3歳までに脳が形成されるという話は有名で、どの家庭でも玩具や絵本、親子のコミュニケーションなどで知育を取り組んでいるかと思います。
ある程度物心がついてくると絵本の読み聞かせは喜んで聞いてくれることも多く、寝かしつけにも有効ですが、知育関連の玩具についてはせっかく買ったのに遊んでくれないという悩みを抱えているかたも少なくありません。
知育玩具は高価な玩具も多く、遊んでくれなかった場合のダメージは大きいですよね。そういった場合に試してみたい手段を7選紹介していきます。
知育玩具で遊ばないときに おすすめの対策7選を紹介
早速、せっかく買ったのに遊ばないという時に試してみたい対応方法について紹介していきます。
いずれも既に購入している玩具があるんだけど、子供が興味を持ってくれない・・という状態での対策になります。
遊び方を親が遊んで教える
特に新生児や乳児に多いケースとして、子供視点で遊ぶイメージが湧いていないという点です。
対応としては実際に親が玩具を使って遊んでいる姿を見せてあげることが重要です。少し成長している場合は一緒に遊んでみることも重要です。
親として教えるという目線ではなく、一緒になって子供として真剣に遊んでみる伝え方がおすすめです。
特に知育玩具は正しく利用することで知育の効果を期待できるため、正しく遊ぶことも非常に重要です。
親でダメなら近い年齢の子供と遊んでみる
他にも同じ年齢の子供と一緒に遊んでみることも効果が期待できます。
興味がある近い年齢の子と玩具で遊んでみる→興味を持って寄ってくる→みんなで遊ぶという流れですね。
まずは遊び方を親が見せる・一緒に遊ぶことで学ぶようにする、ダメだったら子供視点に変えてみましょう。
少し目が届くところから離してみる
一度興味を失ってしまうと、なかなか難しいです。その状態で無理に遊ばせようとすると、更に子供の中で苦手意識が高まってしまい悪循環になってしまいます。
そういった場合は一旦子供の目の届かないところに隠しておくこともおすすめです。
子供の興味は移りやすいので、いま楽しんでいる玩具に対する興味が薄くなってきたタイミングで、知育玩具を使った新しい遊び方を教えてあげることも有効です。
タブレットやテレビの時間は控えめに
タブレットでyoutubeなどの動画アプリを見たり、テレビを見ることは子供は大好きです。
家事の最中などはついつい、タブレットを与えておとなしくしてもらう事もあると思います。
知育玩具の重要な点は「子供が能動的に主体性を持って遊ぶこと」にあります。タブレットやテレビは、どうしても受け身で楽しむ時間を多くなってしまいます。
タブレットやテレビに限りませんが、主体性をもって能動的に遊ぶ時間を増やす事で、知育玩具への興味を持ちやすくなるでしょう。
知育玩具に限らず、普段からお絵描きや、はさみやノリを使った工作遊びなど、能動的な遊びを中心とする時間を作ってあげることも重要です。
玩具を最低限にする
子供に与える玩具は最低限の量にしましょう。様々な玩具が溢れかえっている事ですぐに飽きて次の玩具に興味がうつりやすくなってしまいます。
遊ばなくなった玩具は出しっぱなしにしない、遊ばなくてもすぐに次の新しい玩具を与えないことを普段から意識しておくことが重要です。
本記事の内容は知育玩具に限らず、全般的に通ずる話ですので、一度遊ばなかった場合は遊び方を変えてみたり、親が一緒に遊んでみることで興味をもってもらうようにしましょう。
焦らず気長に待つ
遊ばなかったり、他のお気に入り玩具ばかりで遊んでいると、お気に入り玩具を隠したり、知育玩具で遊ぶことを強制したりしてしまいがちですが、絶対にやめましょう。
子供は一度玩具に対して苦手意識を持ったり、嫌な感情を持ってしまうと、一転好きになって遊びだすのは困難になってしまいます。
繰り返しになりますが、知育玩具は主体的に遊ぶことが重要です。興味がなかったり遊びたくない玩具を無理に遊ばせても意味がありません。
子供の成長は早く、好き嫌いも常に変化していくので、押し付けすぎずに興味が出るような取り組みを親子ですることが重要です。
徹底的に褒める
新しいことが出来たり、本来と違った遊びをした場合などは、とにかく褒めてあげましょう。
子供なりに考えて応用した結果なので、まずは褒めてあげて、異なる使い方をした場合は「こっちのほうが楽しいよ」という形で誘導します。
とにかく発想力が豊かなので、考えもつかないような使い方をすることもありますが、まず褒めることは非常に大事です。
間違っている場合も、途中で静止せずに一段落するまで子供に任せるようにしましょう。
遊ばない知育玩具を選ばないためには
ここまででせっかく買った知育玩具を遊んでくれない場合の対応方法について紹介してきました。
合わせて購入する前に気を付けるべき点も記載します。親御さんだけではなく、プレゼントしたい祖父母の方にもぜひ読んでほしい内容です。
子供が興味を持つ玩具を選ぶ
知育玩具で人気の品の一つがアンパンマン系の玩具です。
機能面で興味を持ちづらい内容だったとしても、アンパンマンのキャラクターが好きなことで遊んでくれる子供も多いです。
こういった遊びはするかな・・?という玩具では上記のような好きなキャラクターや絵柄の玩具を買ってあげることもおすすめです。
いまいち興味を持っている対象が分からない・・という状態であれば、児童館などで積極的に遊ぶ玩具を確認してみましょう。
