現在、様々なジャンルのものが発売されている子どものおもちゃですが、その中でも、健全な知能の発達を遊びの中で育んでくれることで人気が高いのが「知育玩具」です。
知育玩具というと難しいイメージがあるかもしれませんが、子どもの発達を楽しみながら伸ばしてくれる機能を備えた、シンプルかつとても高性能なおもちゃです。
今回は本格的な知育玩具のスタートとも言える1歳をテーマに、1歳児の知育玩具を選ぶときのポイントや、おすすめの商品についてまとめてみました。
1歳を迎える子供さんの知育玩具を検討している方や、「知育玩具がどのようなものか気になっている」という方まで、おもちゃを選ぶ際のご参考になれば嬉しいです。
知育玩具とは?普通の玩具とは違う?
知育玩具(ちいくがんぐ)とは、その名の通り子どもの「知能を育てる」ことを目的としたおもちゃのことです。
いわゆる教材が「知識」を増やすために用いられるのに対して、知育玩具は遊びの中の考えることや表現することを通して、創造力、思考力、表現力、応用力といった「知能全般」、そして「達成感」や「挑戦する心」の発達を自然と育ててくれるようつくられています。
手先を器用に使ったり、音やリズムを鳴らすもの、カラフルな外観など、五感を巧みに刺激して子どもの知能を伸ばす工夫がされています。
最近では定番のシンプルなものからデジタル化したハイテクなものまで、様々な特長を合わせもつ幅広い製品が登場しています。
1歳児の行動の特徴
1歳といえば、まだまだ発達の個人差が大きい年齢ですが、赤ちゃんから一気に子供らしくなり、さらに可愛さが増してくる時期といえるでしょう。
年齢や発達に合った知育玩具を選ぶにあたって、まず知っておきたいのがその年齢の発達や行動の特徴です。
その年齢の特徴を知ることで、発達に合わせた適切なおもちゃを選ぶことが可能になりますので、ここでは発達のようすと合わせ、簡単に1歳児の行動の特徴について見ていきましょう。
歩く、掴む、身体能力が高まる【身体の特徴】
1歳の赤ちゃんは筋力がついてくることで、立ち上がったりしゃがんだりと全身運動が活発になります。
また、運動神経の発達にともなって
・スプーンを握ってご飯を食べる
・小さいものを上手に掴む
・器用に開け閉めしたり物を引っ張る
・クレヨンを持って線を書く
など、手先を器用に使った洗練された動きが可能になるのも特徴です。
少しずつひとりで歩くことが出来るようになり行動範囲も格段に広がっていくため、「ますます目が離せなくなった」という悩みも増えてくる時期でしょう。
好奇心旺盛で色々なものに興味を持つ 【心や知能の特徴 】
五感が発達することで「色・音・形・味覚」などの違いが分かるようになります。
動くもの、初めて見るものなど、とにかく色々なものに興味を持ち始め、周りの大人のやっていることを真似したり、創意工夫する姿が見られることもあります。
「自分でやりたい」という気持ちが育ってくるのもこの時期で、ひとり遊びをしたり、自我の芽生えから中には「好きなもの」「嫌いなもの」がはっきりしてくる子もいるでしょう。
声や表情からも少しずつ大人が言っていることを理解しようと試みたり、周りとの継続的なコミュニケーションによって、情緒的な安心感や信頼感を育む土台となっていく時期です。
意味のある言葉を覚える 【言葉の発達の特徴】
1歳はまだ話すことは出来なくても、言葉を聞くことで、どんどん語彙が増え蓄積されていく年齢です。
「あー」「うー」といった喃語が多かった赤ちゃんですが、「ワンワン」「ぶーぶー」など意味を持った単語を少しずつ使えるようになります。
大人が話しかけると意味を少し理解したり、自分でも「YES」「NO」の簡単な意思表示が可能になってきます。
上手く言葉で自分の意志を伝えられずもどかしくて泣いてしまうこともある時期ですが、繰り返し言葉を聞いて覚えることで、だんだんと言葉を介したコミュニケーションができるようになっていきます。
1歳の赤ちゃんに知育玩具は必要?
