2015年から言葉としては国内で流行が始まり、今ではすっかり定着した「ミニマリスト」ですが、どうやって始めたらいいのか分からない、どういう生活がミニマリストなの?という声もよく聞きます。
たくさんの物を手に入れても満たされなかったり、多くの物に埋もれて必要な物が見えなくなったりして生きづらさを感じる人たちが増え、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで楽に生きたいと共感が広がっている
ミニマリスト~Wikipedia
私自身もミニマリスト生活をスタートして、今では自分なりの線引きをしてシンプルライフを満喫していますが、いざ始める際には何から手を付けたらよいのか迷った経験もあります。
そういったミニマリスト生活を始めたい方には、既にミニマリストの情報を発信しているブロガーやSNSインフルエンサーをフォローして真似していくのが近道です。
今回の記事では、そういったミニマリストの情報を発信している有名ブロガーやSNSインフルエンサーを紹介していきます。
敬称略。順不同での紹介です。随時更新しています。また既にミニマリストという立ち位置での発信をやめた方も一部含めています。
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ミニマリスト よりこ
こんな人におすすめ
・楽しくミニマルライフを送りたい人
・やらなくてはならない事が多くて辛い人
よりこさんの発信には、一人暮らしOLの等身大の姿が映し出されています。ブログではミニマルライフについての記事、YouTubeでは料理動画やルーティン動画が多い印象です。
丁寧な暮らしではないと謙遜していますが、動画にでてくる料理は、どれも美味しそうでつい見入ってしまいます。
よりこさんが大切にしているのは、ストレスフリーに暮らすことです。そのために、自分の基準で生活をミニマル化しています。
また、「自分の快適水準を下げる」という発想も参考になります。水準を下げると、やらなくてもいい事が見えてくるのだそう。
やらなければならない事を少しでも減らして、できた時間でたくさんの好きなことをする。
動画を見ていると、日々の暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます。「暮らしを好きになりたい人に見てほしい」というコンセプトを元に発信されている方です。
ミニマリスト 森秋子
こんな人におすすめ
・細かい片付けが苦手な人
・片付けをしない子供に困っている人
物の少ない生活をすることで目指したいのは、「回復力の高い家」をつくる事。秋子さんが持ち物をミニマル化するのは、そういった家が最高だとする考え方があります。
片付ける場所が決まっていたり、きれいに整頓されていたりするのは気分が良いけれど、それに縛られると途端に窮屈になってしまいますよね。
また家族で暮らしていたり、子供がいたり、動物を飼っていたり。誰かと暮らしていると、自分だけの都合で環境を整えられないものです。
秋子さんの家では、引き出しの中に物の定位置はありません。あるのは、「すぐに整えられる程度の物数にしておく」というルールだけ。
一旦、バラバラでもぐちゃぐちゃでも良いのです。片付けようと思えば、サッと整えられる。それが秋子さんの言う「回復力」です。
家族みんなが居心地良く過ごせる家を作る。秋子さんオリジナルのミニマルスタイルです。
またミニマリスト関連の書籍も多数発売されています。
ミニマリスト やまぐちせいこ(やまさん)
こんな人におすすめ
・ミニマリストになりたいけれど、殺風景な部屋は少し合わないと感じている人
・心の整理もしたい人
やまぐちせいこさんは、整理収納アドバイザー、ライフオーガナイザーなどの肩書きを持つ、整理整頓のプロです。
10回以上も引っ越しを重ねていますが、前の生活に必要以上に執着せず、いつでも新しい暮らしを、自分の力で組みたてています。
せいこさんの家には、たくさんの物はありませんが、「家族が生活している」ことを感じられる、温かみもあるのです。
日常に溢れている「心を騒つかせ乱す物」に対しても、ミニマル化しています。彼女はこれを「思考の整理」と言っています。
また、ミニマリストとして紹介していますが、せいこさんはミニマリストを名乗る事をやめています。
自分のミニマリズムに誇りを持つがゆえに、価値観の違うミニマリストを、素直な気持ちで見られなくなってしまった。そんなモヤモヤを解消したかったようです。
