音楽の定額聞き放題サービスとなるサブスクリプション(サブスク)、様々な料金帯や無料・有料サービスのどれを選んだらいいのか分からない・・という方が多いと思います。
実際には各サービスによって、配信コンテンツの違いから機能の特徴、料金プランまでさまざまな違いがあります。
「はじめて音楽サブスクサービスに入ろうと思っている」という人や、「なんとなくiPhoneだからAppleMusicに入ってる」という人まで、一度この記事を読んでみて本当に自分に合う音楽サブスクサービスを探してみてください。
記事を読み進めていくことで、音楽サービスの選び方から、各サービスの特徴まで細かく知ることができます。
音楽のサブスクってなに?

音楽のサブスク(サブスクリプション)は、毎月定額の料金を支払うことで、サービスに加入しているアーティストの音楽が聴き放題になるサービスです。
以前までは曲ごとに200~300円を支払って聴くケースが一般的でしたが、聴き放題サービスが一気に普及したことで、「聴き放題に入って色々な曲を聴く」スタイルに変化しました。
曲購入に支払っていた料金が安くなるだけではなく、以下のようなさまざまなメリットがあります。
- 好きなアーティストの曲が聴き放題になる
- 普段聴いている曲からオススメされた新しいアーティストを知ることができる
- 新曲も対象なため、新しい曲をいち早く聴くことが出来る
特にオススメなのは、レコメンド機能と呼ばれている「普段聴いている曲からオススメしてくれる」機能が搭載されていることです。
自分の興味のある曲を聴けば聴くほど、好みを学習してくれて自分にあったアーティストや曲をオススメしてくれるようになります。
音楽サブスクの最大の特徴は、新しい音楽に出会うことができる部分だと言えるでしょう。
また音楽サブスクは「ストリーミング再生」と呼ばれる、都度通信しながら聴く方式になりますので、そちらも押さえておきましょう。
ストリーミング再生のメリット

サブスクリプションサービスは主にストリーミングと呼ばれる再生手段で聴くのが一般的です。
スマホなどに曲を保存せず、再生する度に通信を行い一時的にダウンロードしながら音楽再生する手法を指します。
ストリーミング再生は、曲を事前にダウンロードしておかずに聴けるのがメリットです。再生用のキャッシュなどにも端末の容量を使うので、空き容量は確保しておきましょう。
ストリーミング再生のデメリット
一方デメリットとしては、再生ごとに通信するため通信料がかかってしまう点です。
通信量を抑える設定では音質が下がることがあります。ただし、ストリーミングでもロスレスに対応するサービスがあり、ダウンロードより必ず音質が低くなるわけではありません。
さらに通信が出来ないような場所では、そもそも聴くことができません。
ただしサブスクサービスでもダウンロードして聴くことも可能なサービスがあるため、移動時などwifiがある場所以外で聴くケースが多い方は、ダウンロード機能があるサービスを選択しましょう。
ダウンロードできるかどうかは、この後の各サービス紹介時にも解説しています。
サブスクリプションサービスのデメリット
ここまで説明した通り、音楽のサブスクサービスには購入に比べたメリットが非常に大きいですが、デメリットについても合わせて解説しておきます。
- 契約終了すると音楽が聴けなくなる
- 聴くスタイルによっては支払いが高くなってしまう
解約後に有料特典が使えなくなる時点は、サービスや契約条件によって異なります。たとえばSpotifyは、有料契約なら次の請求日までPremiumを利用でき、無料体験中に解約した場合はすぐにFreeプランへ切り替わります。解約後も広告付きで聴けるサービスがあるため、利用条件を確認しておきましょう。
また毎日好きな特定のアーティストや曲を繰り返し聴いている場合は、結果的に曲単位の購入に比べると高く支払うことになったというケースも出てきます。
普段聴かないような音楽に出会えるメリットも大きいですが、デメリットも踏まえた上でどちらが自分に合っているか検討することをお勧めします。
定額サブスク音楽サービスの選び方

自分の好きなアーティストやラインナップであるか
サービスによって取り扱っている楽曲が異なります。
邦楽・洋楽などの好きなジャンルの楽曲は充実しているか、自分がよく聞いているアーティストは含まれているか等を事前に見て契約するようにしましょう。