様々な発達を遂げる1歳の赤ちゃんですが、「1歳児に知育玩具はまだ早いかも?」と思われる方も多いかも知れません。
結論としては1歳時点で知育玩具を利用すること、どういった玩具を与えてあげるかは大変重要です。
実際に知育玩具を使うことで、赤ちゃんにはどのような影響があるのか、知育玩具が1歳児に与える影響について説明していきます。
赤ちゃんの五感を刺激してくれる
「音・形・色」などのちがいが分かりはじめ、急速に知覚が発達してくる1歳児。
人間の脳は、1歳で大人の脳のおよそ70%の重さに成長し、情報伝達などの脳の発達も3歳ほどまでの間に進むと言われており、1歳というのは、人間の脳の発達にとってとても重要な時期です。
知覚は日常的に刺激されることでどんどん発達していくという特徴があるので、知育玩具で毎日刺激を取り入れながら遊ぶことで、1歳の赤ちゃんの発達に非常に良い影響を与えることができます。
「楽しみながら」興味や能力を伸ばすきっかけになる
知育玩具の1番のメリットは、なんと言っても遊びの中で「楽しみながら」興味や能力を伸ばすことができることです。
何にでも興味を持ち始めるのが1歳児の特性ですが、今後必要となってくる「応用力」や「解決力」などの能力も、元はと言えば何かに興味を持ち、挑戦することからはじまります。
楽しみながら自然に興味を持つことを覚え、様々な能力を伸ばす知育玩具は、長い目で見ても少なからずその後の発達に役立つことが期待されます。
赤ちゃんとの触れ合いの機会になる
知育玩具は赤ちゃんとのスキンシップの機会としても大きく活躍してくれます。
大人がすることを観察し真似をしたり、感情を感じ取ろうとするようになる1歳児。
一緒に遊んであげたり言葉かけをしてあげることで、遊び方を覚えるだけでなく、言葉の発達を促す効果や、お互いに安心感、信頼感を育むことができるといった良い影響があります。
また、「赤ちゃんと何をして遊ぼう? 」と迷ってしまうときも、最適な遊びとして選択肢のひとつとなるでしょう。
知育玩具で発売されている様々な種類の特徴紹介
それでは早速、知育玩具について代表的なものをいくつかの観点に分けて紹介していきます。
素材で選べる「木製」と「プラスチック製」
知育玩具は、大きく分けて「木製」と「プラスチック製」の素材に分けられます。
それぞれに次のような特長やメリットがあるので、赤ちゃんの好みや遊ぶシーンに合わせて使い分けるとよいでしょう。
木製の知育玩具の特長
木製の知育玩具は体にやさしく丈夫で、木ならでは落ちついた質感や、おもちゃに触れたときの人肌に近いぬくもりに根強い人気があります。
シンプルなデザインのものが多いので、集中力を妨げず、想像力や表現力も身につきやすいのも利点です。
木のおもちゃはある程度重さがあるものが多いので、子どもの年齢や力の強さなどに合わせて、持ちやすさや適正な重さであるかを確認するとよいでしょう。
プラスチック製の知育玩具の特徴
手頃な値段で購入できるプラスチック製のおもちゃは、子どもの目に入りやすい色使い、手に取りやすい設計、そして軽くて持ち運びが簡単で、使う場所を選ばないのが最大のメリットです。
拭いたり洗ったりがしやすいため、衛生管理も簡単に行うことが可能です。
赤ちゃんが毎日触れるものであり、ときには口に入れてしまう可能性も考えて、素材の有害性チェックや誤飲リスクの厳しい基準をクリアした「ST(日本の業界基準)マーク」や「CE(ヨーロッパ基準)マーク」など、品質の安全基準をクリアしたものを選ぶと安心です。
知育玩具も「デジタル化」。年齢によっては「アナログ」の玩具がおすすめ
最近では知育玩具においても、幼児向けパソコンやタブレットタイプの玩具など、「デジタル化」が進んでいます。
従来のシンプルな積み木やブロックなどの「アナログ」なものと二極化している傾向にあります。
年齢が低いうちの知育玩具はやっぱり「アナログ」がおすすめ
年齢が低いうちは、自分で考えたり想像力や五感を刺激するという意味で、アナログの玩具がおすすめです。
デジタル玩具の場合、アナログ玩具に比べて低年齢期に必要な「手先の運動機能」を促す効果や「自分で考える想像力」の幅が限られてしまう傾向にあります。
大人とのスキンシップの重要性を考えれば、ひとり遊びになりやすいデジタル玩具より、一緒に遊ぶことのできるアナログ玩具のメリットは大きいです。
年齢を重ね、より高度な能力を身につけたい場合はデジタル玩具の出番
年齢がすすみ、より高度な応用力や知能、知識を身につけたい場合には、ハイテクなデジタル玩具をおすすめします。