とは言え、肩書きは捨てても、基本理念はこれまでと同じです。自分にとって大切な人や物に気持ちを注げるように、環境をミニマル化する。それがせいこさんのスタイルである事に変わりはありません。
ミニマリスト Takeru(タケル)
こんな人におすすめ
・ミニマリストになりたいけれど、物の選別がなかなか進まない人
・究極のミニマルライフを実践してみたいというストイックな人
既にミニマリストとして名の通っているTakeruさんですが、また新しい実験を楽しんでいるようです。
その実験とは、映画『365日のシンプルライフ』を実践すること。段ボール箱に物を入れて、全ての持ち物を手放したという環境を擬似的に作ります。
「究極のミニマルライフ」と動画に題されている通り、部屋には何もなく、がらんどうとしています。そして、なんと全裸からのスタート。
まずは防寒と撮影のためにコートを一枚羽織り、しばらくすると、考えを書き留めるためにノートを取り出し…という風に、実際に必要になったものを、その都度増やしていきます。
不要な物を減らしていくという、よくある手法とは真逆の、しかし最も効率的な方法です。
実は数年前までは人生のどん底だったというTakeruさん。この実験を通じて、「ミニマリストという生き方は、人生をより良くする最高の手段だと伝えたい」と話しています。
ミニマリスト しぶ
こんな人におすすめ
・周りに物が溢れかえってウンザリしている人
・優柔不断で、迷うことに時間をかけてしまっている人
実家がお金持ちから貧乏に転落。物が溢れかえった我が家を振り返り、幸せとは物の多さではないことに気づきます。
毎日同じ服を着て、毎日同じことをして、完璧なルーティンの中で生きている、しぶさん。思考をクリアにし、決断の機会を減らす事で、大きなチャンスを逃しません。
一方で、時間を生み出す道具には投資し、自分のために多くの時間を費やしています。
また、冷蔵庫を持たずに済むように、その日に食べられるだけの新鮮なものを買い、自分の足で歩くことで健康を維持しています。
しぶさんの生活スタイルは、一見つましいですが、とても豊かな生活を実践しています。
著書『手ぶらで生きる』にもあるように、身軽に生きることにこだわりを持つしぶさん。幸せに生きることに、それほど多くの物は必要ないということを教えてくれます。
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ミニマリスト すずひ
こんな人におすすめ
・家事をミニマル化したい人
・物を減らしながらお金を増やす方法を知りたい人
雰囲気のあるエッセイのような、すずひさんのブログ。軽快な語り口で楽しく、すらすらと読めてしまいます。
ブログでは、すずひさんがひとつひとつ丁寧に、生活をミニマル化していく様子がうかがえます。
身の回りの物、ワードローブ、家事について、どのようにミニマル化すれば効果が高いか、非常に論理的に考えられています。
中でも、献立のミニマル化は主婦ならではのアイデア。毎日の献立を考える事は、大変な家事のひとつですが、すずひさんが実践している「5週ローテーション献立」や「曜日別ローテーション弁当」などは、とても参考になります。
また、物が存在する意味を深く掘り下げて考察し、自分の心をしっかりと見つめる場面もあります。
「喜びやお金は連鎖していく」と言われている通り、幸せを還元しようと思える余裕を手に入れることは、ミニマルライフの行き着く先なのかもしれません。
ミニマリスト おふみ
こんな人におすすめ
・ゆるりとミニマルライフを送りたい人
・おしゃれに制服化を進めたい人
ミニマリストによくある「私服の制服化」ですが、おふみさんのコーディネートは、どれもおしゃれで、厳格な制服化を感じさせません。着回し上手で、小物も素敵です。
メイクポーチの中身も、少数の上質な物で揃っています。
ミニマリストだと知らなければ、「きっとメイク好きで、家に帰ればもっとたくさんのアイテムが取り揃えてあるんだろうな」という想像をしてしまいます。
こんな風に、華やかで都会的なイメージのおふみさんですが、「落とした靴下を放置するのをやめる」「分けて掃除する事で大掃除をやめる」など、きちんと整った堅実な生活を感じさせる一面もあります。
また、ゆるりとしたイラストにも非常に癒されますブログです。他にもInstagramやyoutubeも人気です。
ミニマリスト 阪口ゆうこ
こんな人におすすめ
・子育てしながらも、生活をミニマル化したい人