サービス料金設定は妥当か
各社ともに有料プランは毎月1000円前後で利用できる価格帯となっています。
サブスクリプションサービスには無料・有料のプランがあり、有料プランの料金もサービスによって様々です。
サービスによって学割やファミリープランなど、利用環境によっては安く利用できる料金プランもあります。学生の方は学割があるサービスを選択することをお勧めします。
また価格だけではなく曲数や他項目も含めて比較した上で妥当な金額かをチェックするようにしましょう。
提供される音質を確認
ストリーミング再生のデメリットで記載した通り、音楽サブスクリプションサービスでは、音楽ファイルの容量が抑えるために圧縮して音楽配信しています。
ビットレートは、1秒あたりの音声データ量をkbpsで示したものです。圧縮率そのものではなく、配信形式が違うサービスを数値だけで比べることはできません。
高音質にこだわる方は、ロスレスやハイレゾへの対応も確認しましょう。手持ちのヘッドホンやスピーカーで、その音質を再生できるかもチェックするのがおすすめです。
オフライン再生が可能かどうか
主要なサービスでは実装されている機能ですが、 ストリーミング再生のデメリットを無くすために、ダウンロード機能を提供しているサービスを選択しましょう。
各サブスクサービス個別の機能をチェック
LINE MUSICは楽曲をユーザー間でシェアしたり、着信音に設定したりと個人で聴く以外の機能の充実しています。
またAppleやGoogleが提供している音楽サブスクサービスはアプリストアと連動しており、支払いが簡単でまとめることが出来たりアプリが一つで完結するメリットもあります。
この記事の後半で各社の特徴をまとめていますので、参考にしてみてください。
無料お試し期間があるか
サービスによっては無料お試し期間を提供しているところも多いため、まずはお試し期間で試してみることをお勧めします。
日常利用するサービスになるため、音楽プレイヤーや、曲を探す際の使い勝手が合うかどうかは非常に重要なポイントです。
今回説明しているサービスの選び方の内容を参考にしつつ、自分に合っているかどうかを実際に使ってチェックするようにしましょう。
サブスク定額音楽サービスを徹底比較
各種プランや料金、お試し期間など比較
| サービス | 月額税込 | 無料プラン | 曲数 | お試し期間 |
|---|---|---|---|---|
| amazon music | 600円(Amazonプライム会費) ※年額5,900円 | 無し | 1億曲以上 ※主にシャッフル再生 | 30日間 |
| Amazon Music Unlimited | 1,180円 ※プライム会員は1,080円 ※プライム会員向け年額10,800円 | 無し | 1億曲以上 | 30日間 |
| Apple Music | 公式料金ページで確認 | 無し | 1億曲 | 1ヶ月 |
| AWA | Web:学生480円/一般980円 アプリ決済:一般1,080円 ※年額はWeb9,800円/アプリ10,800円 | 有り | 2億曲以上 | 1か月 |
| LINE MUSIC | LINE STORE:学生480円/個人980円 アプリ決済:学生580円/個人1,080円/ファミリー1,680円 ※年額はLINE STORE個人9,600円/アプリ個人10,800円・家族16,800円 | 試聴(プラン未登録は最大30秒) | 1億曲以上 | 初回1か月 ※利用履歴による条件あり |
| Spotify | 公式料金ページで確認 ※年間プランあり | 有り | 1億曲以上 | Standard・Student:対象の新規利用者は1か月 ※その他のプランは申込み時の案内を確認 |
| dヒッツ | 690円 | 無し | 非公開 ※プレイリスト再生+myヒッツ(月10曲登録) | 初回31日間 ※無料期間延長キャンペーン適用時 |
| TOWER RECORDS MUSIC(サービス終了) | 旧掲載:980円 | サービス終了 | 旧掲載:7000万曲 | 新規利用不可 |
| Youtube Music | 1180円 | 有り | 8000万曲 | 1か月 |
| KKBOX | 980円 | 有り | 1億曲以上 | 1か月 |