その頃になると理解力や知能も高くなり、五感を刺激するだけでなく、高度な応用や情報量の多さなどを好む子供も出てきます。
2020年から小学校でも「プログラミング」が必須科目となっていることからも、小さいうちから遊びの中でデジタルなものに触れておく機会を作れるのは大きなメリットでしょう。
興味を持たせやすい「キャラクター玩具」
アンパンマンやディズニーなど、子供の好きなキャラクターを玩具にしたものが「キャラクター玩具」です。
キャラクターという身近なものを玩具に取り入れることで、子供の興味ややる気のアップにつながるのが特長です。
年齢や世代によって流行りや好きなキャラクターも変わってきますので、その点に留意は必要ですが、子供が喜んで遊ぶという観点からは優秀なジャンルと言えるでしょう。
幅広い種類のおもちゃが揃う知育玩具
定番の玩具から新しいものまで、幅広い種類が揃う知育玩具。
ここからは、代表的な知育玩具の種類と特長を簡単にご紹介します。
年齢や子供の興味、伸ばしたい力に応じて、色々なものを試していくとよいでしょう。
手先の発達や集中力を養う定番玩具「積み木」
定番の玩具として親しまれている積み木には、指先でつまんだり、手全体を使って掴むことで子どもの手先の発達を促す効果、ひとつのものに集中する力、創造力を養う効果などがあります。
そのシンプルさから年齢が低いうちから遊ぶことができ、最初に選ぶ知育玩具としても大変人気があります。
知育玩具の優等生「パズル」
「無限の展開と可能性を秘めた知育玩具」とも言われるパズルは図形や色の認識能力、記憶力、 情報を客観的に統合する力、空間認識能力などを幅広い力を養うのに最適なおもちゃです。
平面的なもの、立体的なもの、年齢に応じた難易度など形態はさまざまで、幅広い年齢で活躍してくれます。
年齢が低いうちは簡単でシンプルな「型はめ」のおもちゃからスタートしてみるのがおすすめです。
### ブロックの玩具は自由度や創造性の高さが人気
有名な「LEGOブロック」や、最近人気のマグネットタイプのブロックなど、組み合わせ次第で自由に形を形成できるブロック玩具は、子どもの想像力、創意工夫や、立体的にものを見る力、挑戦する意欲を大きく強化するのに役立ちます。
遊び方のアイデア本といった関連書籍が多数発売されるなど、その自由度の高さと創造性の高さから、子供から大人まで人気のある知育玩具です。
音感やリズム感を養う音が出るおもちゃ
音が出るおもちゃは、自分で音を出したり、音の高さや種類の違いを聴き比べることで、リズム感や音感、表現力を楽しく育てます。
子供が音が出るおもちゃが好きなのは、自分がした行動に対して反応が返ってくるのが楽しいからと言われており、年齢が低いうちでも音に興味を示す子どもは多いです。
子供の興味を引くはじめての知育玩具としても人気があります。
太鼓、木琴(シロフォン)、ピアノや、色々な楽器の機能を備えた多機能タイプなど様々な形態のものがあります。
興味をひく面白い動きを楽しむおもちゃ
ボールや車がスロープを滑り落ちていくおもちゃ(スロープトイ)や、ひっぱって遊べるおもちゃ(プルトイ)など、興味をひく楽しい動きが特長のおもちゃです。
五感への刺激性が高く、操作もシンプルで年齢が低い赤ちゃんでも楽しむことができます。
動きを追う力や集中力が養われ、夢中でおもちゃを追いかけるうちにハイハイの練習ができるなど嬉しい効果もあるでしょう。
言葉や数字を楽しく学べる学習玩具
学習玩具は言葉や知識を遊びの中で覚える工夫がされた学習的な機能を持つおもちゃです。
言葉が音声で流れるタイプや、カード、数字パネル、最近では英語を学べるものなど形態やジャンルも様々となっています。
言葉を覚え立ての年齢から、知識を増やす段階の年齢まで、興味を持って楽しく知識を学ぶのに大活躍するでしょう。
「ごっこ遊び」のおもちゃ
2歳~3歳くらいになり社会性やコミュニケーション能力が身につくと、おままごとやお店屋さんごっこなど、「ごっこ遊び」ができるおもちゃが人気です。
一方で1歳頃でも、ごっこ遊びの土台となる「再現遊び」や「世話遊び」、飲むふりや食べるふりといった「つもり遊び」をはじめるようになるので、最近は1歳向けの「ごっこ遊び」の玩具も増えてきている傾向にあります。
ごっこ遊びには、想像力、表現力、記憶力、観察力、社交性などを伸ばす効果があり、幅広い年齢を通して是非取り入れていきたい遊びです。
1歳の知育玩具選びのポイント
ここまでは1歳の赤ちゃんの特徴や知育玩具の種類についてご紹介しました。
それでは、実際にはどのようなポイントでおもちゃを選べばよいのでしょうか?