・ゆるくミニマルライフを送りたい人
阪口ゆうこさんのブログは、まず目に入るのが、ほのぼのとしたイラスト。
柔らかい口調で、余白を多くとって書かれているので、ゆったりとした気持ちで読むことができます。
厳しく物を減らすのではなく、今の自分に必要だと思うものは無理してなくさない。こどもの教育のために必要だと思えば、世間の波に逆らっても、おこづかいには現金を使います。
2人の子どもを育てている阪口ゆうこさんは、子育て中の人にも、参考になる所が多いです。また、阪口ゆうこさんの家族は、適度な距離を保ちつつ、とても仲良しです。
家族それぞれの「丁度いい」を尊重しているから。阪口さんのミニマルライフは、ゆるくて優しいです。
Instagramでも発信されており、ブログと合わせておすすめです。
ミニマリスト ゆみにゃん
こんな人におすすめ
・お金の節約方法を知りたい人
・時間の節約方法を知りたい人
ご本人曰く、「時短系ミニマリスト」である、ゆみにゃんさん。日常生活において、アクション数が少ないことを重視しています。
生活する中で、自分が嫌だと思ったことをひとつずつ減らしていくのが、ゆみにゃんさんのやり方です。
また、身長146センチと小柄で、小学生の時には、ランドセルの重みで後ろに倒れてしまった事もあるのだとか。そのため、普段から荷物を軽くする事には気をつけているとのこと。
さらにお金の節約や、時間の節約にも積極的に取り組んでいます。
節約は趣味だそうですが、ゆみにゃんさんがミニマリストを続けるのは、「自分がやりたい事に全力を注ぐ」ため。物を減らす事も、時短を選ぶ事も、全てはそこに繋がっています。
ミニマリスト チョコクロ
こんな人におすすめ
・きちんと整理整頓したい人
・子ども部屋の片付けに悩んでいる人
なんでもかんでも、欲しいと思えばすぐに買っていたという、チョコクロさん。
使いきれない程のメモ帳、100枚以上あるポストカード、そして一生分のマスキングテープがあったそうです。
ブログでは、家の各場所について、整理収納の様子をずらりと綴っています。
中でも、子ども部屋の収納は、非常に参考になります。チョコクロさんが実践しているのは、子どもが自分で片付けられる仕組みをつくること。
「片付けなさい!」と怒るより、あきらめて親が片付けてしまうより、最も有効で子どもが成長する方法をブログ内容から知ることが出来ます。
「気分が上がる収納を見るのが小さな幸せ」というチョコクロさん。「捨てた物、捨てるべき物」という言葉より、「お気に入りの」という言葉が多く目につきます。
堅苦しくせず、リラックス。お気に入りを紹介する時のハートマークが、チョコクロさんの幸せなミニマルライフを映しています。
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ミニマリスト エリサ
こんな人におすすめ
・ミニマリストになりたいけど、見た目の華やかさも諦めたくない人
・白を基調としたかわいい部屋が好きな人
美容やおしゃれにもこだわりのある、エリサさん。「おしゃれなミニマリストは?」と聞かれて思い浮かぶ人の一人です。
白を基調とした、柔らかく女性らしい部屋で、一般的なミニマリストのイメージを変えてくれます。
また服のミニマル化についても、多く発信しています。部屋に置かれた10着ほどのワードローブには、彼女のこだわりが詰まっています。
著書『トランクひとつのモノで暮らす』には、まず「自分の棚卸しをしよう」と書かれています。
片っ端から物を捨てていくのではなく、自分の好きな物や事を、書き出したり人に話したりすることで、自分にとって本当に大切なものを見つめていく内容です。
エリサさんが実際に持っている物も具体的に書かれているので、自分に置き換えてミニマルライフを想像する事ができます。
ミニマリスト ゆみい
こんな人におすすめ
・お金は少なくても、ゆったりとした気持ちで暮らしたい人
・日常生活の中に、小さな幸せを見つけたい人
派遣社員として働き、猫を飼って暮らしている、ゆみいさん。アラフィフなのですが、何とも可愛らしい声の持ち主です。
「綺麗なものを見ると若返る」とネイルを欠かさずに塗ったり、おやつに「ヤングドーナツ」を食べて喜んでいたり。随所に可愛らしさを感じます。
また、生活感を隠さず、ありのままを見せてくれる動画に、親しみを覚えます。失敗も多いのですが、そこはご愛嬌。完璧でないところもいいのですね。
