この記事では共にミドルエンド機種帯に位置するOPPO Reno3 Aとp30liteについて、どちらがコスパ観点で総合的に優れているか徹底比較していきます。
OPPO Reno3 Aは2020/6/25に発売されたAndroidスマホで、高いカメラ性能と防水・防塵機能やおサイフケータイ対応などでコスパの良さから発売前から話題となっているAndroidスマホです。
OPPO Reno3 Aは、国内のAndroid人気スマホとなったOPPO Reno Aの後継機種にあたり、SIMフリー版も発売されています。
もう一方のHuawei p30liteは2019年に発売以降、コスパの高さから常に売り上げランキング上位に入っている人気機種です。
どちらの機種も同価格帯の中ではトップクラスのコスパとなっているため本記事を参考に自分に合う機種を選択してみてください。
Contents
OPPO Reno3 Aとp30liteのパフォーマンス比較
早速、両者のパフォーマンス比較を始めます。価格はOPPO Reno3 Aのほうが1万円ほど高い価格になっています。
項目 | OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
OS | ColorOS 7.1(Android 10ベース) | Android10 |
カラー | ブラック、ホワイト | ピーコックブルー、パールホワイト ミッドナイトブラック |
価格 | 約37000円 | 約24000円 |
ディスプレイ | 6.44インチ フルHD+有機EL (2400x1080ピクセル) | 約6.15インチ フルHD+ (2312x1080ピクセル) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon 665(オクタコア) | HUAWEI Kirin 710(オクタコア) |
RAM | 6GB | 4GB |
アウトカメラ | メイン:4800万画素 超広角:800万画素 モノクロ:200万画素 ポートレート:200万画素 | メイン:約2400万画素 超広角:約800万画素 被写界深度:約200万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 約2400万画素 |
ストレージ | 128GB | 64GB |
サウンド | ハイレゾ対応 | ハイレゾ対応 |
通信機能 | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
SIMカードスロット | nanoSIM | nanoSIM |
デュアルSIM | あり(DSDV) | あり(DSDV) |
SDカードスロット | microSDスロット(最大256GB) | microSDスロット(最大512GB) |
認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
バッテリー | 4025mAh | 3340mAh |
コネクター | USB-C™ USB | USB-C™ USB |
重さ | 175g | 159g |
幅 高さ 厚み | 74.1mm 160.9mm 8.2mm | 72.7mm 152.9mm 7.4mm |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 |
防水 | IPX8 | 非対応 |
防塵 | IP6X | 非対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
FeliCa⁷ | 対応 | 非対応 |
NFC | 対応 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
急速充電 | 対応 | 対応 |
OPPO Reno3 Aとp30liteのスペックの違い
OS Android10対応

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
Android10 | Android10 |
OPPO Reno3 Aは発売当時で最新のOSとなるAndroid10が搭載されています。
もう一方もHuawei p30liteは2020年3月26日にアップデートが配信されており、購入後にアップデートすることでAndroid10利用可能です。
またHuaweiについて、Googleの制裁が気になるところではありますが、今回紹介しているHuawei p30liteは制裁対象外であり、問題なくアップデート対応やGooglePlayの利用が可能です。
またOPPO Reno3 Aに搭載されているColorOSについてAndroidをベースに作られていますが、カスタマイズされておりUIがiPhoneに近い形になっています。そのためAndroidに慣れている方やランチャーをカスタマイズする方は多少使いづらさはあるかもしれません。
逆にiPhoneを使っていた方は違和感なく入っていけると思われます。
ディスプレイ性能 OPPO Reno3 Aは有機EL対応

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
6.44インチ フルHD+有機EL(2340x1080ピクセル) | 約6.15インチ フルHD+(2312x1080ピクセル) |
ディスプレイサイズはOPPO Reno3 Aは6.44インチ、p30liteは6.15インチのサイズが搭載されています。OPPO Reno3 AはAndroidスマホの中でも大型のサイズとなっています。
液晶部分に関しては、同じフルHD+対応ですが、有機EL対応されているOPPO Reno3 Aのほうがディスプレイ性能としては優れています。
またまたOPPO Reno3 Aは画面占有率約89%と他のAndroidスマホに比べると高い比率となっています。
プロセッサー、RAM(性能)