1歳の知育玩具選びのポイントを簡単にご紹介しますので、おもちゃ選びの参考にしていただけばと思います。
1歳児の発達段階に合わせたおもちゃを選ぶ
まず、1歳児の発達段階に合わせた最適なおもちゃを選ぶことが大切です。
他の年齢に比べるとまだまだ「できること」「できないこと」の差が大きい1歳児。
発達に合わないおもちゃを与えてしまうと、使い方が理解できなかったり興味を示さないことがあるので少し注意が必要です。
発達段階には個人差があるので、その子の実際の発達を見ながら最適なものを選んであげるのが理想です。
おもちゃごとに「対象年齢」が記載されていますので、そちらも参考にしながら選んでみるのもおすすめです。
赤ちゃんの興味や好みに合わせたものを選ぶ
1歳になると好き嫌いがはっきりしてくる子もいますので、赤ちゃんの性格や個性に合ったおもちゃを選んであげましょう。
・普段から物を掴むのが好きな赤ちゃんには積み木やブロックなど手を使うおもちゃ。
・音が好きで音によく反応する赤ちゃんには音が出るおもちゃ。
・好きなキャラクターに興味を示す赤ちゃんにはキャラクターのおもちゃ。
など、「赤ちゃんが何に興味を持つか?」という視点で選んであげると、赤ちゃんが興味深々で喜んでくれるおもちゃを選ぶことができるでしょう。
素材の安全性や衛生的にメンテナンスがしやすいものを選ぶ
興味のあるものを何でも掴んだり口に入れたりすることも多い1歳児。
誤飲やケガの可能性を考え、おもちゃを選ぶときは極力安心安全なものを心掛けたいものです。
・つくりが丈夫で、赤ちゃんの力で取れそうな細かい部品や不安定なパーツがあるものは極力避ける。
・簡単に拭いたり消毒でき、衛生面で手入れをしやすいものを選ぶ
・素材の有害性チェックや誤飲リスクの厳しい基準をクリアした「STマーク」や「CEマーク」のものを選ぶ
ひとり遊びも少しずつ多くなる時期だからこそ、安全に気をつけることで安心して思いきり赤ちゃんに遊んでもらうことができるでしょう。
1歳向けのおすすめ知育玩具の紹介
ここからはおすすめの1歳向けのおすすめ知育玩具のご紹介です。
成長の個人差が大きい1歳児ですが、「対象年齢が高めのものでも遊んでくれた」「少しずつ練習したら出来るようになった」ということも多くあります。
対象年齢はあくまで参考としながら、実際の子供さんの発達度合いや好みに合わせて個性に合うものを探してみてくださいね。
木製ビーズ入りで音が出る積み木「soundブロックス」
おもちゃ詳細
・対象年齢:10ヶ月~ ・メーカー:Edute
豊富な知育玩具を扱う知育玩具専門店「edute(エドゥテ)」の「soundブロックス」は、パステル調の優しくカラフルな外観、ユニークで創造力を育む形、そして5つの木の中に木製ビーズが入っており、心地良い音が鳴るのが特長の積み木です。
手先の発達を伸ばす積み木としてだけではなく、視覚・聴覚などの五感を一気に刺激してくれるマルチな機能を持つことで人気のこちらの商品。
素材の木や面取り加工、安全な塗料にもこだわって作られているため、はじめて積み木を使う赤ちゃんにもおすすめです。
ケースにきれいにしまうことでお片づけの練習にもなります。
パズルの入門編に。可愛さ抜群「ボタンパズル・アニマル」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:HABA
ドイツの高品質な玩具メーカー「HABA」が手がける、直径5センチの大きい丸ボタンを同じ色の動物のボードにはめるパズルタイプのおもちゃで、手先の発達、色を認識する能力や、集中力、完成したときの達成感を育てる練習に最適です。
パズルの形が丸型のみなので比較的簡単に取り組むことができ、赤ちゃんにも「何をすればいいか」が分かりやすく、型はめパズルの前段階、入門編におすすめの知育玩具でしょう。
動物ボードは5種類。どれもカラフルでイラストも大変可愛いものとなっており、赤ちゃんも喜んで挑戦してくれます。