節約もされているそうですが、食事はどれもたっぷりで美味しそう。「少ないお金でも心豊かに暮らしたい」と、今の暮らしを心から楽しんでいます。
ミニマリスト トミー(Tommy)
こんな人におすすめ
・ミニマリストになりたいけれど、何もない部屋は寂しいなと思う人
・丁寧な暮らしに憧れる人
シンプルで心地良い暮らしを楽しんでいる、Tommyさん。温故知新をモットーに、新しいものも取り入れています。
特に、アレクサの導入は、生活をハイテクで時短なものにしています。
しかし、Tommyさんは効率だけを重視しているわけではありません。
鍋を使って米を炊いたり、クイックルワイパーや水拭きで掃除をしたり。ミニマルながらも、丁寧に暮らしたいという気持ちを感じます。
また、家具に関しては、自分でベッドをデザインして作ってしまう程のこだわり。市販では見かけないデザインで、見事にホテルライクを実現しています。
様々な提案をしつつ「全てを真似しても快適にはならない」と発信されており、あくまでも自分の基準で物を選ぶ事が重要。
世間の当たり前ではなく、自分が快適に過ごせるように物を選ぶ。それが、Tommyさんがミニマルライフで大切にしている事です。
ミニマリスト あやじま
こんな人におすすめ
・スマホの中をすっきり整頓したい人
・自分の基準で、生活をミニマル化したい人
あやじまさんは、「デジタル・ミニマリスト」と自己紹介している通り、スマホの中のミニマル化を推進しているミニマリストです。
様々な事がスマホで完結する時代となっており、スマホを使って人生を変えていこうとする考え方があります。
そんなあやじまさんの部屋ですが、「スマホ以外のものは一切ない」というわけではありません。
最小限にはこだわらず、自分が心地よいと感じる量を持つのが、あやじまさんのミニマルスタイル。
最低限まで削ぎ落とすのはミニマムであり、最適化を図るのがミニマルであると、彼女は定義します。
初めは難しくても、自分と向き合う時間が大切です。
「いかに物を減らせたかに固執せず、自分の軸を見つけることで、心の豊かさを感じる機会を増やしていける」と、あやじまさんは伝えています。
ミニマリスト かぜのたみ
こんな人におすすめ
・旅をして暮らしたいと思っている人
・理想の生活はあるけれど、なかなか一歩踏み出せない人
雑多な日常に紛れず、風のように生きる。かぜのたみさんは、女性の部屋とは思えない程、さっぱりとした物の少ない部屋で暮らすミニマリストです。
アウトドア用品なども取り入れ、軽量でミニマムな生活を送っています。
彼女の理想は、固定の家を持たず、身軽に、まさに風のように生きること。そこで、積極的に旅に出て、「家を持たない生活」というのも試されています。
まずはバッグの中身や身につける物について整理し、自分の目指す生き方をしてみる。
その中で、必要な物とそうで無い物がはっきりとさせる考え方で、部屋の中の物を減らすのは、それからで良いと発信しています。
「身軽になって何がしたいのか」という事を考えて、まずは行動しよう。それが、かぜのたみさんが提唱する素敵なミニマムライフです。
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ミニマリスト きき(kiki)
こんな人におすすめ
・家事を効率よくこなしたい人
・無理せず暮らしをより良くしたい人
三児の母であるkiki さん。パートにも出ながら、大忙しの日々を送っています。
ご自身で「ズボラ主婦」と言っているだけあって、YouTubeやSNSには、効率的に家事をこなすための工夫が盛りだくさんです。
kikiさんにとって、ミニマリズムはとても大切な成長過程でした。仕事、家事、子育てと、彼女には多くのタスクがあり、まずは物を減らして、環境を整える事が必須だったのです。
ミニマルライフを実践することで、「自分の本当に大切な物や生き方を選ぶ事ができた」とkikiさんは言います。
「ミニマリストであることにこだわらずに、自分の人生を選びとって行きたい」と考え、ミニマリスト自体はやめてしまいましたが、「暮らしを無理なくスムーズ」にという理念は変わりません。
ミニマリズムのその先を生きる、kiki さん。チャンネル名も変えて再出発しています。
ミニマリスト あつし
こんな人におすすめ
・つい見栄を張って、浪費してしまう人
・物質主義の価値観を変えたい人
見栄のための消費で、借金まで作っていたという、あつしさん。「捨てるべきは物欲より見栄だ」と発信しています。
あつしさんは、ミニマリストを目指す人に、まずはその思考を学ぶことを奨めています。
