しく注ぐことができます。
しっかり泡も出て極上の1杯を飲むことができます。
飲んでみた感想
一番搾りプレミアム
驚いたのがやはり味の違いです。
はじめて家庭用ビールサーバーを利用しましたが、本格ビールを愉しめました。
一番搾りプレミアムは、一部のお店でしか取り扱われていない、一番搾りの最上級ブランドです。
その一番搾りプレミアムは何も言う事がなく、お店で飲んでいるものが家で飲めるという表現で全く問題ありません。
会員おいしさ満足度99.1%※の結果がホームページ上でも記載されていますが、納得の結果です。
※21年10月実施(N=444)
いままで色々とおうち時間を充実させるために揃えてきましたが、これは満足度を考えるとかなりコスパが高いです。
スプリングバレー 豊潤<496> / on the cloud
2種類のクラフトビールも、一番搾りプレミアムとまた違う味わいで満足度の高いビールでした。
スプリングバレー豊潤<496>は「豊潤」でありつつ、後味がすっきりでビールの苦味もしっかりという感じです。泡もクリーミーで非常においしく、一番搾りプレミアムとの飲み比べもおすすめです。
スプリングバレーon the cloudはフルーティな香りが特徴的なビールです。
我が家は夫婦でお酒好きですが、奥さんのほうは非常に飲みやすくて美味しいとのことでスプリングバレーon the cloudにハマってました。
こういった数種類のクラフトビールを自宅で飲み比べできるのもいいですね。
手軽に利用できる
おすすめポイントとしては味はもちろんですが、専用ビールサーバーにビールをセットするところから、ビールを注ぐまでが非常に簡単な手軽さの一面もあります。
多少事前にビールや専用ビールサーバーを冷やしておくなどの考慮は必要になりますが、飲む前のセットアップは3分程度なので、「仕事終わりにすぐビール」「帰って自宅ですぐビール」が実現できます。
これがキリン ホームタップの大きなメリットですね。自宅なので夜ご飯のお供から、休日のご褒美の1杯など、「飲みたくなったタイミングで極上の1杯がすぐ飲める」が実現できます。
自分の好きなグラスで飲める
これも自宅で飲めるメリットの大きな1つだと感じました。ガラス素材以外にも陶器などさまざまな器で飲むことが可能です。
キリン ホームタップの料金プラン
ここからは実際に契約する場合の料金プランの説明から、契約時・契約後に気をつけるポイントについて解説していきます。
キリン ホームタップの料金プランですが、大きく以下2点の料金プランで提供されています。
・月4Lコース
・月8Lコース
基本料金は3190円で4Lコースの場合はビール料金5,060円(税込)~、8Lはビール料金9,240円(税込)~が追加でかかります。
ビアグラス330㎖を1杯分と換算すると、8Lプランの場合はビール料金385円~(税込)となります。
解約金あり
最低契約期間(12か月)継続利用を条件に解約手数料は発生しませんが、最低契約期間内に解約した場合は、解約手数料としてサーバー代金の一部に相当する税込16,500円が解約金としてかかります。
13ヶ月目以降であれば、15日までに解約申請を行えば当月の解約が解約金無しで可能です。16日以降の場合は翌月解約扱いとなります。
スキップや再開も可能
飲む頻度が不安定、そんなに飲むタイプじゃないから余るかも・・という不安がある方もいるかと思いますが、キリン ホームタップでは利用しない月はスキップすることが可能です。
4回連続でスキップできないなどの制限事項もあります。詳細は以下公式サイトをご確認ください。
おいしい生ビールがいつでも飲める価値
まずキリン ホームタップを今回試してみた結論としては「本格ビールがいつでも自宅で愉しめる」部分が非常に大きく値段以上の価値があると考えます。
実際に今回届いたビールを以下のようなケースで使っています。
- リモートワーク終了直後にビール
- 夜ご飯と一緒にビール
- 休日のご褒美の1杯
いずれも「本格ビールがいつでも自宅で愉しめる」ことによる価値ですが、この価値の大きさは体験してみないと分からない良さだと思っています。
もちろんお店で飲む生ビールも美味しいのですが、普段の家庭の日常の中に組み込めるのは格別です。
おうち時間が増えた方には間違いなくおすすめで、数段階自宅の環境がレベルアップします。
価格面で悩んでいる方は「本格ビールがいつでも自宅で愉しめる」点を含めて検討してみてはいかがでしょうか?