リーズナブルなのに知育効果抜群の型はめパズル「はじめてのブロック レインフォレスト」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:Fisher Price
世界的にも有名なアメリカ生まれの老舗玩具メーカー「Fisher Price」のシンプルな型はめパズルで、リーズナブルな価格でしっかり型はめが楽しめると人気の商品です。
型にはめるとポトンと下に落ちる仕組みになっており、
・自分で出来たという達成感や自信が得やすい
・赤や青、丸や三角などの基本の色や図形の理解につながる
・カラフルな色が視覚を刺激する
などの特長があります。
落ちたブロックはそのまま収納しておけば片づけが簡単なのも嬉しい点。
まだ型はめが難しい赤ちゃんでも、まずはブロック単体で積み重ねたり落としたりと、練習をしながら段階に応じた幅広い使い方ができるでしょう。
ブロック玩具の決定版「LEGOデュプロ」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:LEGO
言わずと知れたデンマーク生まれのブロック玩具「LEGO」は、多種多様な色や形のブロックがあり、組み合わせ次第では無限のパターンが楽しめるというものです。
自分好みの作品や、予め設定された「お城」「ロボット」などのシリーズから選んで再現できるなど、その自由度の高さや想像性が世界中で支持されているおもちゃです。
そんなLEGOですが年齢別にシリーズ化されており、1歳児向けには車や人形などの楽しいパーツが付属し、安心安全な形
と持ちやすいサイズに設計された「LEGOデュプロ」を選びましょう。
・1歳児⇒掴んだり並べることからスタート
・2歳⇒重ねたり外したりして遊ぶ
・3歳⇒自分で考えて組み立てたりごっこ遊びをする
など、年齢に応じた段階的な遊びで長く使うことができます。
1歳児においては組み立てる力というよりは、まずカラフルなブロックでの刺激を楽しんだり、手先を使う練習、創意工夫の前段階を育む意味合いとなるでしょう。
ちなみに全てのブロックには互換性があるので、色々なシリーズを通して組み合わせや使い回しも可能というのも嬉しいポイントです。
カラフルで面白い動きに釘づけ!ドイツ生まれのロングセラー「ムカデ」
動画あり
https://www.adoshop.net/smp/item/NC63163.html
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:ニック社
ドイツの老舗木製玩具メーカー「ヴァルター社」(現ニック社)のロングセラー商品、引っ張るおもちゃ「ムカデ」は、ロングセラーというだけあり、数々の子どもを虜に来てきたであろうそのどこか不思議で面白い動きが魅力です。
カラフルな模様と目を引く動きで子どもの視覚や興味を刺激し、引っ張るという動作の練習にもなります。
大人が引っ張ることでハイハイを促すという使い方もできるので、ハイハイをする時期からの活躍が期待できます。
可愛らしいデザインが特長の木製スロープ玩具「Labyツリースロープ」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:Laby
「Labyツリースロープ」はボールが転がり落ちる動きが楽しいスロープのおもちゃで、天然ゴムの木が使用された木製のスロープと、温かみのある可愛いデザインが特長です。
舐めても安全な塗料が使用されているので、なんでも舐めてしまう1歳前後の赤ちゃんにも安心して遊ばせることができます。
ボールを手で掴んで離すという手先の動きの練習ができ、ボールが落ちると最後に「チリン」と鈴の音がする音のしかけが備わっているのも、楽しく五感を刺激してくれるポイントとなっています。
「アンパンマン にぎって!おとして! 光る くるコロタワー」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳6ヶ月頃~ ・メーカー:バンダイ
スロープからボールを落とすだけでは物足りなくなってきたら、音と光との刺激が楽しいアンパンマンのスロープトイがおすすめです。