上辺だけ真似をしても、本質が理解できていないと、簡単にリバウンドしてしまうからです。
また、物だけでなく、体内の断捨離にも力を入れています。デトックスはもちろん、体に不要な物は摂取しません。そしてなんと、泥を飲んでいるというから驚きです。
これだけ聞くと、相当ストイックなミニマリストなのだろうと思ってしまいますが、意外にも、「ミニマル化は完璧でなくていい」という考え方です。
余計な物を買ってしまうこともあれば、無為に時間を過ごしてしまうことだってある。
それでも、「とにかく少しでも行動すれば、それでミニマル化は進んでいる」と発信しています。
ミニマリスト 筆子
こんな人におすすめ
・世界基準のミニマリズムに触れたい人
・自分の気持ちや時間を大切にしたい人
筆子さんのブログには、自らが実践しているミニマルライフについてだけでなく、TEDTalksというサービスの講演動画も、多く載せられています。
世界規模のサービスで、著名人も多く参加しており、大変レベルの高いプレゼンテーションに触れる事ができます。
動画は英語で流れますが、心配御無用。筆子さんの抄訳(原文の一部を翻訳したもの)付きなので、英語がわからなくても、内容を理解することができます。
筆子さんは.「価値観が多様化する中で、ミニマリズムはごく少数の人が行なうひとつの趣味にすぎない」と、考えています。
しかし、それが本当に自分らしく生きるためのひとつの手段であるのも、また事実です。
筆子さんのミニマルライフは、自分自身を大切にする生き方。ミニマリズムの本質を理解して実行すれば、「社会の変化や困難に強い人間になれる」と信じています。
ミニマリスト 佐々木典士
こんな人におすすめ
・物や情報が多くて、疲れている人
・本当の豊かさとは何か、知りたい人
著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』がベストセラーになった、佐々木典士さん。ミニマリストたちの間でも、よく読まれている名著です。
そんなミニマリストの憧れとも言える佐々木典士さんですが、かつてはいわゆる汚部屋に住んでいたというから驚きです。
物や情報が溢れかえる社会で、自分を見失っていたのだそう。「身の回りを最小化する事で、本当の豊かさに気づけた」と佐々木典士さんは伝えています。
佐々木さんが考えるミニマル化の目的は、自分の大切なものを発見すること。
彼の本やブログからは、その人生を変えてきたミニマリズムの真髄を、享受することができます。
ミニマリスト mami dot.
こんな人におすすめ
・好きなものに囲まれて暮らしたい人
・ゆっくりと吟味しながらミニマル化していきたい人
10畳を持て余すほど、すっきりとした部屋で暮らす、mamiさん。「暮らしが趣味」という言葉が素敵です。
そんなmami さんも、実家暮らしの頃は、たくさんの物を持っていました。それらを少しずつ手放すことから、mamiさんのミニマルライフが始まっています。
まず、何となく置いていた物がなくなり、自分の好きなものが明確になりました。好きな物だけを残しているので、物を大切にするようにもなったそうです。
さらに、部屋が整うと他のものも整えたくなり、お金の勉強もしました。
いったん物が減ったら、次はお気に入りを集めるステージ。もともと物が好きなmami さんは、どんどん楽しくなっていきます。
だんだんと自分の感性に従って心を満たす暮らしが実現できるようになったとのこと。
「自分に正直に、やめる・手放すを決めましょう」とmamiさんはアドバイスします。自分の好きを大切にすることは、mamiさんのテーマ。
「これからも、お気に入りに囲まれて、自分らしい暮らしをしていきたい」と、mamiさんは話しています。
ミニマリスト みきおー
こんな人におすすめ
・家族のためにも、環境を整えたい人 ・一歩ずつミニマル化を進めていきたい人
以前は何の考えもなく物を増やしていた、みきおーさん。
ミニマリストになって、「自分にとって大切な物が浮き彫りになった」と言います。彼女にとって大切なものとは、「家族との時間」です。
家族の話に集中できるように、ゆっくりと話せる環境を作ること。自分自身が笑顔でいること。そのために、ごちゃごちゃとした生活を、ひとつずつミニマル化していきます。
また、家計の最適化も、心掛けていることのひとつです。それは、本当に大切な人やタイミングにお金を遣うため。
心から贈りたいと思える余裕を持つために、普段の生活を見直しているのだそうです。