キリン ホームタップ Q&A
ここからは私が利用する前に疑問に感じていた点について、実際に利用してみた結果や調べた内容からQ&Aとして記載しておきます。
こちらも合わせて利用前の参考にしてみてください。
冷たい状態で飲める?ビールの温度がぬるいのでは?
試した感想としては「しっかり冷えたビールが飲める」という回答になります。
ただしいくつか考慮しておくべき点があります。
以下2点に気をつけることで満足行く温度でのビールを楽しむことができますので、チェックしておきましょう。
- 使用する10分以上前に専用ビールサーバーのスイッチをつけておく
- 冷蔵庫でしっかりビールを冷やしておく
サーバーの保冷機能により冷たさが変わってくるため、利用開始10分以上前にスイッチをONにして待機しておくことをおすすめします。
保冷機能が正常に機能している状態であれば、ビールをしっかり事前に冷やしておくことで冷たいビールを愉しむことができます。
冷蔵庫でしっかりビールを冷やしておく
繰り返しになりますが、ビールを事前にしっかり冷やしておくのは必要で最重要です。
うちの冷蔵庫では温度調整ができるため、0度ギリギリの温度で保管した後に利用していました。
注意点としては凍ってしまうと成分が変化してしまい、本来のおいしさが味わえなくなってしまう点です。
冷蔵庫の位置や他の物配置によって冷え方が変わってくる部分もあるため、事前に水やジュースなどで冷え方をチェックしておきましょう。
可能であれば温度調整可能な冷蔵庫がおすすめです。
賞味期限ってどのくらい?
こちらも公式ホームページに載っていますが、賞味期限は35日〜となります。
缶ビールや瓶ビールの場合は製造から9ヶ月と比較的余裕があることから短く感じますが、工場つくりたてのビールのおいしさをお届けするために、賞味期限を短く設定しておりますとのことです。
賞味期限の考え方が大きく変わってくるため注意しましょう。
定番ビールの一番搾りプレミアムは35日、その他ビールは45日
公式ページ~商品の賞味期限はどのくらいですか。
※あくまでも目安の日数になります。
専用ビールサーバーのお手入れ・メンテナンスって面倒?
基本的には毎回の使用でお手入れが必要なのは、ビアラインキャップチューブの水通しのみ。他のメンテナンスは不要です。
炭酸ガス、ストローは使い捨てで提供されます。そのため使うたびに新品のストローをセットして使うことができます。
私は基本的に面倒くさがりなので、メンテナンスに手間がかからない作りも嬉しいポイントでした。
どの地域でも配送できる?
以下の通り、一部を除き国内全域に配送可能です。
基本料金内に毎月2回の配送料も含まれているため、配送料は気にする必要がありません。 ※追加配送分を除きます
支払い料金が分かりやすい点もキリン ホームタップのメリットの一つです。
沖縄県および、一部離島地域を除く、全国
公式ページ~サービスを利用可能な地域はどこですか?
4L, 8Lコースで何杯分・何日分くらいある?
グラス(250ml)で考えると4Lは16杯分、8Lは32杯分の量があります。
私は休み前や仕事で疲れたときのご褒美として1L分を飲む形で利用しましたので、4Lで充分満足できましたが、家族で愉しみたい・毎日1, 2杯愉しみたい場合は8Lプランがおすすめでしょう。
もともと缶ビールを箱買いしていたため、置き換えする形になり多少価格は上がるものの、本格ビールが愉しめるため、非常に満足しています。
届いたビールの管理方法は?
ビールは届いたらすぐに冷蔵庫で保管しましょう。そのため冷蔵庫にスペースの確保が必要になります。
家庭の状況により難しい場合は専用の冷蔵庫を購入することを検討してもよいかもしれません。
ただ保管の面でも温度管理の面でも、専用冷蔵庫は検討する価値ありです。
泡が多い・少なくなったりしない?