OPPO Reno3 A | P30lite |
---|---|
Qualcomm® Snapdragon 665(オクタコア) | HUAWEI Kirin 710(オクタコア) |
6GB | 4GB |
それぞれホームページ上の記載は異なりますが、プロセッサーの性能はOPPO Reno3 A、P30liteともに10万後半程度と同程度の性能です。
※Antutuスコア=性能を数値化したベンチマークスコア
OPPO Reno3 AはRAM6GB搭載されているという違いはあるものの、総合的なパフォーマンスに大きな違いはありません。OPPO Reno3 Aは前モデルのOPPO Reno Aに比べると若干動作性能は下がっています。
通常のゲーム利用やブラウザによるWeb閲覧、動画閲覧などでは全く問題ありませんが、3Dの重たいゲームをストレス無く楽しみたい方は、動作性能面に特化している他スマホを選択しましょう。
ただp30liteに関しては価格面からの性能としてはコスパ面で優れています。
カメラ性能はOPPO Reno3 A

OPPO Reno3 A | P30lite |
---|---|
メイン:4800万画素 超広角:800万画素 モノクロ:200万画素 ポートレート:200万画素 インカメラ:1600万画素 | メイン:約2400万画素 超広角:約800万画素 被写界深度:約200万画素 インカメラ:約2400万画素 |
OPPO Reno3 Aはメインカメラ4800画素を含めたクアッドカメラが搭載されており、P30liteよりも優れたカメラ性能です。
一方のp30liteもメイン2400万画素によるトリプルカメラ搭載と性能が高く、日常的に利用するカメラとしては全く問題なく利用できます。
一方でインカメラの性能はOPPO Reno3 Aの1600万画素に比べ、p30liteは約2400万画素とスペック上はp30liteのほうが優れています。
どちらもソフトウェアもAI搭載で最適化される仕組みがあり、カメラ性能を気にする方には今回紹介する2機種はお勧めです。
デュアルSIM仕様
OPPO Reno3 A | p30lite |
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DSDV対応 | DSDV対応 |
OPPO Reno3 Aとp30liteはDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
内部ストレージ・SDカードスロット対応

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
128GB内部ストレージ | 64GB内部ストレージ |
microSDスロット(最大256GB) | microSDスロット(最大512GB) |
外部ストレージ容量はOPPO Reno3 AがmicroSDカードの256GBまで対応、p30liteは512GBまで対応できています。
内部ストレージの容量はOPPO Reno3 Aが128G搭載されており、同価格帯では64GB搭載が多いことを考えると他のAndroidスマホより大きめの容量です。
共にカメラ性能が高いこともあり、128GBは大容量ではあるものの使い切ってしまうことも考えられるため、ともに外部SDカード対応できている点は嬉しいポイントです。
認証方式

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
OPPO Reno3 A、p30liteともに指紋認証+顔認証に対応できています。
昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。
各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。
バッテリー性能

OPPO Reno3 A | p30lite |
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4025mAh | 3340mAh |
OPPO Reno3 Aはバッテリー容量4025mAhとAndroidスマホの中では一般的な容量で、毎日充電する方であれば特に問題ないレベルです。
一方のp30liteは比較すると少なめの容量で、頻度高く利用する方はモバイルバッテリーの携帯など考慮したほうが良いかもしれません。
ともに急速充電に対応しているため、使い勝手はよいですが少しでもバッテリー残量を気にせず利用したい方は、OPPO Reno3 Aのほうがおススメです。
重さ、幅、高さ、厚み