「子供が夢中になる」と人気のこちらのおもちゃは、子供が興味ややる気を持ちやすい定番キャラクターのアンパンマンをモチーフにし、声や光の刺激で知覚を刺激しながらボールを握ったり離したりの練習をしていくことができます。
出口を閉めることが出来るので、片づけも楽々なのも嬉しい点で、アンパンマン好きな子供さんなら興味持ち喜んで遊んでくれるでしょう。
カラフルな木製鍵盤とモチーフの連動が楽しい「森のメロディーメーカー」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳6ヶ月~ ・メーカー:エドインター
幼児教室生まれのおもちゃブランド「エドインター」の「森のメロディーメーカー」は木製の鍵盤と木琴を組み合わせたカラフルな外観が特長のおもちゃです。
鍵盤を押すと、音と連動して丸いモチーフがぴょんぴょんと跳ねるため、音と動きが連動し、関係性に興味を持つきっかけになってくれます。
また、鍵盤はソフトなタッチではなくしっかり叩くことで音が鳴るので、強弱などの指先の訓練や、創造力、発想力、指の動きと位置を空間的に認識する力、メロディーを覚える力などを養うことができます。
多彩な音や楽器を楽しむ「ディズニー リズム遊びいっぱいマジカルバンド」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳~ ・メーカー:タカラトミー
ドラム遊び、マラカス、カツカツシンバル、タンバリン、ラッパ、ギロ遊びに加え、ディズニー音楽や60種類の多彩な音などが楽しめるデジタル楽器セットです。
叩いたり押したりといった幅広い動きの練習にもなり、カラフルな色や光、豊富な音で五感を刺激し、自然に創造力や音感、リズム感が養われます。
色々な音や楽器を試して、一緒にお気に入りのリズムや音を見つけてみてください。
1歳からはじめる楽しいままごとセット「ベビーOMAMAGOTO」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳6ヶ月~ ・メーカー:Edute
ごっこ遊びの入門として「1歳から遊べるままごと」をコンセプトに作られた「ベビーOMAMAGOTO」。
・まずは型はめパズルとして遊べる
・丁寧な面取りと舐めても安全な塗料加工
・カット遊びしやすいよう設計された野菜や包丁などのパーツ
といった1歳からでも遊びやすい工夫が施された商品で、段階を踏んで長く使うことができます。一般的には「ままごと遊び」は3歳くらいからと言われていますが、その入門として野菜の名前を覚えたり、手先を使った遊びとして活躍します。
うさぎに「あーん」が出来る「はじめての食育もぐもぐフルーツセット」
おもちゃ詳細
・対象年齢:1歳6ヶ月~ ・メーカー:WOODYPUDDY
木工、デザイナー、おもちゃコンサルタント、保育士などの各専門家が玩具作りを監修する「WOODYPUDDY」から、こちらも1歳から遊べるままごとセットです。
マグネットが内蔵された安全で切りやすい野菜パーツは簡単にカット遊びができ、単体のおもちゃとして遊ぶこともできます。
そして1番の特長は同じくマグネットが内蔵されたフォークで、付属の「うさぎさんバッグ」に「あーん」して食べさせてあげるという遊びの機能がついていること。
実際に食べさせるという動作が、食への理解のきっかけや、想像力や社会性、思いやりなどを育てる効果が期待されます。
うさぎさんに「あーん」をしている姿が可愛いという大人側からのメリットもありそうですね。
2200語種類以上の言葉や音をアンパンマンと楽しく学べる「アンパンマン おしゃべりいっぱい ことばずかん スーパーデラックス」
おもちゃ詳細
・対象年齢:3歳~ ・メーカー:セガトイズ
「楽しく遊びながらことばが学べる」をコンセプトにした「アンパンマンの言葉図鑑スーパーDX」は、図鑑の絵をペンでタッチするだけで、アンパンマンのキャラクターたちが 「言葉」を教えてくれる学習玩具のロングセラーで、聞ける言葉や音の数はなんと2200種類以上!
