子どもの色鉛筆やクレヨンを使ったお絵描きは想像力を発達させるためには、小さい頃の最適な遊びの一つです。
その中でもクレヨンを使ったお絵描きは様々な色があり、小さい力で塗りつぶしも出来ることから、思い描いているイメージを形にするには最適の画材です。
そういったクレヨンをテーマとした絵本も多数存在します。クレヨンの魅力を知るきっかけには絵本という手段は最適です。
親御さんや祖父母から子どもへのプレゼントでも喜んでもらえる絵本が揃っていますし、絵本を読んだり、読み聞かせの過程で得られる知育効果も非常に重要です。
今回のそんなクレヨンをテーマにして、クレヨンに興味を持ってもらい、更に想像力を発達させるための、おすすめ絵本を3つ紹介していきます。
いずれも保育士の立場から様々な絵本を読み聞かせした経験による選書です。ぜひ親子で楽しんでいただければと思います。
クレヨンのおすすめ絵本3選
早速、クレヨンをテーマにした絵本を3選紹介します。いずれも楽しみながらクレヨンの興味を知るきっかけにもなり、知育観点でもおすすめできる絵本です。
ぼくのクレヨン
長 新太/作・絵
絵本の内容・あらすじ
「これは くれよんです」
最初に登場する一見普通のクレヨン。
しかしこのクレヨン、実は予想だにしない一味違ったクレヨンだったのです。
猫と同じ大きさのクレヨンの絵にびっくりしたかと思えば、クレヨンの持ち主である動物の長いお鼻がにゅーと伸びてきて・・・?
子どもの想像力が無限に広がる、独特の世界観をお楽しみください。
絵本のおすすめポイント
普通のクレヨンかと思いきや、思いもよらない驚きやユーモアのある展開に絵本の世界に釘づけになります。
最後は文章がなくイラストだけで表現するという珍しい手法がとられており、何とも言えない余韻がこれまた素晴らしく子どもの想像力をかき立てることでしょう。
シンプルなのに力のある文章や面白い擬音は読み聞かせにもぴったりです。
想像力を存分に刺激しながら絵本を楽しめる1歳頃からおすすめできる1冊です。
どんないろがすき
100%ORANGE/絵
絵本の内容・あらすじ
子どもから大人まで広く知られる動揺「どんな色がすき」が絵本になりました。
歌の歌詞はそのままに、いろいろな色を使ったポップでカラフルなイラストが歌の世界や絵本を彩ります。
次はどんな色のどんな素敵な絵がとびだすのでしょうか?
絵本のおすすめポイント
「どんな色がすき」といえばNHKの子ども番組で1度は耳にしたことがある方も多いことでしょう。
印象に残るフレーズは絵本の中でも健在です。
歌を知っている人も知らない人も、リズミカルな文章と色とりどりのイラストに色のイメージを存分に広げながら絵本を楽しむことができます。
子どもが色の名前覚えるきっかけにもなり、大人も子どもも是非自分の好きな色を思い浮かべながら読んでみてください。
歌と一緒にクレヨンやお絵描きに興味も持ってもらうきっかけになり、1歳頃から与えてあげたい絵本となっています。
くれよんのくろくん
なかや みわ/作・絵
絵本の内容・あらすじ
ある日クレヨン達は、真っ白な画用紙を見つけて大喜び。
みんなが得意げに自分の色でチョウ、お花、空などを次々と描いていきます。
けれどもくろくんだけは「きれいに描いた絵を黒くされたらたまらないよ」と仲間に入れてもらえません。
寂しそうなくろくんをシャーペンのお兄さんがなぐさめてくれます。そして、こっそりあることを教えてくれるのです。
それを聞いたくろくんは・・・?
絵本のおすすめポイント
くろくんと仲間のクレヨンとのストーリー通して、 ひとつのことにとらわれず色々な物事の見方が出来ることに気づかせてくれるお話です。
また、誰にでもある良さを見つけて、仲間にやさしくする大切さを子どもにやさしく教えてくれるでしょう。
くろくんが黒い色を使って最後に見せてくれる「あること」を実際にやってみたいという子どもも多く、好奇心や創造力を刺激するお話としてもおすすめの1冊です。
3歳頃のお子さんに与えてあげると、クレヨンに対する興味だけではなく、クレヨンの物語を通じて、どんな色にも良さがあるという気づきを与えてくれるきっかけになります。
もちろん小さい頃から読み聞かせとして利用する絵本としても大変お勧めです。
クレヨン以外のテーマのおすすめ絵本
今回紹介したクレヨンのテーマ絵本以外にも、子どもが興味を持ちやすい「おばけ」、「恐竜」、「ディズニー」など様々な絵本を別の記事でも紹介しています。
知育の観点からは興味があるテーマの絵本を与えてあげることと、様々な種類の絵本を通じて想像力や感受性を高めて上げることが重要になります。
以下の記事で各テーマの紹介をしていますので、お子さんの興味がある、または興味が湧きそうなテーマがあるかチェックしてみてください。
絵本の読み聞かせの効果やメリット
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションを取れるのはもちろん、お子さんの知育観点の効果も大きいです。
また0歳から始めることも出来るため、早く始めるほど想像力の向上や感情表現を豊かにすることに繋がります。
- 親子のコミュニケーション
- 国語力や語彙力が育つ
- 想像力が向上する
- 感情表現が豊かになる
- 大人へのメリットも大きい
上記の通り、絵本の読み聞かせには実際に読んであげる親御さん、聞く側の子ども双方に大きなメリットがあります。
ただ絵本の効果を最大限高める読み聞かせ方法や、絵本の選び方もポイントがあります。少しの意識で変わってくる部分も多く、ぜひ読み聞かせ前にチェックしてみるようにしてください。
絵本の読み聞かせ効果や方法の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
絵本の読み聞かせの効果やメリットとは?読み聞かせのポイント解説
絵本の知育効果を高めるには定額配送サービスもおすすめ
また絵本の選書は、子どもの興味だけではなく、知育観点から年齢にあった適切な絵本をバランスよく選んであげることが重要です。
どうしても親御さんが選ぶ場合は、選ぶ本が限られてしまう事や、特定のジャンルに偏った絵本になってしまいます。
絵本の定期配送サービス(サブスクリプションサービス)では、毎月定額制で利用者の様々なデータを元に知育観点のプロが適切な絵本を選定して届けてくれるサービスや、海外の絵本を対象に毎月配送してくれるサービスなど様々存在します。
知育観点では非常におすすめできるサービスとなっていますので、興味があればぜひ参考にしてみてください。以下記事に国内で提供している絵本の定期配送サービスの特徴を紹介しています。