OPPO Reno3 A | p30lite |
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重さ:175g | 重さ:159g |
幅・高さ・厚み74.1mm 160.9mm 8.2mm | 幅・高さ・厚み72.7mm 152.9mm 7.4mm |
ディスプレイサイズやバッテリー容量の違いはあるものの、重さや幅・高さ・厚みのサイズ性能はp30liteが優秀です。
重さは約15gほどp30liteが軽く、厚みも1mmの違いがあります。少しでもコンパクトで軽いスマホを探している場合はp30liteを選択しましょう。
ただOPPO Reno3 Aは前のOPPO Reno Aでも人気の高かった高いサイズ性能を踏襲していますし、p30liteのサイズや重さ性能は優秀で、人気のある理由の1つとなっています。
ともにAndroidスマホの同価格帯の中ではサイズ性能は優秀の部類になります。
OPPO Reno3 Aは防水・防塵機能に対応

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
防水:IPX8防塵:IP6X | 防水:非対応防塵:非対応 |
OPPO Reno3 Aは防水・防塵機能ともに対応しています。 一方のp30liteは共に非対応です。
OPPO Reno3 Aの防水機能はIPX8で水面下での使用が可能という定義であり、お風呂場や台所でも利用や降雨の中で全く問題なく利用可能です。防塵性能にも優れています。
長く利用する予定のある場合は、防水・防塵対応されているほうが安心のため、OPPO Reno3 Aのほうをおススメします。
おサイフケータイ、Felica、NFC対応

OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
おサイフケータイ、Felica、NFC対応 | 非対応 |
OPPO Reno3 Aはおサイフケータイに対応できています。p30liteはいずれも非対応です。
価格帯で考えると、おサイフケータイ対応できている機種はまだまだ少ないですが、対応出来ている点はOPPO Reno3 Aのメリットの一つです。
現在、おサイフケータイ機能を使っている・利用を考えている方はOPPO Reno3 Aを含めたOPPO製の端末は非常にお勧めです。
急速充電・ワイヤレス充電対応
OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|
急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 | 急速充電:対応ワイヤレス充電:非対応 |
OPPO Reno3 A、p30liteともにワイヤレス充電に未対応、急速充電に対応しています。
急速充電の非対応は充電し忘れなどに対応しづらくなるため、今回紹介する2機種はバッテリー面の機能としてもおススメできます。
対応バンド/band(4G)
対応バンド/band | |
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OPPO Reno3 A | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41 |
p30lite | B1/3/5/7/8/18/19/26/28/41 |
キャリア | OPPO Reno3 A | p30lite |
---|---|---|
ドコモ(1,3,19) | 〇 | 〇 |
au / | 〇 | 〇 |
ソフトバンク / | 〇 | 〇 |
Rakuten Mobile(3,18 or 26) | 〇 | 〇 |
※カッコ書きは重要な対応band数字
OPPO Reno3 A、p30liteともにSIMフリー版での記載となります。
どちらの機種も4社の重要なband対応が出来ており問題ありません。
OPPO Reno3 Aとp30liteのコスパ比較まとめ
OPPOとHuaweiから発売されている人気機種のOPPO Reno3 Aとp30liteの比較を行いました。以下に内容をまとめます。
- ディスプレイ性能は有機ELを搭載しており画面占有率も優れているOPPO Reno3 Aが優秀
- スマホの動作性能は大きな違いはない。共にエントリークラスの性能
- OPPO Reno3 Aはクアッドカメラ搭載、p30liteはインカメラ性能が優秀
- バッテリー性能はOPPO Reno3 Aのほうが容量面で優れている
- サイズ性能はp30liteのほうが優れている。重さは約15gの違いがあり各サイズもコンパクト
- OPPO Reno3 Aは防水・防塵機能、おサイフケータイ対応
価格には1万円強の違いがあり、大きなポイントとしては有機EL対応・おサイフケータイ対応・カメラ性能の違い辺りになります。
この辺りの機能に対して価格面で許容できるかどうかで、どちらの機種を選択するかが変わってきそうです。
いずれも販売価格から考えると優れたコスパ性能であり、どちらも発売当初からSIMフリー端末の人気ランキング入りしているスマホのため、非常におすすめできる2機種です。
ディスプレイサイズの違いも含めて、ライフスタイルに合うスマホを探してみてください。
またOPPO Reno3 AはY!mobileの利用や楽天モバイルを利用している方は、更にお得に購入できるため、利用キャリアも含めて検討してみましょう。SIMフリー版も発売されています。