ここにたどり着いた方は受験や勉強、またはスマホ依存によるストレスでスマホから離れたい人だと思います。
スマホは喫煙やアルコール、ギャンブルなどと同じくある程度の依存症があるもので、SNSやゲームに時間を費やしたり、メールやアプリを繰り返しチェックすることを悪だと分かっていても止められない状態から抜け出すのは困難です。
強い意志を持って止めるというのは不可能だと考えましょう。自然と離れていく仕組みを作り、ある程度依存度が低くなったタイミングで意思で離れていくことを目指します。
そこで仕組み部分についての工夫をいくつか紹介します。全て実践中の内容です。
スマホを利用している時間を計測してみる
まずは現状の可視化からスタートです。
計測することで自分がどれだけスマホに時間を使っているかを明確にしましょう。そしてこれから紹介する各ステップを行いながら数値の変化を確かめてみてください。
可視化にはこちらのアプリがお勧めです。直感的に使えて利用時間を計測することが可能です。
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各設定や作業でスマホから離れる仕組みを作る
通知を切る
次に各アプリの通知を切りましょう。緊急を要する事態はそうそうないので、通知を切ったところで大きな弊害はありません。定期的に鳴る通知がスマホから離れることを阻害します。
アプリを削除する
続けて自分のスマホ設定画面から利用時間の多いアプリを洗い出しましょう。
多くのアプリはブラウザからでも利用できるものも多いです。例えばFacebookやInstagram、Twitterなど。そういったアプリはまとめて消してしまいましょう。
必要になったときはブラウザからでも利用できます。
SNSを始めとしたアプリはいかにユーザの時間を奪うか徹底的に考え抜かれて設計されています。その誘惑に勝てる人はそうそういないと思っていますので、まずは削除しましょう。
ただし地図アプリや乗換案内アプリ、天気アプリなどは当然残すべきです。ここで消すべきなのは日常生活において必要不可欠ではないアプリ全般かつ依存性がないアプリを指しています。
ロック解除を複雑化する
ここまでの作業でも分かる通り、一番の近道は便利であるスマホを不便にしてしまうことです。
次に取り組む内容は、ロック解除を複雑化することです。顔認証、指紋認証は削除する、パスコードを極力面倒なものに設定する、すぐに自動ロックがかかる設定にしておく等が有効です。
ここまでやるかどうかは状況に応じてですが、特に受験生や試験前の社会人など早急に時間を確保する必要がある場合にも有効な施策です。
寝るときのスマホ利用をやめる
ベッドで携帯電話を使用しない
良く知られていますが、ブルーライトが睡眠ホルモンを乱すため、寝るときにスマホを使用することは止めるべきであることが研究で示されています。
一番有効な方法はベットに入るときに届かない場所にスマホを置いてしまうことです。もしくは電源コードをベットから手の届かないところに設置して繋いでおくのも有効です。
特に不眠がちの方の最初の数日間はツライ時間になると思いますが、次第にメリットが上回ってきます。
目覚まし時計を購入する
ベットに持っていきたい理由として次の日に起きるための目覚まし機能を使うためという方も多いかと思います。
当然寝るときに触ってしまうことも問題ですが、起きる際にニュースやSNSなどで浪費する時間も無駄です。更に寝起きでブルーライトを浴びることは当然目覚めにも悪いため、なるべく避けましょう。
こちらの一番有効な手段はスマホの目覚まし機能ではなく、目覚まし時計を購入することです。
あまり音で起きるのは目覚めにも良くないとされているため、光で起きる目覚ましもお勧めです。
一番良いのは朝日で起きることですが、、
目覚ましを購入した場合はスマホは完全に目覚めてニュースや天気をチェックするまでは不要なので寝る前に電源を切ってしまいましょう。そうすることで眠れずについ取りに行ってしまうリスクを減らすことに繋がります。
スマホを利用する時間を制限する
ここまでたどり着けた場合、対策を始める前よりも依存度はかなり下がっているはずです。
ある程度コントロールできるようになっていると思いますので、ここでスマホを利用する時間を制限してみましょう。
例えばお昼時間、行き帰りの通勤時間だけ等、区切りの良い時間をセットすると良いでしょう。
まとめ
スマホは大変便利で普段の生活に欠かせないものですが、上手く付き合っていくことで、スマホに奪われていた、より良い時間を取り戻す事が出来ます。
ある程度依存の脱却が進んできた、または強制的に脱却したい方は思い切ってガラケーに変更することも選択肢としてあります。