※Amazonプライム、Amazon Music Unlimited、AWA、LINE MUSIC、dヒッツの料金は2026年10月7日確認。TOWER RECORDS MUSICはサービス終了の公式案内が掲載されているため、同サービスの料金や曲数は掲載当時の記録として残しています。
曲数について
曲数については、カラオケの曲などをカウントしているケースもあり、実際のサービスをチェックしてみるのがオススメです。
無料体験には、新規利用者などの条件があります。提供中のサービスの申込み画面で対象と期間を確認し、自分が好きなジャンルやアーティストがいるかチェックしてみましょう。
無料プランについて
サービスによっては、無料プランで一部やフル楽曲聴き放題を提供しています。
無料プランはプレイリスト再生のみやフル再生不可・広告有りなどの制限があるため、各サービスの無料プラン制限を確認してみてください。
無料プランでフル再生を楽しみたい場合は、広告などの制限があるもののSpotifyが候補になります。LINE MUSICは、プラン未登録の場合の楽曲試聴が最大30秒です。
料金プランについて
学生の方は通常料金の半額程度で利用できるため学生プラン有りのサービスに加入推奨です。
安定のAppleMusicかLINE機能との親和性が高いLINE MUSICをお勧めします。無料からの切り替えであれば使い慣れているSpotifyも選択肢に入ってきます。
またファミリープランは家族で共用して使えるプランであり、個人ごとにサービス契約するより安く済みます。
家族で利用したい方はファミリープラン有りのサービスを選択しましょう。
機能面比較
| サービス | オフライン再生 | 音質(配信形式・最大品質) | 歌詞 |
|---|---|---|---|
| amazon music | 対象プレイリストのみ | 標準音質(最大320kbps) | 〇 |
| Amazon Music Unlimited | 〇 | HD/Ultra HD(最大24-bit/192kHz) ※対応プラン・楽曲・機器に限る | 〇 |
| Apple Music | 〇 | ロスレス/ハイレゾロスレス(最大24-bit/192kHz) ※対応楽曲・機器・接続方法を確認 | 〇 |
| AWA | 〇 | 320kbps | 〇 |
| LINE MUSIC | 〇 | 320kbps | 〇 |
| Spotify | 〇 | Premiumの対応アプリ:ロスレス(最大24-bit/44.1kHz) Web Player:AAC 256kbps | 〇 |
| dヒッツ | 〇 | 320kbps | 〇 |
| TOWER RECORDS MUSIC(サービス終了) | 現在は利用不可 | 現在は利用不可 | 現在は利用不可 |
| Youtube Music | 〇 | Music Premium:最大256kbps(AAC/OPUS) | 〇 |
| KKBOX | 〇 | 320kbps | 〇 |
※音質はプラン、楽曲、アプリや再生機器などによって異なります。ビットレートとビット深度・サンプルレートは別の指標のため、数値だけで比較しないようにしましょう。
機能面の比較について
ダウンロード機能は、有料プランや対象楽曲などの条件があります。Amazon Music Primeは対象プレイリストに限られるため、使いたい機能が自分のプランで利用できるか確認しましょう。
YouTube Premiumのように有料化することでダウンロード利用可能となるサービスも存在します。
音質の違いは多少サービスによって差が出ていますが、256kbpsと320kbpsはほぼ気にならないレベルで、音質に極端な拘りがない方は気にする必要はないかもしれません。
各サブスクサービスの特徴比較
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| amazon music | Amazonプライム他サービス特典が利用可能 Alexaとの相性が良い |
| Amazon Music Unlimited | Alexaとの相性が良い Amazon Echo持ちの場合は特別プランあり プライム会員の場合はお得なプランあり |
