スマホの普及に比例して徐々に広がりを見せているデジタルデトックスですが、本気で実施したいならルールを決めてスマホを触らない時間を作る、遠くに離れた場所におく、引き出しの中に入れるなどの作業はハッキリいって確実に失敗します。
私も失敗経験がありますし周りにデジタルデトックスに興味を持つ人は多いですが、成功した人を聞いたことがありません。
成功するには強制的にデジタルから離れる時間を作るしかありません。1つはデジタルデトックスツアーへの参加やデジタルデトックスプランを用意している宿に泊まることです。
私も一度デジタルデトックスの宿に泊まり、デジタルデトックスの良さを認識することが出来ました。入口でスマホを預ける必要がありチェックアウトまでの間は完全にデジタルからシャットアウトされます。
テレビなどもなく、のんびり過ごすわけですが、不思議と時間がもったいない、暇だという感覚が無くなってきます。
ただチェックアウトした後はまたデジタルまみれの生活に戻るので意識は上がるもの継続が出来ませんでした。そこで私の中では「本気でやりたいならスマホから脱却しないと無理」という結論に至ります。
ちなみに私はスマホ+ガラケー通話プランのみの2台持ちで、日を決めてスマホを置いていく生活を送っています。
デジタルデトックスを本気でやりたいならガラケーにすべき
最近はガラケーを知らない世代もいると思うので、ガラケーってなに?という人は以下記事を見てみてください。
スマホをやめたい人にガラケーの良いところ19選
デジタルデトックス観点でガラケーの素晴らしい点は電話とメールしか出来ず、無駄なことが一切出来ないということです。ちょっと時間が空いたからSNS見ようなんて高度な作業は出来ません。
ガラケーってなにが出来るの?
電話とメール、インターネットのみ。アプリのインストールは出来ません。
電話もLINE通話のように通信を使った無料通話という概念がありません。メールはSMSが使えるため、最悪連絡を取り合うことは可能です。格安SIM契約でなければ各キャリアドメインのメールも利用可能です。
インターネットも使えますが、圧倒的に通信が遅いのと、画面もスマホに比べると使いづらいので使う気が無くなります。
またモバイルからのアクセスに対してサービスを止めていることも多いため、アクセスできても不便なのでインターネットは利用できないと考えておいたほうがよいです。
使いづらくても使ってしまいそう・・という方は通話のみのプランにしてしまうのも良いでしょう。ガラケー使いの方は通話のみプランを選ぶ人も多く、月1000円くらいで利用できます。
なかなか決断できないという人のために改めてデジタルのデメリットを書いてみます。
スマホの大半は時間の無駄
とにかくスマホを触っている大半は無駄な時間です。
スマホの平均利用時間は約3時間23分、しかも年々増加傾向は続いているという状況です。
今日や今週を振り返ってみてスマホで有意義と思える時間はどのくらいあったでしょうか?おそらく3時間分の価値を出せない人がほとんどだと思います。
スマホの機能や各種アプリはとにかく利用時間を延ばすためにあらゆる工夫をしています。
基本的に各アプリはアプリ内課金や広告で儲けているところが大半なので、FacebookやTwitterは全世界で万単位の優秀なメンバで、利用時間を増加させるためにどうするか常に研究を続けています。
上記に対して自分ルールで触らない時間を作ろうと、意思の強さで戦いを挑むのは完全に無謀な挑戦なので諦めましょう。
あらゆるスマホアプリからの通知地獄
LINEやTwitter、Instagram、FacebookなどのSNS、各アプリやゲームの通知など、とにかくスマホの世界は通知で溢れています。
スマホを見ていて何かの作業が終わったら通知が来て、返信したら別な通知がきて、、気づけば3時間経過しているという状態です。
集中力が乱される要因にもなり、利用時間外でも生活に悪影響を及ぼしています。
ブルーライトによる睡眠への影響
デジタルデトックスの一番のメリットだと考えますが、スマホから離れることで睡眠の質が一気に上がります。
結果日中帯も良い形で過ごすことができ、その日もぐっすり眠れるという良いスパイラルを生み出すことが出来ます。
こちらも睡眠時はスマホを見ないというルールを意思だけでスマホが当たり前の状態から引き離すのは困難です。
一度離れてみて、デジタルデトックスによるメリットの恩恵を得られた後に少しづつルールで離れた生活を送るという順番が良いでしょう。
スマホ利用が長いとイライラする
SNS疲れに代表される通り、ストレスが各段に増えます。
スマホ依存度チェック
自分って依存している?そんなに依存している実感なかった・・という方は以下のネット依存度チェックを実施してみてください。
“まったく当てはまらない:1点”、“当てはまらない:2点”、“当てはまる:3点”、“とても当てはまる:4点”で計算してみてください。
- スマホの使い過ぎで、学校の成績や仕事のパフォーマンスが下がった。
- 親しい人と一緒にいるときより、スマホを使っているときのほうが楽しい。
- スマホを使えなくなったら、我慢するのが大変そうだ。
- スマホの利用時間を減らそうとしたが、失敗した。
- スマホの利用で、勉強や仕事において計画したことをするのが難しい。
- スマホを使えないと、世界が終わったような気分になる。
- スマホがないと、落ち着かずイライラする。
- いつもスマホを使っていると指摘されたことがある。
- スマホを使っているとき、やめなくてはと思いながらも続けてしまう。
- 親しい人からスマホの使い過ぎについて不満を言われたことがある。
- スマホを使えないとき、パニック状態になる。
- スマホの長時間利用が習慣化している。
引用元:WooRis(ウーリス)
どうでしたか??45点以上は依存体質、41~44点は潜在依存の状態です。
自分で抜け出そうとするのは困難なので、家族に協力してもらうか、ガラケーに切り替えるなどある程度強硬策を取る必要があるでしょう。
最後に
とはいえ、なかなかきっかけがないと思い切ったスマホ脱却は難しいものです。(自分もそうでした)
やはりデジタルデトックスのメリットは体験してみるのが一番です。専用の宿を使ってみるのはお勧めです。
→じゃらんでデジタルデトックス検索
以下記事では依存状態でスマホをやめるための手段を書いているので、よかったら参考にしてみてください。