ページは56ページ、日本語1400語以上、英単語800語以上、二語文350以上が収録されているという圧倒的大ボリュームが魅力です。
実はこちらのおもちゃは「対象年齢3歳以上」と記載されていますが、
・「言葉を覚える1歳頃から活躍してくれる」
・「言葉が分からなくても動物の鳴き声などの音に反応してくれる」
・「タッチペンを使えるまでは大人が一緒に遊んであげるとすぐ使えるようになった」
という声が多く、比較的言葉を覚えた3歳よりも、むしろ言葉を覚えはじめる1歳頃からの使用をおすすめしたい商品です。
アンパンマンという身近なキャラクターが子供のやる気や意欲を高めてくれ、自然と言葉が身についていくきっかけとなるでしょう。
知育玩具を与えるときの注意点
知育玩具を選ぶことが出来たら、早速赤ちゃんに遊ばせてみたいことでしょう。
手に入れたあと、1歳の赤ちゃんに知育玩具を与えるときの注意点やポイントについて簡単にご紹介していきます。
①赤ちゃんのタイミングで遊ばせてあげる。
買ってあげたおもちゃを「沢山遊んで欲しい!」という気持ちはありますが、無理に遊ばせるのではなく、赤ちゃんの好きなタイミングで自発性に任せて遊ばせてあげるのがおすすめです。
もし興味を示さないようなら、少し時間を置いてもう一度試してみましょう。
赤ちゃんの好みに合わないものだったり、まだ年齢に適していない場合もあるので、少しずつ練習したり、慣らしていってみるとよいでしょう。
②誤飲や怪我などの安全に気をつける
まだまだ誤飲や思わぬ怪我のリスクもある年齢ですので、おもちゃに破損がないかどうかや、口に入れてしまっていないか定期的に確認しましょう。
おもちゃが汚れている場合は、消毒や水洗いなどで清潔にしてあげるとよいでしょう。
③触れ合いを大事にしながら一緒に遊ぶ
言葉かけやスキンシップをしながら大人も一緒に遊んであげることで、赤ちゃんはおもちゃ遊びだけでは得られない、大きな安心感や喜びを感じることができます。
おもちゃを通して触れ合う時間を持てば、今後の成長の土台となる信頼感やコミュニケーション能力がぐんぐん育っていくでしょう。
【まとめ】子供に合った知育玩具で楽しく成長を応援
発達が著しい1歳の赤ちゃんにポイントを押さえた知育玩具を選んであげることで、ますますその子の能力や個性を伸ばしてあげることができるでしょう。
1歳児の特徴と知育玩具を選ぶときのポイントについて改めて簡単にまとめます。
1歳児の特徴とおもちゃ選びのポイント
身体能力の特徴
立ったり座ったりの全身運動や、握ったり離したりなど手先を器用に使った洗練された動きが可能になります。
【おもちゃを選ぶポイント】
手先を使うおもちゃを選び、手の運動能力や精細な手先の感覚の発達を促します。
おもちゃは1歳の赤ちゃんの力で遊べるような大きさや重さ、誤飲しないよう安全面や衛生面には十分留意しましょう。
感覚の特徴
「色・音・形・味覚」などの五感が発達することで、好奇心旺盛に色々なものに興味を持つようになります。大人の模倣をしたり、感情を読み取ろうとするなど、情緒的な安心感や信頼感の土台となります。
【おもちゃを選ぶポイント】
カラフルな色や赤ちゃんの好きな音、興味を引く動きをするおもちゃを選ぶことで赤ちゃんの五感を刺激します。赤ちゃんの好みに合わせたものを選ぶと更に興味を持ってくれやすいでしょう。
大人も一緒にコミュニケーションをとりながら遊んであげれば安心感や信頼感を育むことができます。
言葉の特徴
まだ会話は出来ないながらも、言葉を覚え蓄積していく時期で「わんわん」など意味を持った単語を使えるようになります。言葉を覚えるのと同時に簡単な意思表示ができるようになり、会話のコミュニケーションにつながっていきます。
【おもちゃを選ぶポイント】
色々な言葉を聞くことの出来るもの、物の名前を覚えられるようなものを選び少しずつ赤ちゃんに言葉を慣れさせ、語彙のストックを増やしてあげます。
言葉かけをしてあげながら遊ぶことで、会話の中から言葉を覚えたりコミュニケーションの力が育つなどの相乗効果が得られるでしょう。
1歳児の知育玩具選び、赤ちゃんと一緒に大人も楽しもう!