| Apple Music | 各種Apple製品との相性が抜群 iTunesアプリで聴けるため通常購入や取り込み曲と合わせて管理できる iPhoneユーザーの場合は決済が楽 レコメンド系の機能が優秀 プレイリストが豊富 洋楽に強い |
| AWA | イコライザー機能あり サービスが長く使い勝手に定評あり |
| LINE MUSIC | 着信音設定やシェアサービスなどLINEアプリとの親和性がある ※CLOVAデバイスの音声アシスタントは2023年3月30日終了 |
| Spotify | レコメンドが優秀、UIに力を入れており使い勝手が良い 洋楽に強い プレイリストが豊富 |
| dヒッツ | J-POPに強み、低価格でプレイリスト視聴が中心 |
| TOWER RECORDS MUSIC(サービス終了) | サービス終了。以下は掲載当時の特徴です。 J-POPに強み 10万曲以上のMV見放題 |
| Youtube Music | YouTube Music Premiumは、音楽を広告なし・バックグラウンド再生できる YouTubeの音楽動画などをプレイリストに追加して楽しめる ※YouTube動画全般の広告なしなどはYouTube Premiumの特典 |
| KKBOX | K-POPやC-POPなどアジア系の楽曲に強み アジア系のプレイリストも充実 オリジナル機能「Listen With」あり |
※YouTube Premiumに加入するとYouTube Musicも利用可能です。
結局どのサブスクサービスを選べばいいの?
とりあえずここまで見てみたけど良く分からない・・・という方向けにお勧めのサービスを紹介します。以下に当てはまったら無料体験から始めてみてください。
- とにかく曲数が多い音楽サービスに入りたい→Apple Music
- やっぱり無料でフル再生を楽しみたい→Spotify
- 学生または家族利用予定→Apple Music
or LINE MUSIC or Spotify
- Amazonサービスやデバイス利用中→amazon music or Amazon Music Unlimited
- LINE MUSICの着信音やプロフィールBGMを使いたい→LINE MUSIC
※CLOVAデバイスの音声アシスタントは2023年3月30日に終了しています。 - ChromeCast利用中→Youtube Music
- LINEアプリの利用頻度が高い→LINE MUSIC
- 邦楽を中心に聞く→dヒッツ
※TOWER RECORDS MUSICはサービス終了しています。 - K-POPやアジア系の楽曲を中心に聞く→KKBOX
- 特に拘りないけどスマホと親和性の高いサービスを使いたい(iPhone)→Apple Music
- 特に拘りないけどスマホと親和性の高いサービスを使いたい(Android)→YouTube Music
- Youtubeをよく見る→YouTube Premium
- レコメンドで聴く音楽の幅を広げたい→Apple Music
- プレイリストを聞き流ししたい→Spotify
音楽の定額聞き放題 サブスクサービスランキング
定額制音楽サービスの利用状況を調査した結果を引用したものです。
グラフ上はPrime Music(amazon music)が抜けているように見えますが、Amazonのサービスは宅配サービスにMusicや動画サービスが付与されることから認知および利用率が高い結果です。
2番手のSpotifyは無料提供しているため、利用者が多い部分が大きいと考えられます。
2020年12月に20〜30代の男女6,642名を対象に実施され、2021年1月に公表された調査では、利用サービスの1位がApple Music、2位がAmazon Music、3位がSpotifyという結果でした。この調査の対象である20〜30代で、当時利用の多かった3サービスとなっています。
まとめ
今回の記事では、音楽サブスクの解説から選び方、各サービスの特徴まで紹介してきました。
記事の中盤に記載されている、ケース別のおすすめサービスも合わせて参考にしてもらい、自分に合うサービスが見つけられれば嬉しいです。
また音楽系以外のサブスクリプションサービスも様々なサービスが提供されており、人気が高まっています。気になった方には以下記事をチェックしてみてください。