みきおーさんのミニマルライフの中心には、いつも家族の存在があります。
家族を大切にする事が、みきおーさん自身の幸せに直結し、ミニマルライフを続ける理由になっているのですね。
ミニマリスト Odeko
こんな人におすすめ
・片付けてもまた買って、リバウンドをしそうな人 ・家族がいてもミニマリストになる方法を知りたい人
「物を捨てられない家族がいる。だから片づかない。」そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃいますよね。Odekoさんは、家族のいるアラフォー主婦。物を捨てられない夫がいても、自分のスペースだけは聖域として守る「はんぶんミニマリスト」です。
もともとは部屋を全く片付けられない、浪費家です。ミニマリストの思考を知り、心も体もスッキリとした状態で過ごせるようになりました。物を減らしてからは、心もお金も整う暮らしを実現しています。
物欲に勝つ魔法の言葉は「とりあえず買わない」、買うときは「これを買うと明日の自分は幸せか?」を自問する。捨てられないときにこそやってみてほしいことなど、主婦目線で生活に密着したミニマリスト思考を教えてくれます。
良いものの情報であふれかえっている世のなかで、どう考えれば物欲と戦えるかを具体的に教えてくれますよ。 ゆるっとしたアイコンの絵柄は、ミニマリストへのハードルを下げてくれますね。
ミニマリスト Nozomi
こんな人におすすめ
・乳幼児がいても、きれいな部屋で暮らしたい人 ・物や家事をへらし、家族や自分の時間をふやしたい人
「乳幼児がいてもスマートな暮らし」が発信コンセプトのNozomiさん。
YouTubeやInstagramでは、乳幼児がいながらホテルのように美しい部屋の映像に「衝撃を受けた。」とのコメントが数多くついています。
「家族との時間や自分の時間をふやすために、物やムダな家事の時間をへらす。」Nozomiさんが大切にしているのは、家族と自分のための自由な時間です。
「手放した家事7選」「洋服は1年で3着」「子連れで荷物をへらす方法」「メイク3分ヘアケア5秒」子どものいるご家庭では、知りたいタイトルばかりではないでしょうか。
YouTubeではNozomiさんの部屋の紹介ツアーや、子ども用品の詰まったプレイルームの動画も公開。
見ている人自身の大事にしたいことや、手放したいことへのヒントがきっと見つかりますよ。
ミニマリスト オノチャンⅠミニマリスト
こんな人におすすめ
・押入れや畳のある部屋でシンプルに暮らしたい人 ・子どもが走って遊べるくらい、部屋の余白をつくりたい人
2021年後半からミニマリストになった、団地暮らしのオノチャンです。
住んでいるのは押入れと畳のある、昔ながらのお部屋。見とおせる範囲にほとんど物がないため、部屋がとても広く見えます。
はじめて家のようすをみた人は「子どもの遊ぶものが少ないのでは」と心配になるかもしれません。
圧倒的に物が少ない暮らしをするメリットは、子どもが家の中で元気に遊べること。走ったりボールを投げたりしても安全なため、お母さんが子どもを叱る回数が激減します。
子育て世帯こそ物を減らすと、生活がしやすくなるのでしょう。スペースが広ければ、子どものおもちゃも散らかっている感じが全くしません。スペースのゆとりは気持ちのゆとりにつながりますね。
日用品の買い物も、まとめて月に1回に。まとめ買いのチェックの仕方や棚にしまう前の処理、各部屋に持っていく手順もとても簡単。スッキリとした部屋での生活は、すべての家事が短時間で終わります。
オノチャンのミニマリスト思考があれば、どんな部屋でも快適に暮らせるのでしょう。シンプルかつとても現実的な暮らしを見せてくれます。
ミニマリスト あぽん
こんな人におすすめ
・ざっくりとした性格でも、ミニマリストになりたい人 ・自分を大事にする気楽な暮らしを知りたい人
汚部屋出身のアラフォー、ざっくり主婦。あぽんさんの著書『捨てて気楽に暮らす』は累計1万部で大人気。物を減らした結果、自分を大事にできる気楽な暮らしにつながった経験を発信しています。
普段はまわりからの評価や家族のことを優先し、自分の気持ちにフタをして過ごしている人も多いですよね。
あぽんさんが大事にしているのは、まずは自分がどうありたいか。
あぽんさんはミニマリストになり、物と思考を整理することで人生が好転していきます。恥を捨ててやりたいことを声にした結果、現在ではメーカーとのコラボバッグや靴、ジュエリーも販売。