基本的に子供は新しいもの好きなので、色々興味が移り変わると思いますが、よく遊ぶ行動に注目することが重要です。
視覚的に好きなものと、実際に遊ぶ玩具はズレていることが多いため、おもちゃ屋さんで子供に選んでもらうだけでは情報が足りません。
また親目線で好きな玩具や遊んでほしい玩具を押し付けることは控えましょう。
発達段階にあった玩具を選ぶ
上記で話した内容とも関連しますが、発達段階にあった玩具を与えてあげるようにしましょう。
簡単すぎず、難しすぎず、本人の力で達成感を持てる玩具を選定してあげてください。
発達段階と与える玩具がズレていると、興味も持ちづらくなり、本来期待する効果が得られづらくなってしまいます。
達成感がある玩具を選ぶ
知育観点でも興味においてもお勧めなのが、達成感が得られる玩具を購入してあげることです。
例えば積み木の玩具の場合、一度完成した形を作ってみて子供に作らせてみることや、料理ごっこの玩具で実際に完成するなど具体的なゴールがある玩具を選びましょう。
達成感を得られることで「もう一度」という流れが出来るようになります。
先に記載したとおり、子供の年齢や出来ることに対して難しすぎる玩具を与えることは控えましょう。
苦手意識を持ち達成感を得られないことで、子供が遊ばないことに繋がります。
そもそも玩具遊びが好きじゃない場合
男の子に多いですが、玩具遊び自体が好きではないケースもあります。
外遊びなど他の遊び方が好きなのか、興味を持てる玩具に出会えていないかのどちらかです。
こういった場合は難しいですが、今まで買わなかった種類の玩具を買ってみたり、一人遊びではなく一緒に遊べるタイプの玩具を選んであげるのがよいでしょう。
知育玩具で遊ばないときに試してみたい対策まとめ
今回の記事では、せっかく買った知育玩具で遊んでくれない場合に試してほしい対策を紹介しました。
記事内でも記載している通り、子供が興味を持って自主的に遊ぶことが何より重要です。また成功体験の積み重ねにより、知育玩具の効果や子供の興味の高まります。
無理に遊ばせることなく、気長に興味を持ってくれるように取り組んでみてください。
知育玩具に関するアンケート紹介
最後に本サイトが独自にアンケート集計した知育玩具に関するアンケートを紹介します。
実際に知育玩具を購入した経験のある20~50代の100人によるアンケート結果です。
【調査概要】
調査目的:知育玩具の選び方
実施者:Moment Tech
調査方法:インターネットによるアンケート
調査母数:100人
有効回答数:100件
調査対象者:20~50代男性・女性(知育玩具の購入経験者)
調査実施期間:2020年7月
知育玩具はお子さんが何歳から与えていましたか
やはり知育玩具に触れるタイミングは早いほど良いという部分もあり、0歳・1歳で73%となっています。2歳を含めると90%以上です。
握る・見る・聞くなど0歳から開始できる知育玩具も多いことと、知育効果の期待からなるべく小さい頃から与える事を意識していることが分かります。
知育玩具はどういった観点で選びましたか?
実際にどうやって知育玩具を選んだかという質問に対する複数回答の結果です。
多くの方はおもちゃ屋さんに行って選んだこと、またインターネットや知人・家族からの評判を元に決めていることが分かります。
また知育玩具は祖父母や親類、知人からのプレゼントとして選ばれることも多く、約4人に1人がプレゼントでもらった経験があると回答しています。
知育玩具を選ぶ上で一番重視した点は何ですか?
こちらの回答は「子供が好きそうな玩具」で過半数を占めていました。
知育に効果があってもお子さんが積極的に遊ばないと意味がないことから、子供に合うかどうかを重視している事が分かります。
2点目は知育に効果がありそうかという点です。「知育玩具を選ぶ」という前提のため、当然入ってくる回答ではありますが、子供の興味をまずは優先していることが分かります。
逆に知育に関してはブランドや価格に拘りを持っている人が少ないという点もアンケート結果から分かる内容です。
知育玩具を選ぶ際に困ったことはありますか?
こちらは複数回答で選ぶ際に困ったことについての回答です。
子供が遊んでくれるか、知育観点で何を選べばよいかという悩みを抱えている方は多く、知育玩具を選ぶ観点と近い回答がそのまま課題となっていることが分かります。
また知育玩具は通常の玩具に比べて高価になることも多く、価格面での課題も大きいです。
上記のような知育玩具に関する課題を解決するためにサブスクリプション(サブスク)サービスと呼ばれる月額の定額制サービスも非常におすすめです。
知育玩具のサブスクリプションサービスとは
サブスクリプションサービスでは知育観点でバランスよく選んでくれること、通常の店舗では購入できない知育玩具が対象であること、成長に合わせた玩具が届くなどメリットは非常に大きいです。
膨大なデータによる個別プランニングや、知育プロが選ぶことから課題として大きい「子供が遊んでくれるかどうか」・「知育観点で効果があるか」の2点に加えて、利用しなくなった際の収納面でもメリットがあります。
高価な知育玩具を買ったけど遊ばなかった・・という費用面も不安も無くなります。興味があればぜひ参考にしてみてください。