1歳というのはまだまだ発達が発展途上ということもあり、「赤ちゃんがどんなおもちゃが好きなのか分からない」「成長に合わせたおもちゃ選びはなかなか難しい」と悩んでしまう方も多いかと思います。
そんなときは今回ご紹介したポイントを参考にしていただけたらと思うと同時に、赤ちゃんがニコニコ笑う姿を想像して楽しみながらおもちゃを選んでみてください。
赤ちゃんと一緒の気持ちになって楽しくおもちゃを選びをすることが、知育玩具選び1番の秘訣かも知れません。
これから知育玩具を試したいという方も、新しいものを探したいという方も、それぞれのお子さんに合った知育玩具で、成長を応援しながら楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。
知育玩具に関するアンケート紹介
最後に本サイトが独自にアンケート集計した知育玩具に関するアンケートを紹介します。
実際に知育玩具を購入した経験のある20~50代の100人によるアンケート結果です。
【調査概要】
調査目的:知育玩具の選び方
実施者:Moment Tech
調査方法:インターネットによるアンケート
調査母数:100人
有効回答数:100件
調査対象者:20~50代男性・女性(知育玩具の購入経験者)
調査実施期間:2020年7月
知育玩具はお子さんが何歳から与えていましたか
やはり知育玩具に触れるタイミングは早いほど良いという部分もあり、0歳・1歳で73%となっています。2歳を含めると90%以上です。
握る・見る・聞くなど0歳から開始できる知育玩具も多いことと、知育効果の期待からなるべく小さい頃から与える事を意識していることが分かります。
知育玩具はどういった観点で選びましたか?
実際にどうやって知育玩具を選んだかという質問に対する複数回答の結果です。
多くの方はおもちゃ屋さんに行って選んだこと、またインターネットや知人・家族からの評判を元に決めていることが分かります。
また知育玩具は祖父母や親類、知人からのプレゼントとして選ばれることも多く、約4人に1人がプレゼントでもらった経験があると回答しています。
知育玩具を選ぶ上で一番重視した点は何ですか?
こちらの回答は「子供が好きそうな玩具」で過半数を占めていました。
知育に効果があってもお子さんが積極的に遊ばないと意味がないことから、子供に合うかどうかを重視している事が分かります。
2点目は知育に効果がありそうかという点です。「知育玩具を選ぶ」という前提のため、当然入ってくる回答ではありますが、子供の興味をまずは優先していることが分かります。
逆に知育に関してはブランドや価格に拘りを持っている人が少ないという点もアンケート結果から分かる内容です。
知育玩具を選ぶ際に困ったことはありますか?
こちらは複数回答で選ぶ際に困ったことについての回答です。
子供が遊んでくれるか、知育観点で何を選べばよいかという悩みを抱えている方は多く、知育玩具を選ぶ観点と近い回答がそのまま課題となっていることが分かります。
また知育玩具は通常の玩具に比べて高価になることも多く、価格面での課題も大きいです。
上記のような知育玩具に関する課題を解決するためにサブスクリプション(サブスク)サービスと呼ばれる月額の定額制サービスも非常におすすめです。
知育玩具のサブスクリプションサービスとは
サブスクリプションサービスでは知育観点でバランスよく選んでくれること、通常の店舗では購入できない知育玩具が対象であること、成長に合わせた玩具が届くなどメリットは非常に大きいです。
膨大なデータによる個別プランニングや、知育プロが選ぶことから課題として大きい「子供が遊んでくれるかどうか」・「知育観点で効果があるか」の2点に加えて、利用しなくなった際の収納面でもメリットがあります。
高価な知育玩具を買ったけど遊ばなかった・・という費用面も不安も無くなります。興味があればぜひ参考にしてみてください。