ミニマリストになり物を減らすと不安が減り、見栄を捨てると自分の気持ちを素直に表現できるようになる。肩の荷を下ろして自分を大事にする暮らし、してみたくなってきませんか。
ママ友との付き合い方から地味ご飯、ボロい下着の話まで日常の話も赤裸々に公開中です。
ミニマリスト かおなし
こんな人におすすめ
・家族のためにも、環境を整えたい人 ・一歩ずつミニマル化を進めていきたい人
朝は子どもが散らかした物の片付けからスタート、というご家庭も多いのではないでしょうか。余裕がなくて片付けをせず、散らかしっぱなしということもありますよね。
「子どもたちは自分のことを、自分でやる。親はその仕組みづくりをめざす。」主婦ミニマリストかおなしさんは物の量と場所の見直しをした結果、子どもが自分で部屋を片付けられるようになってとても驚きます。
子どもが片付けやお手伝いをしたがったときも、散らかっていては子どもに任せづらいですよね。
子どもの物は全て子供部屋へ。シンプルですが、親の都合もありなかなか徹底はできません。子どもの服やランドセル、勉強道具などをリビングに置いているご家庭も多いのではないでしょうか。
子どもの片付けをサポートをしたいと考えるご家庭は、必見のミニマリストです。 かおなしさんから、片付けと子どもの自立を促すミニマリストの考え方を学びませんか。
ミニマリスト ショコラ
こんな人におすすめ
・家族のためにも、環境を整えたい人 ・一歩ずつミニマル化を進めていきたい人
ショコラさんは息子に大量に物を残しては迷惑がかかると、老いを感じるまえに「老前整理」をはじめます。
「ソファやテレビがない生活なんてイヤ。毎日ちがう服も着たいし、毎日ちがう素敵な食器でご飯が食べたい。」と、物の数を減らしながらも自分の好きなスタイルを確立していきます。
ショコラさんが生きてきた10代は、物の豊かさがない時代です。物が増えることに年々、幸せを感じてきた世代だといいます。
60代以上の人たちが、物を減らすのに抵抗があるのも、理解できるのではないでしょうか。
ショコラさんは「思い出の品があることは幸せ。無理に減らす必要はない。」といいます。ショコラさんのシンプルで大好きな物に囲まれた暮らしを見れば、前向きに老後の準備と心構えができますよ。
60歳からはじめたブログ「60代一人暮らし大切にしたいこと」は、慎ましくも毎日を自由に過ごす様子が読者にとても支持されています。
現在ではミニマリストとして書籍を4冊も出版している、大人気ブロガーです。
ミニマリスト ハピコ
こんな人におすすめ
・家族のためにも、環境を整えたい人 ・一歩ずつミニマル化を進めていきたい人
ハピコさんは「のんびり楽しく生きたい」と言い切っている、主婦ブロガー。
新婚当初に夫婦そろって浪費家のため貯金がなく、さらに夫婦で合計500万円の奨学金を借りていたため不安を感じ、支出の見直しをはじめました。
「今を生きる。ワクワクして嬉しいと思うことにお金を使う。」ハピコさんはこの考えをとても大切にしています。
今を我慢して将来にむけてお金をためても、ずっと苦しいだけですよね。自分たちの若さや子どもが小さいときは今しかありません。
日常の生活を拡大するのではなく、コンパクトな生活へ。無いものばかりを意識すると物が足りないと、不安に思う毎日を過ごすことになります。
あるものに視線を向ければ、どんどん足りると思える現実がやってきます。
自分の考えかたのクセを知り思考を変えてあげれば、家計や物の量、心も整います。 かわいらしい絵柄のアイコンとハピコさんの穏やかな文章は、「あなたも貯金系ミニマリストにきっとなれるよ。」と背中をそっと押してくれるでしょう。
ミニマリスト紹介 まとめ
一言で「ミニマリスト」といっても、それぞれ多種多様な考え方があります。
出来る範囲で実施する「ゆるミニマリスト」からシンプルな部屋作りを進める「シンプリスト」など様々な表現がありますが、いずれも物を少なくして生活を豊かにしていこうとする考え方です。
今回紹介した方々を参考に、自分の性格に合っている方やなりたいミニマリスト像に近い方を参考にしつつ、ミニマリスト生活を満喫してみてください。
またミニマリストの考え方は節約をする上でも非常に重要です。
以下に節約観点で記載した「ミニマリスト生活の節約術」をまとめますので、合わせて見ていただけると嬉しいです。
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