初回注ぐ際には多少泡が多く出てきましたが、2回目からは特に問題ありませんでした。
ずっと泡だらけになる場合は、ビール自体が冷えてない可能性があります。
他にも専用ビールサーバー取扱説明書に対応方法が記載されており安心です。
電気代はどのくらいかかる?
電気代については、結論ほぼ気にする必要はありません。
というのもキリン ホームタップの場合は利用10分前に電源ONにするという使い方になるため、利用時の保冷にのみコンセントに繋いでいる状態になります。
使用電力も65wと少なく、1日中つけっぱなしにしても30円弱程度の料金です。 ※東京電力の金額から算出
冷蔵庫とは別でサーバーの電気代がかかりつづける・・という使い方ではないため、電気代の面ではほぼ気にする必要はないでしょう。
ギフト対応はできる?
満足すると気になるのがキリン ホームタップのサービスをギフトとして送れるのか?という点です。
公式ページでは「ギフト対応はしていない」とのことです。
ギフトできないのは残念ですが、もちろん家庭内の家族で利用する分には問題ないですし、友人を自宅に招いて一緒に愉しむこともできます。
キリン ホームタップで届くビールの種類
公式ページで紹介されています。ぜひチェックしてみてください。
「一番搾りプレミアム」を家で味わいたい!という人が多いかと思います(私もその一人でした)が、さまざまな良質なクラフトビールを味わえる点が大きな魅力の一つです。
ラインナップ例は以下の通りです。
- スプリングバレー豊潤<496>
- スプリングバレー on the cloud
- よなよなエール
※販売時期やラインナップ、デザインは予告なく変更する場合がございます。現在販売していない商品もございます。
※一部店舗、通販でもお取扱いのある商品です。
※選択可能な液種には、加熱処理している生ビールではない商品も含まれます。
過去提供されたビールには「よなよなエール」や「銀河高原ビール 小麦のビール」などクラフトビール好きにはたまらないラインナップが並んでいます。
こういったさまざまなクラフトビールが毎月愉しめるのもキリン ホームタップのメリットの一つです。
毎月色々なビールが届くため、ビールの愉しみ方の幅を広げてくれるサービスでもあります。
自宅でさまざまなビールが家庭で愉しめるのはご時世的にも嬉しいですね。
キリン ホームタップのメリット・デメリット
ここまでキリン ホームタップを実際に利用してみて、さまざまなおすすめポイントを解説しました。
私のライフスタイルからは間違いなく人におすすめしたいサービスではあるものの、人によってはデメリットもあります。
メリット・おすすめできる人
ビール好き、かつ家庭の時間を豊かにしたい人には間違いなくおすすめです。
特にキリンビール派の人には満足度が非常に高いサービスとなっており、限定のクラフトビールを愉しみたい人や幅を広げたい人にも向いています。
興味がある方は利用検討してみることをおすすめします。
デメリット・おすすめできない人
普段家でビールを飲む習慣がない人や、毎月の飲む量が少ない人には向いていない可能性があります。
月に4Lからのプランしかないため、飲みきれるかという点は事前に検討するようにしましょう。
ただし、ボトルを専用ビールサーバーにセットしてから、48時間以内はビールをおいしく愉しめますので、少しずつビールを飲みたいという方にはおすすめです。
キリン ホームタップ体験レビューのまとめ
ここまででキリン ホームタップを実際に体験してみて感じた感想を記載しました。
自宅で過ごす時間も増えており、自宅でのお酒ライフを充実したいと考えている人は多いかと思います。
充実する手段は飲食以外にもさまざまありますが、普段飲んでいるビールにキリンホームタップを取り入れるという手段は、日常の満足度の向上度合いとしては非常に高いです。
この記事を参考に自分のライフスタイルと照らし合わせて、ぜひ利用の検討をしてみてください。
また美味しくビールを飲むための手段としては、最近人気となった定期的にさまざまなビールが届くサービスも人気です。
以下記事でおすすめサービスを紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。